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靴下を履いて寝ると風邪をひく? [健康]

これまた無知の知※自分が無知であることを知ること、であった。

「靴下を履いて寝ると風邪をひきやすくなる」という記事→。 http://news.ameba.jp/20150327-395/

暖房費ゼロ円を心掛けている私はこの冬、靴下を履いて寝ていた。就寝用靴下もあることを知った。今度の冬にはそれを活用しようと思う。それにしても寒い、周囲でも風邪をひいている人もいる。十分気をつけましょう。

以下はマイナビスチューデントより転載記事です。


暦のうえでは春なのに、まだまだ厳しい寒さが続く。「足が冷たくて眠れない」と、普段用のクツ下をはいて寝るひとはご注意あれ、暖かいはずがかえってカゼをひきやすくなってしまうからだ。

眠い赤ちゃんの手足が温かくなるのは、体温を下げて眠る準備をしているからで、手足が放熱器の役割を果たし温度が上昇する。足を温めると寝つきが良くなるのは確かだが、クツ下をはいたままでは足からの「温度調整」がうまくできず、フトンをはいだり寝相が悪くなったりと、カゼをひく原因になってしまうのだ。

■手足が温かくなるのは、体温を下げるため

冬眠してしまうカエルやヘビと異なり、ほ乳類は自分で熱を作り出すため環境の影響をあまり受けずに済む。1年を通じて活動できるのはありがたいのだが、体温を維持するために多大なエネルギーが消費されている。

ダイエット話に必ず登場するカロリー(cal)は、1gの温度を1℃上げるのに必要なエネルギー量で、ひとのからだの水分だけで計算しても、

・体重 … 60kg

・水分が占める割合 … 60%

の体温を1℃上げるためには、60×60%=36kcal(キロ・カロリー)も必要となる。逆も真なりで、体温が低ければエネルギーを節約できる。そのため眠っているあいだは体温が1℃ほど下がり、省エネモードに切り替わるのだ。

眠くなると手足が温かくなるのは体温を下げるためで、からだの深部体温を下げるための「放熱器」として働く。眠りにつくためには「体温を下げる必要がある」とも言い換えられる。「足が冷たくて眠れない!」と感じるのは、体温の移動がうまくできていない証拠で、熱が手足に移動しない=深部体温が下がらない=なかなか眠りに入れない、が真相だ。

おもしろいことに、足を温めると寝つきが良くなるという実験結果もある。放熱器を温めたら逆効果?と思うのも当然だが、手足が温かい=体温が移動していると勘違いが起きるようで、直腸など深い部分の体温も低下し、なにもしないときよりも早く眠りにつけるのだ。

■高温多湿な足の裏

足を温める=入眠しやすいなら、クツ下は確かに有効だ。ただし足は放熱/発汗ともに非常に多い場所なので、眠ったあとの体温調整がうまくできなくなってしまう。「放熱器」にカバーをかけるようなものだから、眠っているうちに「暑い!」と錯覚し、寝相が悪くなる、フトンをはぐなど、カゼをひきやすい状態を引き起こしてしまうのだ。

人間はおだやかな日常生活でも2.5リットルほどの汗をかいている。そのうち0.9リットルは息に含まれる水蒸気や皮膚からの「汗」で、からだの部位と、1平方メートルあたりのおよその汗の量(g/時)を比較すると、

・手のひら … 85g

・足の裏 … 45g

・頭 … 30g

と足の裏は発汗量が多い。日中は靴のなかでムレムレになっている足を、寝ているときまでクツ下で多湿な状態にすれば、皮膚炎や水虫にもなりやすい。汗で湿ると体温を奪う役割も果たすので、足がふとんからはみ出ると、これまたカゼの原因になってしまう。

もっとも健康的な対策は、「眠りに入るまで」は足を温め、寝入ったあとは「なにもしない」タイマー作戦だろう。

電気あんかならタイマーを取り付け、30分ほど経ったらOffにすれば解決するし、お湯を入れて使う元祖・湯たんぽなら勝手にヌルくなってくれるのでさほどテマはかからない。就寝時用のクツ下なら体温や汗も考慮されているのだろうが、昼間用のものではぐっすり眠れない/暑くて暴れてカゼをひいたなんて逆効果もあり得るので、愛用しているひとはご注意を。

■まとめ

・眠くなると手足が温かくなるのは、体温を下げるため

・睡眠中の深部体温は、起きているときよりも1℃ほど下がる

・足を温めると、寝つきが良くなるのは立証済

・普段用のクツ下をはいたまま眠ると、うまく体温調節できない状態になる



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