コミック「マイガール」 [コミック]
2006年~2010年に発表されたコミック「マイガール」(佐原ミズ 作、新潮社)全5巻を読んだ。
読み始めてドラマ化されたことを知り、少し調べると・・・最後まで完結していない中の2009年製作ということで???で、話題性先行で数字(視聴率)重視で製作したのかもしれない。wikiを見ると・・・https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)
嵐の相葉雅紀が連続ドラマ初主演となるとあり、深夜枠でありながら視聴率10%は嵐ファンの賜物だろう・・・しかし、原作との相違点を見ると・・・「なんやそれ!?」と思わせるほど、それぞれに伏線としての大事な意味のあった原作の詳細設定がグダグダに変わっている。
原作でほっこりと温かい気分にさせられて感動しているので、これを観て「ドラマは観なくてもいいや!」と感じた。
今年、コミックという文化に初めて触れて知ったのだが、私が過去観たドラマや映画もコミックが原作であること多数。やはり時間制限や予算の関係で原作を端折る部分が少なからず出てくる。しかも、自分の想像力を使って行間を読み解いていくので、100人が読んでも100通りの解釈とか感じ方があるのだろう。ということは原作より面白いものは無いのではないだろうか?
内容はwikiの通りであるが、死んだ者との思い出も大事にしつつ、現実には居ない今、生きる者だけで未来を作っていかなければならない。皆が少しだけ前に進もうとする姿が勉強になる。辛い経験をたくさんしても・・・人より早く経験しているだけから「ついている!」と言い切る駐在のおまわりさん(これは最終話近くで描かれているから、恐らくドラマでは存在しないのだろう)の言葉にぐっときた。
そういう意味では「離婚」「別離」「転職」「痛風」といろんな辛いことも痛い(痛風は本当に痛い)こともあったが、私は人より早く、多く経験しているだけで「ついている!」のだ(笑)。
私のガール・・・は小学校2年の時に別離・離婚となったが、こんな感じで日々一生懸命生きてきたのかもしれない。彼女も今や高校2年生。人の痛みや小さな幸せが分かる女の子に育ったことだろう。
この佐原ミズ女史はこれが漫画デビュー(会社員として働きながら、土日漫画家としてこの作品を書き上げた)らしいが、他の作品も読んでみたくなりました。
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