SSブログ

大器免成(たいきめんせい) [社会]

大阪に住んでいる友人ご家族(大学生と中学生のお子さん有)からお米の注文をいただき、送付状代わりに新聞を作って送っているのですが、この場でも併せてご紹介させていただきます。(この一ヶ月いろいんなことがあり、更新する気力がありませんでした。申し訳ありません。気になる情報はあるので別途ご紹介いたします。)
台風の影響はどうでしたでしょうか?
 テレビで知る限り、停電や建物の損壊があった様子ですが、大丈夫だったでしょうか?こちらは2ヶ月前、丁度お米を送った直後、山口県も水害に遭い、土砂崩れによる道路寸断、線路寸断、河川の氾濫による家屋水没などなど大変な状況でした。幸い私が住む所は、土砂崩れで一時的に道路が寸断するだけでしたが、お米などの被害はありませんでした。川の横の田んぼなどは、泥水で収穫は見込めない地域もあります。コンビニも深夜、腰まで水に浸かり営業停止して非難という店舗もあったようです。自然災害とは関係ないのですが、実家の築155年になる老朽化した倉庫を解体する作業を手伝っていたのですが、7針縫うケガをしたり、バイクでコケて肩の筋を痛めるなど、何が起こるかわからない・・・と改めて感じています。
 しかし、「生きているだけで幸せ」と感じています。広島や岡山での豪雨被害やお亡くなりになった方、大阪地震の学校の壁倒壊で亡くなった幼い命、北海道の地震での生き埋めなどなど。自分に起こったことよりも更にひどい状況を見ることや想像することで「これで良かった」と納得できます。
 「あれが欲しい」「ああなればいいのに」と自分の欲望にはキリがありません。「自分の命があること」これを底辺として考えて、そのゼロの位置から上を見ると全て良く見えます。100点満点の頂上から物事を見ると、1つでも減ると不満が出ます。愚痴が出ます。悪口が出ます。不平・不満が出ます。そうするとピノキオの鼻のようにへし折られる事件が起こります。これは私自身に言い聞かせる為に書いているようなものです。子供たちのためにもまだ生きなくてはいけないので、危険な乗り物である(二輪なので不安定で雨や砂のあるカーブは滑ります。今回も水害の影響で道路に溜まった泥が乾き砂状になり、そのカーブで滑ってこけてしまいました。)バイクは乗らないことに決めました。渋滞でも関係なく走るとか、風を受けて爽快とか、自分の我(エゴ)を満たすものだったのかもしれません。「大事なものは何なのか?」ケガしたことで色々と考えさせられました。そうやって48歳のおじさんでもまだまだ成長途中ということです。なので、娘さんたちの人生はまだまだこれからです。いろいろな経験や体験を通して学んでいって欲しいものです。
(「人間万事塞翁が馬」・・・まさにこれが人生です。是非この故事を改めて勉強し直してみてください。)あと、老子の格言「大器晩成」も最近の研究では「晩:ばん」ではなく「免:めん」であることが分かったとのこと。誤字が後世にまで伝わって意味も変わる。(老子本人が誤字を書いたのではなく、後世の人が「免」を「晩」と間違って読み取ったのだとか。本当の意味は「成さない」・・・大きい器の人は、死ぬまで成功しない。「死ぬまで成長し続ける」これが老子が言いたかった真意だそうです。でも、学校の試験では旧解釈のままだろうから二枚舌を使う私もいけないのですが、お父さんやお母さんに相談してみて下さい。2600年経って分かる真実。お父さんやお母さんや私たちは間違ったことを学ばされてきた訳ですから、娘さんたちの新解釈による未来の方がきっと明るいと思います。「大器晩成」を信じて、晩年の成功を夢見てがんばったけど、成功しなかったじゃないか!老子は間違っていた!と残念な思いで死を迎えることでしょうが、死ぬまで成長し続けるなら、日々学び続けようとがんばって、豊かな人生で最後を迎えるかもしれないからです。まぁ、大きい器の人は愚痴ることもないのでしょうけどね・・・(笑)。私も大きい器になりたいものです(苦笑)。
私自身に言い聞かせる今回の結論です!
『命あっての物種(ものだね)!田んぼあっての米種!生きてこそ分かる真実!』


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント