本「メタル脳」 [本]
中野信子女史著「メタル脳 天才は残酷な音楽を好む」を読んだ。プロフィールと目次は以下の通り。ご興味ある方は本書を是非どうぞ!メタル好きな私でもメタルは特にジャンルが広がりすぎて聞いたことも無いバンドもあるし、専門的で少しわかりにくいです。私の結論は「メタルを聴いていてもいいんだなぁ…」「子供や孫が聞いてもいいんだなぁ…」という安心感を得たことです。
中野信子女史のプロフィール:脳科学者・医学博士、認知科学者。東日本国際大学特任教授。1975年生まれ。東京大学工学部応用科学科卒業、同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。08年から10年まで、フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務。脳科学、認知科学の最先端の研究業績を一般向けにわかりやすく紹介することで定評がある。コメンテーターとしてテレビ番組に出演する傍ら、ベストセラーも多数。近著に「サイコパス」(文春新書)、「あの人の心を見抜く脳科学の言葉」(セブン&アイ出版)、「ヒトは「いじめ」をやめられない」(小学館新書)、「不倫」(文春新書)などがある。
第1章 わたしを救ってくれたメタル・はじめて「色のついた音楽」に出会った・「孤立してもいい」という安心感を与えてくれた・「自分の牙城」を守るために・「ガチ」な音楽を求めていた思春期・なめらかな音が「愛着」を形成する・メタルが自己評価の低下を食い止めた・メタルは緻密な「足し算」の音楽・世の欺瞞に対するルサンチマンを奏でる音楽・故郷の音楽のようにメタルはわたしの心に響いた・「女性であること」へのいくつかの嫌悪感・人間のネガティブな部分に向き合う音楽第2章 メタルが真の強い「個」を育む・人は自らの精神状態を表現してくれる音楽を求める・幸せホルモン・オキシトシンで決まる「愛着」のかたち・「怒りの音楽」が怒りを緩和する・幸せホルモンが「バッシング」を引き起こす・メタルファンは「裏切り」に敏感な人たち・メタルは「正義」の感覚を醸成する・「正しさ」と「美しさ」の名のもとにバッシングに走る人たち・メタルバンドは最初にファンと「盃」を交わす・人間の生存戦略は「社会性」をつくること・人間には「いじめる快感」がプログラムされている・メタルは「反社会的」ではなく「非社会的」・非社会的であることが強い「個」を育む第3章 モーツァルトよりメタリカを聴く・ただの空気の振動が人の認知を変える不思議・メタルを聴くと認知機能が向上する・メタルは子供を守ってくれる音楽・メタルは深い孤独感を癒してくれる・脳は「わかりやすいもの」が好き・「内向性」が高い人はメタル好き・メタルを聴くと頭がよくなる・医師は手術中にメタルやロックを聴いている・モーツァルトよりもメタリカを・クラシックとメタルは共通点が多い・国を代表えメタルバンドが創造した究極のシンフォニー・メタルファンはネガティブな感情に正直な人たち・メタル皮膚感覚を刺激して幸せホルモンを分泌させる・メタルファンは「全脳感」で自分を癒している・好きなアーティストをつい「ついバカにしてしまう」メタルファン・メタルファンはわざわざ成功を回避する・浮気しない相手なら断然メタラー!・メタルファンはプリミティブに生きている・メタルを聴くと「ウソっぽいこと」を見破れる・メタルは日本人に向いている音楽・あの戦国武将もヴィジュアル系だった!?・ナルシストは自分のことが大嫌い・メタルファンはオタクに似ている?第4章 メタルは世界の欺瞞を見抜く・民主主義の終わりがはじまっている・メタルファンは尻馬に乗らない・なぜ「あの有名人」は信用できないのか・メタルファンがポピュリストに嫌悪感を抱く理由・政治的スタンスは遺伝ですでに決まっている?・「個」をりっしながらも、まだ見ぬ「家族」を求める・メタルという内集団持つ攻撃性と「閉塞感」への一撃・大人メタルファンが獲得するメタ認知・メタルが暴く欺瞞ーなぜ人を殺してはいけないのか・社会通念を打ち破るメタルの存在意義
メタルというのは、音楽のジャンルの「ヘビーメタル」のことである。私も高校の頃からメタルを聴いて約35年になるが、「これでよいのだ!」と感じたし、子供にも勧めれば良かったと後悔した程である。子供が小さい頃、「モーツァルト効果」なるものが流布され、本書にもあるが、これは商売をする為のウソだったそうな~クラシックを聴かせていた。今思えば、ヘビメタを聴かせても良かったのだ。
そういえば、まだ、子供と一緒に住んでいた頃、子供に聴かせたことがあった数曲の中で、長男は「この曲が好き!」「また聴かせて!」とおねだりして来たのを思い出す。それは以下の曲です。子供も親の離婚を経験するが、音楽や野球や車や工学研究で乗り切ってくれたのも、この曲が好きという感性のお陰かもしれない。
マイケル・シェンカーによるセルフカバーバージョン(ヴォーカルは元イングヴェイのバンド ライジング・フォースのジェフ・スコット・ソート)「DOCTOR DOCTOR」→https://www.youtube.com/watch?v=17vkjHwQZw4
著者も親と離れ離れで多感な時期を祖父母の家で、ひっそりとメタルを聴いて周囲に迎合せず生きていたのだとか。私も離婚してメタルを聴くことで自暴自棄にならずに乗り切ることが出来た。メタルにはハマる人とハマらない人がいるのも事実。元嫁なんかはあからさまに嫌がっていた。だから封印した10年間がある、なので実質聞いていたのは25年だから自分の人生の半分。でもこれからの50年は、この本のお墨付きもあり聞き続けることが出来るので、人生の3/4はメタル漬けという計算になる。将来の孫にも自信を持ってメタルを聴かせてやるぞ!
この世の生き辛さはヘビーメタルが解決してくれます!…かも!?
風邪をひかれましたか?
私も11月中旬に風邪でのどが痛く、これはヤバイ!と思い、暖かくして過ごし、2日ほどで治しました。
寒くなったので、これからも気を付けなければなりません。
今日の記事にあったyoutube、聴きました。
https://www.youtube.com/watch?v=17vkjHwQZw4
私は音楽のジャンルの区別がつきませんが、いい曲ですね。
音楽は自分の今の気持ちにぴったりのものが受け入れられるようです。
そして、本の紹介、ありがとうございました。
若者から高齢者までどんな主義主張の人にも、誰にも良い影響を与えるヘビメタ。
目次を見てそう感じました。
好きな音楽、好きなことをして自分を元気にさせましょう。
すると、周りの人も元気になり、元気な人の輪、繋がりができます。
本当に大事なことです。
最後に、私の元同僚(71歳女性)がblogをupしています。
アドレスは http://kkknn4722.blog86.fc2.com/
多分「はるかぜさん」との面識もあった教諭だと思います。
時間があればのぞいてあげてください。
先日、ローマ教皇の訪広の時の記事です。
ちなみに、この日のblog記事の下から2番目のドレス姿の女性は私です。
私のcommentも入れています。
by kawaii155cm (2019-12-03 20:08)
nice!を下さる皆さま、ありがとうございます!
kawaii155cmさま、コメントありがとうございます!
風邪は無事完治しました~やはり、睡眠と栄養と適度な漢方薬といったところが、私の教訓です。
ブログ拝見しました~素敵なドレス写真ですね!額縁に飾れるレベルではないでしょうか?これを年賀状に使われるとかも面白いかも!?
by はるかぜ (2019-12-05 11:09)