新聞取材 [精神世界]
昨日の「論文」特選受賞を受け、地元新聞社の取材を受けた(16年前の話である)。
昨日の続編として新聞記事を以下に掲載させていただきます。
「いい経験になりました。受賞はいまだに半信半疑。それよりも、これまでの人生を振り返れたことの方が、大きな収穫でした。」
きっかけは同ロータリークラブのメンバーである社長の一言。「これから社会人になる後輩たちへメッセージを」”神の声”には逆らえず、食事中、入浴中、二週間も苦しみ抜いた。
ふと思い出したのが、入社時の研修で講師が強調した「出会いを大切に」の言葉。「ただ聞き流しただけの言葉も、今になって思えば、確かに多くの出会いが自分を成長させてくれた。」締め切りまで間近になり、今と昔の自分を比べながら原稿用紙に向かった。ペンを持つ手がひとりでに動きはじめた。
題は「社会は人がいのち」
人付き合いに欠かせない”あいさつ”、人との”出会い”、何でも話せる”友”、そして”夢”の大切さを訴えた。「仕事以外で文章を書くのは、ここ最近はなかったこと」ながら、いきなりの最高賞。周囲の祝福の声にも、本人はいたって冷静で、むしろ「投稿も応募も初めて。もちろん賞なんて」と、首をひねる。
「学生時代の夢や希望、そして入社後に得た良い面を、あらためて客観的に省みることができた。最初は嫌だったけど、今では良かったと思う。それを考えれば、受賞は二の次。」
24日で25歳に。
「生を受けて四半世紀。これからも暇を見ては、何かを書き残し、後々にその時と昔の自分を比べてみたい。」「人間的にひと回り大きくなった気がします。」の言葉にうなずかされた。