花嫁の父の会 [社会]
私の娘が12年前に生まれた。
それを大学時代の親友3人が祝って『花嫁の父の会』を結成した。
4人中全員が娘を持ったからである。というよりそれにかこつけて久しぶりに飲みたかったのである。
第1回は11年前、岡山の湯原温泉に各奥様も含め家族で1泊した。
第2回は10年前、神戸の東条湖ランドでまたまた全家族で楽しんだ。
そして第3回は本日10年ぶりに大阪で男性陣だけで飲むことに。。。
何故なら私だけ離婚してしまったからである。
メンバー随一のアイデアマンである一人が結成時に会員規約を作った。12年振りにその規約を読み返した。
- 会員は来るべき運命の日に備え、娘を溺愛しなければならない。
- 会員は来るべき運命の日に備え、笑顔の練習を怠ってはならない。
- 会員は来るべき運命の日を意識しすぎて、時々ブルーになってはならない。
- 会員はいっそのこと開き直って、「絶対にヨメにやるものかっ!」などと考えてはならない。
- 会員は父の日のプレゼントを期待しすぎてはならない。
- 会員は娘の思春期に下着を別々に洗濯されたからといって落ち込んではならない。
- 会員は娘の思春期にかかって来た電話の相手を詮索してはならない。
- 会員は娘と会話を合わせるためにアイドルグループの名前などを覚えてはならない。
- 会員は運命の日が終わって呆然自失となった時は、昔のアルバムなどを見て思い出にひたること。そして「こんな時代もあったんだよな・・・」とつぶやかなければならない。
- 会員は孫の結婚式には出席しなければならない。
- 会員はそのために長生きしなければならない。
- 会員は相互に連絡を取り合って情報交換に努めること。
- 会員は相互に親密であるために親睦会を開かなければならない。
- 会員は会員増強に努めること。
- そして家族を愛し続けること。
なんだか泣けてきた。
なかなかいいこと書いてあるではないか!?
ただ、私は将来の花嫁の結婚式にも参加出来ないし、今、そばに居ない。
父の日のプレゼントもないし、洗濯を別々にされる悩みもないし、娘の好きな男の子の話題にも触れることもない。ただ規約を破り、娘が好きなアイドルグループはチェックしている。。。
本日は、離婚経験者は大いに語る!で大切な家族を失って初めてわかる寂しさを伝えよう。
そもそも何故私が離婚したかも彼らは知らないのだから・・・そこからかな。
今日はとことん飲むぞ!