榊の収穫 [社会]
榊は神が降臨するヨリシロとして神棚に飾られる。
昨日は山に入り榊を取らせていただいた。(人の山や公共の山ではないのでご心配なく)
※最近では、人の山に勝手に入って花や筍(たけのこ)やわらびを収穫して商売している人も居るらしいから世も末である。
榊をお店で買う人は取る苦労をしらないだろうからレポートしてみる。
この高い木に登って花バサミで切るのだが、足を滑らせて落ちてハサミの上にでも落ちたりでもしたらケガもする。
神が降臨するとあってか、かなり高い場所に枝がある。しかも売り物になる綺麗な葉を捜すのも一苦労である。当然のことながら虫が食べたり、風で痛んだりしている葉もあるからである。
高所恐怖症の人であれば時給1万円でもやらないであろう。
実際は5本1束100円ぐらいだから割に合わない仕事である。
しかし、昨日の直売所には物がなく、待っている人が居るのではないだろうか?という動機が自分を奮い立たせた。
しかしいざ出荷してみると・・・
出荷時はバーコードを取り付けるのも工夫が必要。
榊だらけだった。。。(生産者は考えることは同じなんだなぁ・・・)
榊の根元(足の長い人が逆さに埋まっているみたい)
一本の幹が二つに分かれている榊の木が多いが、もしかしたら夫婦愛和して子孫繁栄という意味も込められているのかなぁ・・・または根元から末広がりに天に向かって伸びていくことが榊が神様の木としての意味が込められているのか?
これは私の感じたことであり、wikiにも載ってはいなかった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%AB%E3%82%AD
お金さえば何でも買える時代ではあるが、こうした体験はお金では買えないし売れない時代である。
1束100円で榊を買うよりもお金では買えない面白い体験をさせていただいた神様に感謝である。