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農業復活の秘策→反欧米化 [社会]

私が住む周南市の中心商店街は昔は肩があたるほどごった返していた。

それがどうだろう。今はシャッター街である。コロコロ変わる市長も駅前開発を公約に掲げるも3人とも出来ていない。皆公約違反である。というより世の流れは変えられないのである。

ところが隣接する下松市はどうだろうか?

県内でも唯一人口が増加している自治体で市長も先日無投票で全国最高齢の82歳で当選。今もニトリやトライアルといった大型店を建設中である。

大きな違いは、周南市駅前商店街は駐車場が有料しかも小売店があちこちにバラバラと点在。片や下松市には大型ショッピングモールが多数あり、当然大型無料駐車場完備なのである。これはまさしく欧米のやり方である。

農業に於いても益々今後欧米化して、安くて(健康に)悪いものがどんどん入ってくると予測している。

最近、農業に従事するようになり、そこである好例に氣が付いた。

スーパー(欧米化)より、安くて量も多く、農薬も厳重に規制されているので安心、しかも当日出荷なので新鮮、更にポイントまで貯まるのである。勿論駐車場は無料。こんな世界が身近にあるのである。

今までのスーパー(欧米化)は・・・

  1. 生産者は卸売り市場に出荷(涙が出るぐらい安い値段で叩かれる、それしか手段がないから諦めて出荷)
  2. 大量に生産しないと食べていけないから農薬も大量に使い効率のよい生産をするしかない。
  3. 仲買人が手数料を取り、スーパーへ出荷(この間、時間もかかり当然鮮度も落ちる)
  4. スーパーで更に利益を上乗せして販売価格が決まる。

その結果、農薬バンバンほうれん草がスーパー(欧米化)では200円で売られることになる。

片や反欧米化の直売所ではどうだろうか?

  1. 生産者は自分で値段を決めて出荷する(ここで生産者同士のいい意味での競争がうまれる)
  2. 大量生産すると売れ残り自分の首を絞めることになるので大量農薬は必要ないし、規制されている。
  3. 仲買人がいないから無駄な手数料も価格に反映されていないし、時間も無駄もないから新鮮である。

その結果、スーパーで200円のほうれん草の倍の量入ったほうれん草が100円で売られているのである。

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生産者も自分で値段を決めているから100円でも満足しているし(恐らく市場に出したら10円ぐいらいにしかならない)、消費者も安くてボリュームもあり海外産ではなく100%地元産なので安心して(遺伝子組み換えや大量農薬の心配なし)買って、家計も助かりポイントまで貯まる。(ポイントでまた商品が購入できる)

こういった直売所がどれだけあるのか調べてみたら愕然とした。山口県は田舎で農業就労者も多いはずだが、13店舗しかなく、全ての市町村にないのである。

耕作放棄地.jpgこれでは耕作放棄地が益々増える。いわゆる農業のシャッター街である。

今年は私が農業に本格的に従事するから、我が家の以前の耕作放棄地を開墾している次第である。

農業復活の秘策は反欧米化路線であり、上記のような直売所が各市町村に1箇所あることである!

私流に言わせると「欧米化」は精神や肉体的病気が増えるから、TPPを受け入れたとしても、身体の健康のためにも「反欧米化」路線をおすすめしたい!


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