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50年前の農家の出稼ぎ [社会]

明日、50年前にうちの家に毎年田植えに来ていた80歳のおじいちゃんが来るらしい。

その方は山奥で農家をされておられ、山の方はこちら(海側)よりも田植えが早く、自分達の田植えを終えた後は、平野や海側の遅い田植え農家に出稼ぎで田植えを手伝っていたという。

昔は今のような機械ではなく、手でひとつひとつ植えていたから人出が要った作業であった。

早乙女(さおとめ)さんという言い方で田植えを手伝ってくれる近所の女性も雇っていたという。

うちの父が定年後も今もって行政の仕事をしていて、広報誌などでうちの名前を見て懐かしくなって行きたくなったとのこと。

よく、死ぬ前に挨拶回りをするらしいが、それかもしれないと感じた。

伯母にその話をすると昨日のことのように即座に思い出し話をしてくれた。

人の記憶というものは面白い。昨日食べたものが思い出せなくても昔の良い思い出(良いというのがポイント)は忘れないのだろう。

明日来るおじいちゃんも良い思い出だから来るのだろうし、悪い思い出なら忘れているだろうし、行きたいとも思わないはずだ。人間は都合の良い生き物で悪い事は忘れるようになっているのだとか。確かにそうでないとこの厳しい時代生きれない。

まぁどんな昔話が出てくるのか楽しみである。。。

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