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命あってこそ [社会]

今日、東日本大震災が起きた時刻には公共施設にいた。場内放送で1分間の黙祷を呼びかけていた。

多くの人が我関せずという感じで行き交う中、やくざ風のオジサンが一人手を合わせて黙祷しているのが印象的だった。

2年前の今日、ちょうど数年前から連絡を絶っていた年配の人から突然電話があった。

「ネットワークビジネスのお誘い」だった。

「権利収入」がどうのこうの言っておられたが、丁重にお断りした。

「働いて食べれる分だけはあるから大丈夫です!」と言うと「病気になったり、働けなくなったらどうするの?」と言われたが「保険に入っているから大丈夫です!」と断った。

日頃いいことを言っている人でも・・・結局はお金かい!?と思った。

電話を切った直後、母から「すぐにTVを着けなさい!」と離れまで血相を変えてやってきた。

そこで見た映像は上空からの映像で、まさに人や街を飲み込もうとする瞬間のNHKだった。

当時を振り返る特集でもあの映像は使われていなから、恐らくトラウマを呼び覚ます映像だからだろう。

お金は無くてはこの社会では生きていけない。しかし、命あってこそのお金である。

いい服を着て、いい車に乗って、いい家に住んで・・・あの映像を思い出す度にそんなことはどうでもいいと思うのだが、周囲の人の話を聞くとそんなことはすっかり忘れているように見える。

今日はやはり命あってこその・・・であるということを思い出させてくれる。


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