痛風にならないために [健康]
痛風は風が吹いても痛いから痛風という、と聞いて・・・「そんな大げさな!」と思っていた。
でも、本当だった。というのも寝る時、布団に入り布団が患部の足に触れるだけで痛い。あまりにもジンジンと熱く痛いので布団をはぐった。そうするとその際の外気に触れただけで痛いのだ。そして普通に歩くことが出来ない。普通に歩く人をみて、歩けることがどんなに幸せなことか味わった。
もうこんな痛みは御免だ!と思い、禁酒します!と先生に告げると「皆さんそうおっしゃるんですよ!でもね、喉元過ぎれば何とやらなんですよ!だから私の仕事は治療して少しは飲めるようにすることなんです!」と。
でも私の場合、一口でも飲むと限度を超えて飲んでしまうので、1か0だと思う。【禁酒】しか私の生きる道は無い。
職場に今年の正月、ご主人が痛風になって奥さんが夜中おんぶして救急病院に運んだという事例を聞いたので当事者である奥さんに聞いてみた。「その後ご主人はお酒飲まれていますか?」
奥様「飲んでるよ!焼酎だけどね!『もう死んでもいい!』と言ってお酒は止められないみたいよ!」
やはりそうなのか?麻薬みたいなもんだな・・・
なってしまうと一生治らないので薬物でのコントロール中心になるらしい。
先生曰く「嗜好の劇的な変化があって、お酒も全く飲まない、肉も魚も食べなく野菜中心の食生活になったら薬も要らなくなりますが、若い世代の方には肉も魚も無しといのは無理でしょうねぇ・・・」と。
【治療のポイント】 ※先生から頂いたパンフレットから転載(MSD㈱2011年3月作成08-15-OTH-10-J-E504-PH)
- 肥満があれば解消する
- 尿酸を増やさない食生活を習慣にする
- 水分をじゅうぶんとる
- 飲酒をひかえる
- 激しい運動は避け、適度な有酸素運動にする
【食生活のポイント】
- バランスのよい食事
主食:ごはん、パン、麺類を毎食適量。夜遅くには控えめに
主菜:魚介類、肉類、卵、大豆、大豆製品をメインにしたおかずは1品だけ
副菜:野菜、海藻、きのこ、芋、豆類などがメインのおかずは毎食2品以上
汁物:塩分のとりすぎを防ぐために1日1杯が原則
※油脂類:揚げ物をはじめ、炒め物、マヨネーズを使ったサラダ、パンに塗るバターなども油を使った料理なので毎食1品のみ
※間食OK! お菓子類よりも、果物や乳製品など日頃とっていないものを間食
2. 水分を十分とる
水分をしっかりとって尿量を増やし、尿と一緒に尿酸を排泄。1日の尿量が2リットル以上になるように
※〇水・お茶 ×ジュース・アルコール
3. アルコールを控える
アルコール自体に肝臓でも尿酸産生を亢進(たかめる意味)させ、腎臓からの排泄を低下される作用がある。適量の範囲で飲んでいて尿酸値が高い場合は、週に1~2日飲まない日をつくるようにする。
【1日のアルコールの適量】
- ビール500ml
- 日本酒1合
- ワイン1/3
- ウイスキーシングル2杯
4. プリン体を取り過ぎない
尿酸値の上昇については、食事からの影響より体内での合成や排泄の影響の方が大きいことが明らかになってきましたが、プリン体の多いものは連続して大量に食べないようにする。
※それぞれの食品に含まれるプリン体含有量は3/22記事参照