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どうなる農業!? [社会]

年明けの稲作勉強会に参加した時のこと。

講師が、「ここ山口県は20年前と比べて農業(就農者)人口が4万人減少している、これは54%減です。」と言っていた。「就農者平均年齢は70.3歳と広島の70.4歳に次ぐ高齢化は全国2位」だとか。うちの親が71歳であり、彼らが平均なのである。うちの父は病気を患い就農がほとんど出来なくなっている。

先日、うちの父に相談者が訪れた。

同じ地区の父と同世代の農家の方で「上の田んぼを作っていた人が亡くなり、田んぼを作らんようになって水が降りてこんのんだが、どうしたらええか?」という相談だった。この地区は棚田で段々畑の如く田を作っているから上から順番に水が来ないと耕作出来ないのである。

父は「うちも同じように上の人が田んぼを作らんようになって水に苦労しておったが、去年うちの息子が水路を引いてきてからは水に困らんようになった。その際、上の田んぼの所有者に一言声を掛けた。」と答えたという。

一方で・・・私が出荷しているJAの直売所の昨年度の決算報告書が届いた。見ると昨年の不景気の中でも売上高は前年比で増加している。この地域スーパーは苦戦していると聞くがお客は正直である。新鮮で安くて安全安心な野菜を買うのである。

需要はあるが、供給側が高齢化で間に合わない。うちの家も含めてこれが現状である。お米も買い手はあるが、生産に限りがあり断っている。

昨日の県内ニュースでも若い就農者を育成する学校が開校したと報じていたが、若い人が農業をやらなければ口にするものはほとんど外国産という時代が来るかもしれない。。。


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