物事を底辺から見る努力 [社会]
世の中は「自業自得の法則」があると思う。
先月19日、暴飲暴食の末に「痛風」を発症し、生活改善の末、医師より投薬不要と言われ、右足は人並みに歩けるようになった。
そのちょうど一ヵ月後の19日。
今度は左足を負傷。バイクを運転中、見通しの悪いカーブで出会い頭の車と衝突を避けようとしてハンドルを切り転倒。左足がバイクの下敷きになり全治二週間の怪我。前方不注意・スピードの出しすぎによるものである。しかし正面衝突にならず接触もせずに済んだのが不幸中の幸いである。
転倒した瞬間「生きてる!」と感じた。
病院に行き、生まれて初めて松葉杖をつく生活が始まった。足が不自由な人の気持ちも初めてわかるものである。
自動ドアでないドアで出入りにあくせくしていたところ「どうぞ!」とドアを開けてくれる人にどんなに嬉しかったことか。
世の中捨てたもんじゃないなぁ・・・と感じてみたり。
今度は困っている誰かにお返しをしよう!・・・感じてみたり。
痛風対策として食事制限をしている今、食べるものは目の前にあるのだが、カロリー制限のために食べることが出来ない。そんな時・・・先日見た朝鮮半島の北の国で餓死している少年の写真を思い出す。食べたいけど、食べるものが無い。力尽きて座りこんだまま眠っているかの如く死んでいる少年。その少年を思うと私なんかは贅沢な悩みなのだ。
自らの不注意で怪我して足が痛い。そんな時・・・先日見たボストン爆発事故で足を吹き飛ばされて白い骨がむき出しになっている男性の写真を思い出す。不注意でもない突然の事故で足を無くした痛み精神的痛みを思うと私なんかは大したことはないのだ。
そうやって今の現状を底辺から見上げると・・・今の現状は大したことはない。がんばれるのである。
何よりも生きているだけで素晴らしいのだから。事故の瞬間何故かそう感じた。。。