SSブログ

世の中の事件は他人事ではない [社会]

本日、私が住む周南市で起きた5人殺害事件の重要参考人の身柄が確保された。私の推理は山中で自殺していると見ていたが「死のうとしたが死ねなかった」らしい。

丁度、周南警察署前を通りかかった時、すごい渋滞で報道陣がカメラで待ち構え、上空にはヘリコプターが数機舞っていたので「捕まったな」と感じていた。

身近にこんな事件が起きるとは。。。ネットでは、いろいろな記事があったがこれが一番興味深いものであった。mixiニュースより抜粋。


 忘れ去られたような限界集落で起きた今回の事件、まるで、半世紀以上前に起きた世紀の大事件、津山30人殺しこと「津山事件」の再来のようだ。推理小説の重鎮、横溝正史が小説『八つ墓村』のモデルになったともいわれる「津山事件」と、今回の「山口連続殺人事件」にはいくつかの類似点があることに行き着いた。

■限界集落

 「津山事件」は、1938年(昭和13年)5月21日午前1時ごろ、岡山県苫田(とまだ)郡西加茂村大字行重(ゆきしげ)の貝尾部落とその隣の坂本部落を舞台に、都井睦雄(といむつお・22歳)が、わずか1時間半の間に村人30人を惨殺した事件である。この人数はテロや複数犯による犯行をのぞけば、20世紀に入ってから全世界で5番目に多い数とされている。

 当時の記録によると、貝尾部落は全戸数23戸、人口111人、その隣の坂本部落は全戸数20戸、人口94人という小規模な集落であった。交通網が発達していなかった時代、都会から離れた山奥の集落という環境なだけに、ただでさえ閉塞的な社会の中で隔離されるように受ける差別、そして世の中が戦争へと突き進んで行く絶望的な状況、精神的限界集落ともいえよう。「限界集落」という言葉は、過疎化や山村部での問題にようやく光が当たり始めた1991年に大野晃長野大教授が名付けたのだが、集落の持つ閉塞性に関しては似ている所がある。

■犯行動機の類似点

都井は、当時不治の病と言われた「肺結核」に冒されており、それが理由で徴兵にも参加することができなかった。徴兵は英雄視されていたが、行かないとなると相当な差別を受ける時代であった。大正、昭和にかけてで、日本では長い間、死因として最も多かったのが結核であり、「亡国病」とまで言われた。結核に対する知識不足から、相当な差別的な扱いを受けていた都井は、日ごろから住民に並々ならぬ恨みを持っており、犯行に至った。また、結核が原因で交遊関係のあった女性に拒絶されたことも一因とされている。

 今回の山口連続殺人事件で最も疑わしいとされている犯人は、金峰地区出身で、10~15年ほど前まで神奈川県川崎市で20年ほど神奈川県川崎市に左官職人として働いていたが、現在他界している両親と暮らすために戻って生活していたと村の住人は話している。その頃は近所付き合いもあったというが、両親の死後、段々と人を避けるようになり、集落の中でも孤立していった。自宅は、全焼した山本ミヤ子さん方の隣に位置し、男が山本さんに対し、大声で叫んだり、農作業の音に「うるさい」と暴言を吐いたりとトラブルが尽きず、他の住民も関わらないようにしていたという。そういった私怨が徐々に大きくなり、やがては集落全体に恨みを抱くようになったのでは? と大量殺人の典型例を出しながら語った。

 また、「薬を飲んでいるから10人や20人殺しても罪にならん」などと話したことがあるといい、なんらかの病を患っていた可能性もある。

■犯行の類似点

「自宅の窓ガラスに、『つけびして 煙り喜ぶ 田舎者』と毛筆で手書きした紙を貼っていた。数年前に集落に戻り、犬と暮らしていたようです。事件前後から行方がわからなくなっており、県警が重要参考人として行方を追っています。殺された石村さんは生前、この男について、『家に閉じこもっていて変だ』と語っていたといいます。周辺住民とあまり付き合いがなく、近所同士でトラブルがあったという話もある。集落では浮いた存在だったようです」(地元記者)

 都井は犯行に及ぶ1年も前から周到に準備をし、毎日山にこもって射撃練習に励むようになり、毎夜猟銃を手に村を徘徊して近隣の人間に不安を与えるに至った。この頃から犯行準備のため、自宅や土地を担保に借金までしていたのである。かたや、今回の山口連続殺人で容疑者とされている男は、2年程まえより、「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」と筆で書いたような紙を窓ガラスの内側の障子に貼っていた。ともに犯行に及ぶ前から、犯行声明ともとれる行動を示していたのだ。

 都井は、犯行後山中にて自殺したが、その後の貝尾集落は崩壊への一途だった。今回の犯人の生死はわからないが、たった14人しかいなかった限界集落での犯行、この集落もまた消滅せざるのではなかろうか。先進国として飛躍していく日本、しかし、その裏側で起きている現状にも目を向けなくてはならない。そう警鐘をならしているようにも思えるのだ。
(アナザー茂)


 

最後に書かれている「その裏側で起きている現状」・・・身近に起きた事件ではあるが、もっと身近に起きてもおかしくないのである。私も限界集落に住んでいる(笑)が、私が加害者になることだって有り得るし、被害者になることだって有り得る。決して他人事ではないのだ。何故なら私は「離婚して帰ってきて、仕事も辞めて何しよるんかね~」と噂されているからである。都会と違って閉鎖的な田舎である。あること無いこと尾ひれが付いて噂されるのである。まぁ尾ひれを付ける人間が一番悪いのだけど。。。

今回の事件も世の中で起きる大なり小なりの事件やニュースも私達に「明日は我が身」「人の振り見て我が振り直せ!」と教えてくれているのである。。。改めて氣をつけようではないか!


nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感