バイク廃車に思う [社会]
昨日、バイクがトラブルを起こした。
運転中ギヤチェンジが効かなくなり、異音と共に緊急停止。後輪を見るとチェーンが外れている。
「まさか、自転車じゃあるまし、ギヤが外れることがあるのか？」と思ったが実際に外れている。
すぐに保険として入っていたロードサービスを呼び、車で送ってもらった。（保険に入っていて良かったぁ・・・それと取りに来た人から「先週もチェーンが外れてこけてケガをした人がいる」と聞き、これぐらいで済んで良かったと胸をなでおろした。）
本日、バイク屋さんから電話があり、かけつけて話を聞いた。
「チェーンが外れて、外れた弾みでクラッチケースを損傷、ここまでは数万円の修理なんですが、問題はエンジン部分の外側部品を損傷しており、オイル漏れを起こしています。この部品はエンジン部分に入り込んでいる部品なので大掛かりな修理となります。見積りは出していませんが、過去の経験値で言うと十数万円でしょうねぇ。。。」
自転車のようにチェーンをはめるだけの修理と簡単に考えていただけにショックだった。
中古車で車両価格１６万円だったからもう一台買える値段になりそうだ。愛着はあるが、背に腹は変えられない。廃車手続きをお願いした。４２歳でバイク免許を取り、人生初のバイク（原付除く）として１年９ヶ月で約１万キロ走った。
電子機器の修理など最近の風潮は修理代の方が高く、買い換えた方が安い時代である。その方が社会に貢献してるとも言える。「そんな勿体無い」と言う人もいるだろうが、お金のある人は修理に出せばいい。資本主義の基本はスクラップ＆ビルドだから仕方ない。ソニータイマーがあるとされるソニーでも大赤字なんだからどうしようもない。
「このバイクに愛着があれば修理に出すのも選択肢ですよ！」と言われた。子供と初めてタンデムでツーリングした思い出もある。愛着はある。人生を終える時、長年使った身体を脱ぎすててあちらの世界に行かないといけない。愛着はあるかもしれないが、次の世界に行かないといけない。またそこで思い出を作ればいいのだ。過去にしがみつくよりも未来を新たに作ることを考えよう！とバイクを脱ぎ捨てるのと自分の身体を脱ぎ捨てる時が来ることを重ね合わせてみた。
バイクチェーンの異変には気付いていた。あと５００キロ走ったらオイル交換だからその時にメンテナンスしよう！と自分に言い聞かせていたが時既に遅し！身体も同じかもしれない。身体の内部が悲鳴を上げているのに自分勝手な判断で病院に行かなかったりと。。。いろんな意味で「時既に遅し！」とならないようにしましょうネ！
