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少子高齢化 [社会]

昨日、私が住む山口県周南市でひとつの高校が廃校になった。山の中の高校で全校生30人しかいなく過疎化しているから致し方ないのだろう。

この1月に近くの海沿いの道路を走って気付いたのだが、小学校が無くなって更地になっていた。昨年廃校になったらしい。そんなことも知らなかった。

お隣の市(下松市)にある笠戸島(といっても橋があるから陸続き)にある小学校3校もこの3月で廃校になるのだとか。その3校の在校生たちはバスで市内の小学校に通うことになりバス代は市が出してくれるのだとか。小学校というものは歩いて通うものだと思っていたが子供たちにとっては夢のバス通学かもしれない。

2年前に出来た年間360日営業する競艇舟券売場(全国の競艇場の場外舟券売場)は連日大賑わい(といっても集まるのは高齢者が中心)で、街で一番人口密度の高い場所と言われているとか。競艇関係者から聞いたが「最初から面積を広くしておけば良かった」と嬉しい悲鳴をあげているのだとか。昨年の市の決算を見ると、市は赤字財政だが、この競艇事業(市が運営)単体は大黒字なのである。アホか(アホ化)!と思う。

先日の山口県知事選挙の投票率は39%。高齢者の投票率は高いが若い人が低い。6割の人が県の今後の将来に関心が無く、放棄しているとも言える。または、高齢者が自分の年金や生活を守るために投票に行き、若い人はあきらめているか無関心。愛の反対は憎しみではなく、「無関心」なのだそうだ。

JAに出荷するのに車が大渋滞している。聞くと福岡本社の24時間営業の大型ディスカウントスーパーがオープンしたらしくその影響なのだとか。またこの夏には広島から大型スーパーが出店予定しており、千人の雇用も生み出すのだとか。益々地元小売店は厳しくなっていくだろう。資本主義(競争)社会だから仕方ない。

ソ連という共産主義が崩壊、アメリカという資本主義の代表国も大赤字、日本も財政赤字だけでなく貿易赤字に成り下がった。次なる主義が生まれるまではこのままだろう。

私なりに総合すると・・・

おじいちゃんおばあちゃん計四人は自分の年金と生活の事だけを考えてうつつを抜かし。

お父さんお母さん二人は未来に希望が持てず選挙にも行かず日々精一杯働く。

生まれた子供は一人で二人目は考えられず(この時点でこの家系と日本は少子化確定)、学校はどんどん廃校していく。

子供が大きくなると夢も希望も無い県内には留まらず、県外に出て行き、おじいちゃんおばあちゃんも亡くなり県内はどんどん人口は減っていく。しかし、企業は県外からどんどん進出してきて雇用を生み出すが働く人が居ないため限られた人員で過酷な労働を強いられる。安売りに足しげく通うため、地元小売店は閉店。お金のある高齢者だけがお金を気にせずお買い物やギャンブルをするもその春は短い。

黄色い水仙.jpg

せいぜい短い春を楽しみましょう!

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