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カロリーの常識を疑う [健康]

私は痛風になり、一日の総カロリー摂取を適度に(適当に)気を付けている。

が、そもそもカロリーって何?て思い、カロリーの常識を疑う記事に出会った。

【ダイエットの新常識・・・カロリー数を信じるな!】 女性自身2013年12月21日記事http://jisin.jp/serial/%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88/diet/8506

カロリーという考え方が考案された1883年というと今から131年前。日本は明治16年、私からすると曽祖父の時代である。この記事を紹介してくれた人の話によると・・・肉食の欧米食を正当化するためのものであり、日本人の健康を守るものでは無いのだとか。

記事の中の牛の話はびっくりである。カロリーゼロの草を食べて500キロの巨漢になり、毎日高カロリーな牛乳まで提供してくれるのだから・・・やはり私達人間も腸内細菌の為に食べているとも言える。

恥ずかしい話になるが、私は一日に2~3回大便を排泄する。しかも毎回どっさりで自分でも「食べた以上に出てるのではないか!?」と思うのが、この記事で納得である。ヨーグルトや甘麹(こうじ)を使った甘酒、チーズやワインという発酵食品、腸内そうじをしてくれる玄米や胃腸にいいカレーを毎日食べるから腸内が元気な証拠で病気でも何でも無いんだなぁ。。。

何を食べるかで、その人の身体作りや考え方までも決まると勝手に感じているが、益々「人」に「良い」と書いて「食」の独自研究を進めていこうと思う今日この頃である。。。以下転載元記事↓


 「ダイエットの新常識・・・カロリー数を信じるな!」

糖質制限をすると、炭水化物が食べられない分、どうしても以前より、脂肪摂取量が増えてしまいがちだ。その結果、摂取カロリー数は増えているはずだが、カロリー制限をしなくても、糖質さえ制限すれば着実に痩せる。ではなぜ、糖質制限ではカロリー制限をしなくても痩せるのか?

「それを知るには、食べ物のカロリー数とは何か、その算出方法にはそもそも科学的根拠があるのか、ということをみてみなければなりません」。

そう言うのは、『炭水化物が人類を滅ぼす』(光文社新書)の著者で、練馬光が丘病院・傷の治療センター長の夏井睦医師。

食物のカロリー数はどうやって測定されたのかを調べてみると、かなりインチキくさいことが分かる。

測定法は、1883年にルブネルという科学者が考案した方法が現在も使われていて、基本的な考え方は当時と同じだ。

計算式は、

[食物の熱量]=[食物を空気中で燃やして発生した熱量]-[同量の食物を食べて出た排泄物を燃やして発生した熱量]

であり、これをさまざまな食物や各栄養素ごとに測定する。

具体的には、ボンブ熱量計(カロリーメーター)という機器のなかに、熱量を計りたい食品(乾燥させてある)と酸素を入れ、電熱線に電気を通して熱して燃やし、容器内の温度の上昇を測定し、それを熱量に換算することで、カロリー数は測定できる(ちなみに、1カロリーとは水1グラムの温度を1℃上げるのに必要なエネルギーである)。 

しかしこの測定法は疑問だらけだ。なぜなら、

◇体温は最高でも、せいぜい40℃であり、この温度では、脂肪も炭水化物も「燃焼」しない。つまり、人体内部で食物が「燃えて」いるわけがない。

◇そもそも、細胞内の代謝と大気中の燃焼はまったく別の現象である。

◇動物界を見渡すと、食物に含まれるカロリー数以上のエネルギーを食物から得ている動物がたくさんいる。

最後の1つについて言うと、たとえばウシは、牧草のみを食べて日々成長し、500kgを超す巨体となり、毎日大量の牛乳を分泌する。ウシは反芻動物であり、植物食に最高度に適応した哺乳類で、葉や茎のみを食べて生命を維持できる。

植物細胞の成分をみると、70 %が水分であり、水分をのぞいた30%のうちの3分の1~2分の1は、セルロースが占めている。つまり、ウシの食事の成分の多くはセルロースなのである。

ところが、ウシはセルロースを消化も吸収もできないのである。消化も吸収もできないということは、「摂取カロリー・ゼロ」である。それなのに、ウシは大きくなり、牛乳を分泌する。これはどうしても、エネルギー保存則に反するように見える。

この謎を解く鍵は、共生微生物(細菌と原生動物)だ。

ウシの消化管内に大量に存在する共生微生物が、セルロースを分解して栄養を作り出し、宿主のウシはそれを受け取って成長しているのだ。つまり、ウシが食べる牧草は、ウシ自身のためではなく、共生微生物のためのものなのだ。

ウシは4つの胃をもつが、最初の3つの胃にはそれぞれに多種類の膨大な微生物が住み着いており、セルロースの分解をおこなっている。そして4番目の胃で胃酸を分泌し、共生微生物の体も分解し、共生微生物が産出したアミノ酸や脂肪酸と一緒に吸収する。ウシ自身にとっては栄養価ゼロの牧草が、共生微生物によって栄養の固まりに変身するのだ。それを栄養分とするから、ウシは巨体となり、大量の牛乳を分泌できるのだ。

話を人間の消化管に転ずると、人間の下部消化管(大腸)には、数百種類、100兆個の腸内細菌が生息している。人間の体細胞の数がおよそ60兆個だから、数の上では体細胞より腸内細菌のほうがはるかに多いわけだ。そして人間の糞便の重量の半分以上はこの腸内細菌であり、これは前述の「食物のカロリー測定法」([食物の熱量]=[食物を空気中で燃やして発生した熱量]-[同量の食物を食べて出た排泄物を燃やして発生した熱量])が、最初の前提からして間違っていることがわかる。糞便の半分以上が、食物と無関係の腸内細菌なのだから、いくら精密に発生熱量を測定したところで、正確な値が得られるわけがないのである。

また、腸内細菌は、ビタミンKやビタミンB7(ビオチン)、ビタミンB6(ピリドキシン)、ビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB9(葉酸)、さらに短鎖脂肪酸なども生成していて、人間はそれを吸収して栄養にしている。

こうしてみると、[人間が食べ物として摂取した栄養素・カロリー数]と、[人間が腸管から吸収して得ている栄養素・カロリー数]は一致していないことがわかるだろう。



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