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HumanBeing [社会]

私は学生時代「HumanBeing」(ヒューマン・ビーイング)という軽音楽サークルに所属していた。

でも最初はチラシで見た「Mutant」(ミュータント)という軽音楽サークルに入ろうと思って部室らしき部屋に行ったのだが、皆ギターを弾いたりして我関せずといった感じで冷たい感じがして、立ち去った。まさに「ミュータント(突然変異)」のような空間だった。

その足で近くの「HumanBeing」の部屋を覗いた。

先輩「よう来たのう!」(大阪弁だから違うかもしれないが、山口弁で聞くとそんな気さくな感じだった。)

先輩「まぁ飯でも食おうやぁ!」と近くの経商喫茶という経済学部と商学部の喫茶店に連れて行かれ、お昼のランチのようなものを頼んだ。「遠慮せんでええでぇ!」と言われランチ代を初めて会った先輩が出してくれた。応援団とか部員獲得に必死ならおごるのも分かるが、当時バンドブームで軽音サークルなどは勧誘しなくても入会も多かったからそこまでしなくてもいいものだろうから、その先輩個人の優しさだったのだろう。(単純だが、その時点で一宿一飯の恩義を感じた。)

先輩「自分?音楽何が好きなん?」と言われ

私「ヘビーメタルです!」と言うと

先輩「このサークル、ヘビメタ好きな人多いで!パートは?」

私「ベースをやりたいんですけど、初心者なもので・・・」

先輩「初心者も多いで!」

もう、ここに至る時には決めていた「ここに入ろう!」と。恐らく今思えば最初の「よう来たなぁ!」という気さくな対応で決めていたのかもしれない。私は宇宙人と言われることは多いが、ミュータントに入らなくてよかった。何故なら一生付き合える友人にこの「ヒューマン・ビーイング」で出会ったからである。まさに「人間」である。

人間を英語に変換すると・・・

【human being】以外にも【human race】や【human kind】がある。ヒューマンレースというと競争をイメージするし、ヒューマンカインドというと人のような種類と直訳でき、今社会で起こっている「本当に人間か?」と思わせるような猟奇的な事件があり、「人もどき」と訳すことだって出来る。ヒューマンビーイングというと・・・ingというあり続けるという現在進行形で、常に人間であり続ける努力をするという意味のようにも思えて好きだ。

名は体を表すというように個人名だけでなく、組織名も同じことが言えるんだろうなぁ。名は体を表す人の温もりを感じられた組織だった。

恐らく人間、人類、人を表す英語【human being】【human race】【human kind】にもそれぞれの本来の意味があるのだろうけど、あなたはどれですか?

決して冷酷な「人もどき」にはなりたくないなぁ。。。

being・・・人間であり続ける努力をしましょう!


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