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所有から共有へ [社会]

初めてレンタルコミックなるものを利用した。

DVDやCDのレンタルは日常化していたが、コミックを読む文化が私の中に無く、利用することがなかった。

恋愛の神さま「柴門ふみ」にハマッてみようと思った。

購入しても何度も読むものでもなく、人にあげたり、本棚に積まれ、リサイクルショップに売るか、廃品回収に出すのがオチなのでレンタルというのはいいもんだ。

1冊購入するのに500円だったとすると、レンタルは1冊100円なのでワンコインで5冊分も読める。合理的だ!

新品じゃないと嫌だ!とか、持っておきたいという所有欲も無いし、逆に古本の感じがその本がいろんな人の手に渡った歴史がある感じで好きだ。ただ、読みたいものが常に在庫としてあるかどうかはわからないのが問題点だが。

お金が貯まるか貯まらないかの違いは「その瞬間を我慢できるか!?」にあると読んだことがある。

例えば欲しい音楽CDがあったとする。購入すれば2500円。少し待ってレンタルすれば250円。リアルタイムを我慢するだけで2250円も貯金できるのである。最近主流のダウンロード…もそうである。この曲いいな!と思ってダウンロードボタンを押せば1曲250円。その瞬間を我慢してレンタル屋さんで借りれば250円でCD1枚で12曲も聴けるのである。

常に欲望を刺激しながらお金を吸い上げていくのが世の中の仕組みなのである。

つい先日もお盆でみんなでラーメンを食べに行った時のこと。

小学5年生の甥っ子が「のどが渇いた!」と言ってラーメン屋の前の自動販売機で水を買っている。もし、相談でもされたら「我慢しなさい!水は店内に入ったらいくらでも飲めるから!」と言っただろう。。。

その後、どうなったかと言うと。。。ラーメンが来る前に500mlの水を全部飲んでいたために、肝心のラーメン、チャーハン、餃子が全部食べれないというのだ。まさに本末転倒である。

欲望を自分で制御できるか?これが大人と子供の違いだろうか?いや、大人も同じである。

私は大好きなバンドのCDを買ったが満たされない。あんだけ楽しみだったのに、虚しさだけが残るのである。

もう所有の時代は終わったのかもしれない。所有から共有の時代かもしれない。

とりあえず、「柴門ふみ」ワールドに所有せずレンタルでハマッてみよう!と思う今日この頃です。図書館にも「柴門ふみ」って置いてるのかな?今度久しぶりに図書館にも行ってみよう!所有しない方が夢や世界が膨らむ。。。


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