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映画「恋」-その2 [映画]

映画「恋」を観た。http://koi-movie.jp/ このホームページのキャッチコピー「遠くを見つめ続けるあなたにわたしは再び、恋をしました。」という「。」の写真の辺りに私は住んでいます(笑)。

予告編はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=CDp1E13PtU8

下松市制施行75周年記念映画で、全編下松市でロケが行われたのだとか。http://starnavi-kfc.blogspot.jp/

監督はお隣の街の徳山大学で教授を務める長澤雅彦監督。(「天国はまだ遠く」「遠くでずっとそばにいる」も非常に良かった。映像美の旗手という紹介文句も納得である。)

舞台挨拶も上映後あり、人生で初の体験であった。舞台挨拶は、司会のマーニー大橋氏、長澤雅彦監督、主演の伊藤洋三郎氏(59歳には見えない!)、主人公の娘役:朝倉えりかさん(とにかく美人!)、俳句の先生役:江口雄二氏(地元TV局の元アナウンサーで・・・「あぁあの人ね!」というお馴染みの顔)4名が登場。撮影の裏話や監督の思いや俳優さんのご当地下松市の印象など聞けて、映画に深みが増した。

内容は・・・下松工業を卒業して、地元の新幹線を作る工場(日立)に勤務する奥様に先立たれた主人公とその社員食堂に30年?勤務する独身美人女性との純愛物語。

私も奥様に先立たれた(勝手に殺すな!)訳では無いけど、独身で娘に老後の第二の人生を心配される(してないと思うけど)身なので、真面目な主人公の純粋な想いに共感し、涙した。奇祭と呼ばれる「きつねの嫁入り」にまつわる秘話に絡めた物語が心憎い展開でもう一度観たくなる。従来の商業ベースに乗った全国上映が無いのが残念で、ケーブルテレビのKビジョンでの視聴か下松のMOVIXでの上映のみなのだとか。DVD化されるのを待ちたい。同じ脚本家の作品「百円の恋」も期待できる。

長澤監督がおっしゃっていたが・・・「自分の作品は好きでは無いのだが、この作品は別です!」とのこと。

近隣に住む人間としては、知っている場所がたくさん出るのでドキュメンタリー作品として観てもいいかもしれない。が、そんな映像美よりも人間美に拍手を送りたい、いい映画だった。

大人の純愛も捨てたもんじゃぁないネ!


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