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石高(ごくだか) [社会]

加賀100万石とか武田信玄は100万石の武将というが、そもそも石(ごく)ってどれぐらいの米の量?そもそもの意味は? 


1石は下位単位では10斗にあたり、同じく100升、1,000合に相当する。日本では、1食に米1合、1日3合がおおむね成人一人の消費量とされているので、1石は成人1人が1年間に消費する量にほぼ等しいと見なされ、示準として換算されてきた(1000合/1日3合で333日分)。※wikiより

東京都は1200万人が住むが1200万石。私が住む山口県は140万人だから140万石ということになる。

1合で茶碗2杯、今のご時勢1日に6杯も食べるだろうか?米農家の私でさえ、1日2合の茶碗4杯である。まぁそれだけ昔の日本人は強かったということである。何故なら栄養価の高い硬い玄米を1日6杯だからね~栄養価の少ない軟らかい白米は戦後の文化である。

ここで今放送中の幕末学園大河ドラマ「花燃ゆ」に置き換えてみた。

野山獄中の女囚:高須久子は300石の長女で418石の家から婿養子をもらい、その婿養子の死後、身分の低い芸能人を家に招き入れたことによる罪で訴えられ獄に入れられる。

高杉晋作の父:小忠太は200石。吉田松陰の父:杉百合之助は26石と極貧武士。といっても家族9人と地域の17人を守ることが出来たのである。極貧でも何でもない。元々武士はその国の土地と人命を守るというお役目である。松陰は百合之助の弟の57石の吉田家を相続。

こうして見ると家同士の背景が少し見えてくる…。

418>300と家同士の争い。

300>57の叶わぬ恋。

57>200と身分を問わず学ぶ姿勢。高杉晋作は騎兵隊では身分を問わなかった。初代総理大臣:伊藤博文は農家の息子である。

ちなみに幕末の長州藩は100万石とされている。100万人を養う国がドラマでは動きだす。

ちなみに我が農家は18石。杉家より極貧という表現になる。まぁ今のご時勢米は当時の1/3しか食べないから、今なら年間54人ほど握り飯のみでまかなえます!おかずや塩は持参でお願いします!(笑)


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