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「共に生きやすい社会を」前編 [社会]

年齢と共に涙腺が弱くなってきたのか、感動しながら涙を流した。先日の大河ドラマの松陰先生の言葉を借りるならば…立派に志を持って生きておられる!NHK Eテレ「共に生きやすい社会を」前編を何気なく観て心を動かされた。


NHK Eテレ「共に生きやすい社会を」前編

http://www.nhk.or.jp/heart-net/rounan/backnumber/2015/03/0301.html#contents

東京・本郷に、ろうの店員が接客するスープカフェがある。立ち上げたのは、ろう者の柳匡裕(やなぎ・まさひろ)さん。客の多くは手話が出来ない健聴者だが、筆談をしたり、メニューを指さしたりして注文する。3周年を迎えたが、経営は順調だ。柳さんはデザイナーなどの仕事をしてきた。しかし聴者に囲まれた職場で、同僚に負けないよう努力するうちに体を壊してしまった。その後、障害者の就職支援を行う企業に勤めるが、職を紹介しても、すぐ辞めてしまう人を多く目にする。聞こえる人に無理に合わせず仕事が出来る。そんな職場が作れないか─そう考えた柳さんは、起業を決意。スープカフェを開く。そして、店員同士は手話、客には身振りなどで応じるというユニークな店を立ち上げる。前編では「ろう者に接客は無理」という既成概念を壊した柳さんの戦略を紹介する。


補足すると…最初に就職した企業での会議で耳が聞こえないというハンディの為、内容についていけず、必死に努力するも体調を崩す。障害者の就職を斡旋する会社に勤めた際、一部上場企業50社に対して調査をした際、「本音で言えば雇いたくない」という声を聞き、耳が聞こえない人たちだけが働く会社を立ち上げたい!今までの常識を覆す「飲食業」で起業を考える。しかし、ノウハウが無い為にフランチャイズを模索。プレゼン資料を手にフランチャイズを申し込む。「お客さんからは指差しで注文」→「分かりました[手(パー)]」というジェスチャーを必ず入れる、他にも他店にない努力項目多数etc。契約に際しては健常者が勤める他店と全く同じ対応でお願いします!と柳さん自ら本部社長にお願い。売上はフランチャイズチェーン内でもトップクラスなのだとか。

店内は声による会話が無いので非常に静かなのだが、コメントボードや対応の温かさを感じるらしくリピーターというよりお客さんがお客さんを口コミで呼んでくる。しかも、新たな展開が…日本語が話せない外国人客にとっては「指差し注文」が便利で利用されることに…。

私も「ありがとう」という手話をこの放送で覚えました!

次回は3月8日(日)午後7時半~NHK Eテレ「共に生きやすい社会を」後編

(前編再放送はEテレ3月6日(金)午前11時45分~12時)


内容:聴覚障害者の中には、聞こえる人の中で働くうちに、コミュニケーションの難しさから疲れてしまい、働く意欲を失ってしまう人が少なくない。本来持っている能力を生かせずに悩む人たちをどう再生させるか。柳さんはこの問題の解決に力を注いできた。スープカフェのスタッフも、社会で様々な壁にぶつかってきた人たちだ。柳さんは、試行錯誤をしながら、スタッフのやる気を引き出すことに成功してきた。さらに柳さんは、講演を行い、情報が不足しがちな人たちに向け、就職活動の知識を広める取り組みも行ってきた。ビジネススキルを高める研修の場も作ろうとしている。誰もが主体的に働ける社会を作りたいと願う柳さん。後編ではその人材活用術に迫る。 http://www.nhk.or.jp/heart-net/rounan/backnumber/2015/03/0308.html

「花燃ゆ」の前に必ず観ることにします!

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