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ドラマ「花燃ゆ」-12 [ドラマ]

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第12話【戻れないふたり】を観た。

1857年12月5日結婚。久坂玄瑞 満17歳、文14歳。今で言うと高校2年生と中学3年生の結婚である。何とも早熟である。

(てか、今が未熟…教育の弱体化でそうなったのではないか?いや当時は早く社会人化しなければ、食べることも生きることも出来なかったのでは?)


関厚夫『ひとすじの蛍火―吉田松陰 人とことば』278頁(wiki参照)によると…玄瑞に対しては松下村塾の年長者である中谷正亮が文との縁談を持ちかけた。この時、玄瑞は文のことを「好みの容姿ではない」と断ろうとしたが、中谷はそれに立腹して「見損なった、君は色で妻を選ぶのか」と詰め寄り、玄瑞はやむを得ず縁談を承諾したという。

ドラマでも前回よりこのエピソードを引きずっている。

「文は美人じゃないから俺の好みでは無い!」

世の女性は「綺麗」派か「可愛い」派の二種類しか居ないとしたら…

恐らく、玄瑞が京都で惚れ、隠し子まで残した女性が「綺麗」派なら松陰の妹、文は「可愛い」派だったのだろう。故に当初、好みでは無いため縁談を断ろうとしたのでは?と想像してみる。それとも、松陰先生の妹は畏れ入るから、そういう断り文句でとも取れる。どちらにせよ、天涯孤独の秀才が伴侶を得て、松陰先生の親族になったということは、血湧き肉踊ることであっただろう。まさに彼はその後の7年の短い生涯を「血湧き肉踊る」が如く駆け抜けるのである。

兄、松陰の言葉「志は有っても、成す所が無いままに死んでも何の意味があろう?」「文の志はなんじゃ?」に文も答えを見出すのである。

「私があなたを想うとって差し上げます!」 

「そうすれば、あなたはどこにいても、一人じゃ無いでしょ!」 

「私はあなたと共に生きて参ります!」

いやぁ感動した。私も誰かの為に生きていこう!

世の中の女性たちよ!あなたは「綺麗」派ですか?それとも「可愛い」派ですか?

そして世の男性諸君よ!あなたが好きなのは「綺麗」派ですか?「可愛い」派ですか? 

また、ドラマ中で嬉しい気付きもあった。

久坂の膳に茶碗山盛りのご飯・・・それが玄米であったことを。松下村塾で差し入れで出される握り飯が丸い玄米だったことを。やはり、玄米産巣日が維新の原動力の源であったことを!

むすびとは漢字では産巣日と書く。日は太陽、巣とは卵、産むとは全ての始まりなのである!


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