SSブログ

トラクターの事故 [社会]

毎年、トラクターによる農作業中の事故で多くの人が亡くなる。先日も山口県内で73歳の男性が斜面を転落しトラクターの下敷きになり、亡くなったそうだ。

この年齢が県内の農業従事者の平均年齢だから、後継者が居なかったのだろう。(これも日本の農業の問題でもある)

トラクターにはシートベルトはあるが、担当者からは「しないで下さい!」とアドバイスされている。若い(といっても40代半ばだが)私たちは斜面から転落の場面があった際には、ジャンプして逃げることが出来るというのだ。ただ、歳を取るとそれも出来なくなるので、シートベルトをして三角スポットの隙間に収まることで死を避けるしかないとか。

確かに、バイクであぜ道ギリギリを走っていて雨上がりで草で滑り、田んぼに落ちた際、仮面ライダーのように「トォゥッ!」と両手を伸ばしてジャンプして(これは脚色だが)難を逃れた。

トラクターに関して言えば、昨年こんな事故もあった。

トラクター事故.jpg

ぬかるみにハマリ抜け出せなくなったのだ。動けば動く程、土を掻(か)くのでハマっていった。まさに泥沼状態。

お釈迦さんの生きた2600年前の世界でもあったそうだ。トラクターは無いが、象が沼にハマリ抜け出せなくなることが…。その象を一生懸命助ける人が当時も居たそうだ。

私も自力で出ようともがき苦しんだ。クレーン車を呼ぶと10万近く掛かると聞いたからである。

私の浅知恵で出来る限りのことをしたが、結局、これから更にトラクター一個分も下に沈んでしまい這い上がれず。最後は見かねた近所のおじさんが助けてくれた。工事現場で使うような(井戸を掘るような)パイプを組み立て、テコの原理を使う人力のクレーンのようなものを工事会社から借りてきてくれたのだ。時間の経過でいうと約1ヶ月。そのおじさんは他人だが、恐らくこの時のご恩は一生忘れないだろう・・・。

文明の利器も上手に使えば便利なものだが、使い誤ると凶器にもなる。機械が悪いのでは無い。去年、機械の恐ろしさを知ったばかりである。

自動車も似たものである。年間の交通事故死亡者は約1万人。もしも文明の利器が無ければ生きていける命。

皆さんもいろんな事故には気をつけましょう!


nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感