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チャンスの神さま [社会]

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高校野球は地方大会も含めて全試合に感動がある。プロ野球と違って純粋さが違うからなのか?

息子が甲子園を目指し夢叶わず、親子で実際に訪れた聖地:甲子園で観た2試合目 石見智翠館(島根) 対 興南(沖縄)の試合も凄かった。何が凄いかというと・・・まず、ピッチャーが11人も登場!といってもピンチになるとレフトからその都度交代してピンチを凌ぐので同じ田中君が何度も投げるのだ。田中君や安藤君、橋本君が何人も居る訳ではない。どうやら後で新聞記事で知ったのだが、エースが大会前に故障した為の苦肉の策の継投のようだ。

試合は終始沖縄興南ペースだった。沖縄の興南のアルプススタンドに居たのだが、これまた応援が熱い。独特の音階の音楽・ピューと鳴る指笛・踊りだす人たち。試合と同じく終始とにかく明るい安村(失礼)、人たちだった。

それが5対4と一気に逆転されると、応援も悲壮感が漂う感じに変わった。

9回裏の沖縄・興南の攻撃で背番号18番が登場するのだが、バッターボックスに入る前にブンブンバットを振り回す様子に「只者では無いオーラ」が出ていた。翌日の新聞によると、何でも物凄い緊張で、ただその緊張を振り払うための素振りだったとか。そんなことは生で観ている私たちには分からない。よく野球には流れがあるというが、まさに流れをアルプス応援団全体で呼び込んだ感じでもあった。またまた翌日の新聞で知ったのだが、選手たちが「応援がすごかった」とコメントしているように、高校野球は応援の力もあると感じたし、そう信じる。

その背番号18番の一振りで逆転サヨナラ!

応援席の沖縄のおじいちゃんも泣いていた。もちろん感動のうれし涙なのだが、私ももらい泣きした。

結局、この日3試合観たのだが、息子に1試合だけ挙げるとしたらどの試合が良かった?と聞くと、この試合を挙げた。

甲子園には(甲子園に限らず)チャンスの神さまは居るんだなぁ・・・と感じた。

後ろ頭がツルッツルのハゲ頭のチャンスの神さまと向き合った時にしか見えない前髪を私たちもしっかりつかみましょう!プイッとそっぽを向かれた時にはもうつかむことが出来ないらしいですから…

結果論では見えないライブの良さを改めて感じた次第です。事件やドラマは現場で起こっているのは間違いない事実であることも。


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