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日本の技術 [社会]

稲刈り第3弾が始まった。

何故、何弾にも分けてやるのか?というと・・・収穫は一気にやらないと熟成しすぎて米が精米時粉々になったり、病気の蔓延で枯れてしまったりする。近年はコンバインといって稲刈り即脱穀だから一気呵成の収穫が可能になった。

うちは棚田で大型機械のコンバインが入らない為、昔ながらの手押しの稲刈り機、ハゼ干し(一週間)、脱穀機による脱穀と1枚の田んぼだけで数日掛かる。故に苗をずらして植えているので、収穫時期もずれるのである。

技術の進歩は・・・「こんなものがあればいいなぁ」とか「こうなれば楽になるのになあ」とか楽をするというか(楽をさせる)為に発展・進化すると聞いたことがある。

確かに、稲を手で刈って束ねるのは大変な作業である。

それを機械がやってくれるのだから、稲刈り機が登場した当初はものすごい楽になったのであろう。

私が感心するのは・・・ひもを機械が結んでくれる技術である。蝶々結びではないが、出来上がりイメージは蝶々結びに近い。くるくるっと機械が勝手に結んでくれているのだ。

東南アジアでの稲刈り風景は未だに手で刈っているものを見るが、こうした数十年前の技術でもまだまだ輸出出来るものがあるのではないだろうか?国内の稲刈り機需要はコンバインに取って変わった為、無いと思われるが、まだまだ世界は広いので、アフリカの裸足の原住民を見て「靴が売れる!」と直感した先進国のように、まだまだ日本の技術は海外で売れるのではないだろうか?

そんなことを考え、数十年前の技術に驚きながら昔ながらの稲刈り機を動かしている…。 


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