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サボると人に迷惑を掛ける [社会]

稲刈り第3弾が終わった。

連休ということもあって、小学6年生の甥っ子が手伝いにやって来た。

男の子は機械類に興味を示すもので、稲刈り機を扱わせてみた。

稲を束ねるのにジュート紐というのを使うのだが、ほとんどが輸入品である。

今回のは「メイド イン バングラデシュ」となっている。

束ねた後、紐を機械で切るのである程度は切れやすい素材になっている。

確率で言うと100回束ねると、1束ぐらいは束ねきれずに切れてバラバラっと田んぼに刈った稲が散乱する。

2、3回続けて束ねない場合は、機械内部で紐が絡まっているトラブル発生の為、注意深く刈った後の残骸が見る必要がある。これを甥っ子に伝えた。素朴な質問で甥っ子から「なんで切れるの?」とあった。

「歩留まり」ということを教えても良かったのだが、子供への教育上の戒めの為・・・

私「これ見て!メイド イン バングラデシュ(本当は英語表記している)と書いてある。」「バングラデシュって国で作ってるんだけど、バングラデシュって国どこにあるか知ってる?」 

甥っ子「知らない!」

私「家に地球儀ある?あったらどこにあるか調べてみて!」

「東南アジアの国なんだけど、そこの人たちがこの紐を作ってる。でも中にはサボる人も居る。サボりながら適当に作ると紐が切れる。紐が切れると農家の人困るよね!」 「だから仕事をサボると人に迷惑を掛けることになるんだよ!わかった?」

甥っ子「わかった!」 

教育は体験型が一番だと感じるのは私だけだろうか?その日は日が暮れるまで甥っ子は手伝っていたのは、私の助言が効いたのだろうか?子供は素直である。私も子供のような素直さを学びたいと教わった次第である。教育は持ちつ持たれつであることも・・・。

バングラデシュのジュート紐を作ってくれた人ごめんなさい!あなたが悪いのではありません。実際は素材の確率的な問題かと思われますので・・・ 


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