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業態変更 [社会]

昭和28年、高度成長期を前に19歳の農家の若者が、「大量生産、大量消費」の農業を目の当たりにして、「これでは食べていけない!」と農業を辞め、観光農園に業態変更を行ったという、福岡県沖に浮かぶ能古島(のこのしま)。

昨日、偶然に聞いた曲「Coming Back To You」のキラキラ輝くメロディに心奪われNIVAを追っかけてみたが、1996年のアルバムは時代背景もあるが、ダークな曲ばかりで1回聴いて終了。しかし、2011年に復活した際にはキャッチーな曲への業態変更が功を奏して、また聴きたくなる曲ばかりだ。

https://www.youtube.com/watch?v=gfJSkTy_Br4

私の農業も岐路に差し掛かっている。

米農家の私でさえ、1日3食の内、米は1食のみ。1合で茶碗2杯分で年間で約米1俵(60キロ)。戦前は一人3俵(180キロ)だから三食全て米を食べていたとすれば、計算が合う。

少子高齢化で人口も減り消費も減り、輸入も増え生産しても米余りのため、政府は減反政策推進中。ましてや今後TPPでこの流れは加速していくであろう。60年以上も前に一人の農家の青年が悟ったのと似た気持ちかもしれない。

米は1年に1度しか採れないし、作業に時間が掛かり、肥料代も掛かる。

その田んぼを畑に業態変更すると、野菜によっては1ヶ月で収穫できるものや何回も収穫できる野菜を作ることだって可能となる。一度畑にしたものや耕作放棄地になると水田に戻すのは難しいと聞く。

しかし、そんな理由で業態変更はしない。

業態変更しない理由は・・・「米作りが好き」だからだ。

儲かろうが儲かるまいが、「そんなの関係ねぇ!」

作りたいから作るのだ!

でも儲からない赤字分はどこから回収するのか?

有難いことに、他にも収入源はあるので単独で考えないことである。

例えば、ソニーがTV事業で赤字でもスマホ事業黒字で吸収できる!みたいな感じだろうか?

ゴボウ作りやレンコン作りは、大変過ぎて二度としない!(苦笑)・・・という取捨選択は必要だが、自分の中で「これは死守する」というこだわりは大事かもしれない。それが生きる原動力になるのだから。

皆さんの生きる原動力は何ですか?

それにしても、NIVAは業態変更して良かった!(笑)

インクリメンタルIV

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: マーキー・インコーポレイティド
  • 発売日: 2014/07/23
  • メディア: CD



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