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映画「星を追う子ども」 [映画]

2011年公開の新海誠監督作品「星を追う子ども」を観た。

私が新海作品に触れたのは純愛もの「秒速5センチメートル」→同じく純愛もの「言の葉の庭」→SF「雲のむこう、約束の場所」→純愛SF「君の名は。」→SF「星を追う子ども」という順番になる。

製作順はSF「雲のむこう、約束の場所」→純愛「秒速5センチメートル」→SF「星を追う子ども」→純愛「言の葉の庭」→純愛SF「君の名は。」ときている…ことからみて、新海監督のやりたいことはSFなのかもしれないが、興行的にSFではヒットしなかったので(いや、ヒットしたのかもしれない。)誰もが共感できる純愛もので仕切り直し!といったことなのだろうか?神木隆之介君も「星を追う子ども」30回観たとは言っていない。「秒速5センチメートル」を30回観たと言っている。私の中の順位は①「君の名は。」②「秒速5センチメートル」③「言の葉の庭」となり、やはり純愛ものを期待してしまう。

本作品は、スタジオジブリか?と思う程である。

「シャンバラ」とか「アガルタ」とか地球の内部に存在すると言われる別の世界と表の世界との物語。

これはスターウォーズ(①か②)でも似た話が描かれており、ある星の内部(内側)にもうひとつの別の世界があるという。私も何かで読んだことがある。「ムー」だったかもしれない(笑)。ある漁師の親子が北極海で漁をしていたら暴風雨に遭い遭難して、気がついたら温暖な気候の世界を舟で通過し(結果的にそれが地球内部だったのでは?という仮説)。というのも・・・親子はそのまま漂流して、気がついたら南半球の喜望峰沖(アフリカ)に出ていた…からである。

私はこんな話大好きだが、一般人にとっては・・・純愛「秒速5センチ」の次が本作品なら、ヒットしなかったのだろうなぁ・・・それで期待に応えて純愛「言の葉の庭」となったのか?で、次の結果が現在上映中の最新作「君の名は。」は純愛とSFの合体作で折衷案だったのかもしれない。 

アーティストは難しいだろうなぁ・・・一般大衆の期待に応えるべきか?自分のやりたい作品を作るべきか?

そのアーティストが本当に好きならどちらの作品が出てきても、ひっくるめて好きとなるのだろうが・・・。

私はドイツのヘビメタバンド「ハロウィン」のCDを30年近く買い続けているがもう最近は惰性である。「ここまで買い続けてきたのだからどんな作品でも受け入れる」的な。最近(といってもここ16年)は初期に戻ってきてくれたが、途中「お前らビートルズか?」という作品もあり、(いやビートルズをこよなく愛する友人も複数いるので批判している訳ではなく、ヘビメタバンドがビートルズになってどうすんの?という話です!ので・・・)でも私は彼らをこよなく愛しているので(ビートルズでは無く、ハロウィンを・・・)そんなビートルズサウンドも好きだった。

分からない訳ではない、自分たちが影響を受けたアーティストに対する、いわゆるオマージュ的な?作品という作品。

この「星を追う子ども」は宮崎駿氏へのオマージュだと語っている※wikiより「オマージュ」:オマージュ(仏: hommage)は、芸術や文学においては、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事。また作品のモチーフを過去作品に求めることも指す。しばしば「リスペクト」(尊敬、敬意)と同義に用いられる。

そんな訳(どんな訳?!)で、私は新海誠氏が純愛だろうが、SFだろうがその作品が大好きです。地球内部別世界説:シャンバラ(アガルタ)世界を私も信じているから(笑)。それと、一度好きになった人とかアーティストとか嫌いになれないです。それは自己全否定に繋がるから・・・ 

 


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