コミック「黄昏流星群」 [コミック]
コンビニコミック「黄昏流星群」というのを買って読んだ。
コミックはレンタルと決めていたのだが・・・余命一年と宣告をされた中小企業のワンマン社長が、これまでの人生を振り返る旅に出る!という表紙の文言と「高校の恩師」「学生時代の親友」「初恋の女性」と三人に会いに行く旅という絵に惹かれ買ってしまった。
私が余命一年と宣告されたら何をするだろうか?誰に会いに行くだろうか?を考えさせられた。しかも、好きなこと(ドキドキワクワク)をすることで寿命が延びる話なのだ!
作者の弘兼憲史氏のことも全く知らず・・・「島耕作」シリーズの人で「東京ラブストーリー」の柴門ふみのご主人なのだとか。しかも我が山口県ご出身で、なんと私の住む周南市の唯一の大学、徳山大学で客員教授までされているのだとか。公開講座とかあれば行ってみたいなぁ・・・と思った。漫画の余命宣告をされた社長が東京の会社を突然、辞めて出身の山口県に向けて旅に出るのだが、どこかで見た風景が描かれるのだ。あぁ・・・これは岩国かな?これは長門(美祢)かな?とか。
コミックもどんどん続く作品は次が気になって仕方が無い。が、この作品のように一話読みきり完結だと、スッキリするし、私もアラフィフを迎えて、この作品の良さがようやく分かる年齢になってきた。というのも・・・
四十歳を越え多くの大人達は、死ぬまでにもう一度、燃えるような恋をしてみたいと考える。それはあたかも黄昏の空に飛び込んでくる流星のように、最後の輝きとなるかもしれない。この熱い気持ちを胸に秘めつつ、落ち着かない日々を送る大人達を我々は・・・黄昏流星群と呼ぶ-
らしいからである。
しかし、レンタルコミック店で初めて気付いたのだが、何と52巻まである。頭文字D48巻で懲りたはずだが、一話読みきりならいいかも!?とあっけなく陥落。早速読み始めることにした。これで秋の夜長も、おひとりさまの私も十分楽しめるものを見つけた。1週間に1冊でも1年間はこれで「何を読もうか?」悩まずに楽しめる。ドキドキハラハラの高校生ものの恋愛漫画もそれなりに楽しかったが、人生後半を迎えている人向け(?)の示唆に富んだ、少しアダルトな大人の領域に足を踏み入れることにした。同じく弘兼憲史・画の「人間交差点」というのも借りてみた。
いろんなカタチで残された人生を楽しみましょう!