コミック「人間交差点-ヒューマンスクランブル」 [コミック]
1980年作品 矢島正雄作、弘兼憲史画「人間交差点-ヒューマンスクランブル」第1巻(小学館)を読んだ。
1980年といえば、まだ私は小学生。昭和のまさに古き良き時代、その裏でドロドロした人間劇も当然あっただろう。1話完結の短編集だが、一気に読むというより、一話一話立ち止まって考えさせらる・・・そんな作品である。「生きる」とは?「死ぬ」とは何か?「欲望」とは何か?「愛する」とは何か?ヒューマンスクランブル。我が町に唯一あるスクランブル交差点。もうさびれてすれ違うのに肩がぶつかるようなことも無い。都会では日常茶飯事かもしれないが、そんなさびれた田舎でも人が出会い、別れ、生まれ、離別、死別していく貴重なこの世の中。何か大事なものを呼び覚ましてくれるような感じがしたのでこれかも読み進めていくことにする。
第27巻まであり、同じ弘兼憲史氏の「黄昏流星群」と交互に読んでいこうかな?
いろんなものに出会って、別れて、感じて、人生をより深めて生きたいものです。
人間交差点名作集 あの日川を渡って (My First Big)
- 作者: 矢島 正雄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/08/26
- メディア: ムック