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映画「星ガ丘ワンダーランド」 [映画]

友人や子供たちとで行った北九州市にあるスペースワールドが今年で閉園になるのだとか。

楽しい思い出がつまった場所がなくなる。まぁ物理的に無くなっても、私たちの思い出の中には永遠に残り続ける。

映画「星ガ丘ワンダーランド」を観た。http://hoshigaoka-movie.com/

こちらの遊園地には、主人公をはじめ家族にとって辛い思い出がつまった場所である。

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母親が二人の幼い兄弟を残して家を出る。母親には新しい家族が出来、残された兄弟は父子家庭となり、大人になる。子供にとってはやはり、父親よりも母親からの愛情の方がいかに大事かが思い知らされる。

※子供は母親のお腹から出てくるので、子供にとって母親は分身であり、全てである。しかし、父親はDNA鑑定でもしない限り正確には分からないので、子供は何となく他の男性よりは心を許せるぐらいの警戒感で、母親に対してと父親に対してとでは全く異なるらしい。

20年経って現れる、義理の姉と弟。大人になっても複雑な心境が描かれる。

今は三組に一組が離婚する程、離婚が増えているのだとか。子供が居ないならまだしも、子供が居れば離婚出来ない法律を作った方がいいのでは?というお方もおられる。離婚経験者の私としてもそれは理解できる話だ。大人になっても深い心の傷は残る。この映画はそんなことを表現しているように感じた。

もしも、結婚して子供が居れば離婚出来ない法律が出来たとしたら・・・(子供が出来たら結婚しなくてはならない、そして離婚も出来ないとしたら・・・)女性は付き合って性的関係になるにあたって、よっぽど慎重に相手を選ぶのではないだろうか?あまりに慎重になりすぎて、今よりも結婚率が下がるだろうか?勢いで結婚とかもなくなるのかな?でも再婚相手からの幼児虐待などはなくなるのかな?子供が心の傷を持たずに健全に育つのかな?次の世代のために私たち古い世代は生きているのだから、新しい世代の人たちのために何が出来るのだろうか?を考える必要がある。

それにしても脇役の市原隼人の存在感がものすごい。友達になる瞬間ってこんなだよなぁ・・・利害など関係ないところで心を通じ合わせる。無償の愛というやつなのだろう。損得が絡み合う世の中で、利害関係なく付き合える友人というのはやっぱり大事だ。感情をむき出しにしても受け止めてくれる相手、なかなかそう居ないよなぁ・・・「市原隼人」に興味を持った。そういえば・・・彼主演の「ボックス」という映画はすごい!と以前、聞いたことがある。レンタルショップにいつ行っても貸出中なので、私の中でプレミアがついてるぐらいだ。観たら追ってご報告します。

いろいろと考えさせられる、私にとっては複雑な映画でした。

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