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映画「手紙」 [映画]

2006年公開の東野圭吾原作の映画「手紙」を観た。


手紙 スタンダード版 [DVD]

手紙 スタンダード版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: DVD

山田孝之・玉山鉄二・沢尻エリカ・吹石一恵らが出演。両親がおらず、弟思いの兄(玉山)が秀才の弟(山田)の為に大学費用を捻出しようと一人暮らしの家に盗みに入り、誤って殺してしまい、刑務所行きになる。弟は社会から弾かれ、隠れてひっそりと暮らす。しかし、社会は犯罪者の弟であることを追いかけては暴露して、逃げるように暮らす弟。唯一のつながりは刑務所の兄との「手紙」。しかし、自分を苦しめるのは兄の存在のせいであると手紙も書かなくなる。

一流企業の重役の娘(吹石)と恋愛関係になるも、父に素性を調べられ破局。親がいなく苦労して育った前の会社の同僚(エリカ様)に救われる。結局は似たもの同士、似た苦しみを味わったもの同士しか理解出来ない世の中なのかもしれない。私は離婚経験者だが、離婚した人にしか分からない苦しみがある。子供同士でもそうかもしれない。円満な家庭で育った子供と親が離婚した子供はどこか分かり合えないのかもしれない。

以前、近所の人に聞いたことがある。「子供を持たない人は子供を持つ喜びを知らない。けど、それで泣くこともない。その人はその人で子供がいない人生を楽しんでいるから。」

同級生との飲み会や職場でも、結婚したことの無い人とは話がうまく噛み合わない。 

そんな中で、人間が男女問わず惹かれ合うのは、やはりご縁なのだろう。人間関係が上手くいくのもいかないのも人知を超えたものなのかもしれない。

今のご時勢、メールやラインで何でも済むのかもしれないが、アナログな「手紙」の良さを改めて感じさせてくれました。子供に手紙を書いてみようかな?いろいろと考えさせられる良い映画でした・・・。 

(エリカ様は世間ではいろいろと言われますが、いい女優だと思いました。) 


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