しゃーないやんかー最終 [社会]
(続き)翌日、ゴールデンウィーク初日で修理工場が休みにも関わらず、ご家族(小さいお子さんが居られる)を置いて、出勤してお店を開けて、昨日の感じの悪いおじさんが運ぶ、私のパンクした車を受け入れてくれる「地獄に仏」の友人。
自宅に居ても立ってもおられず、私も立ち会うことにした。
私「昨日のあのおじさんが持って来るんかな?」
友人「あの人は昨日の当番だから、今日は違う人が来ると思うよ!」
私「そうなんか!良かった!」と業界の仕組みも知らないので少し安堵した。
到着したのは、ホンジャマカの石塚のような屈託の無い笑顔のおじさんだった。
私「わざわざ搬送ありがとうございます!」
オンジャマカ石塚似のおじさん、汗を拭きふき「昨日は大変でしたね!」「山の中腹までうちのが行ったんですか?」
私「いえいえ、自力で下山して、ガソリンスタンドでも対応出来ないとのことで、お呼びしました。助かりました。」
ホンジャマカ石塚似のおじさん、汗を拭きふき「私らぁ、これが仕事ですから!」
ポカリスエットを差し上げると、汗を拭きふき「ありがとうございます!」とあの似た笑顔。「また何かありましたら、よろしくお願い致します!」と言われた。
友人と見送った後・・・「同じ会社でも人によって対応が大違いなんやねぇ・・・」と私が言うと。「人の振りみて我が振り直せ!・・・じゃね!」ということになった。
同じお店を利用しても人によってサービスが大違いということも多々ある。同じお店を利用するのに、快適に心地よく感じる場合もあれば、不快に感じる時もある。損保会社に電話した際は1回目の人は非常に良い対応で救われたが、2回目に掛けた際の人は何か突き離されるようで不安に感じた。同じ会社でも人それぞれなのである。
しばらくして、息子に「無事受け入れが終わったよ!」とメールを送ったところ・・・いつもは一言メールしか返事を返さないが、「失敗の中でたくさんのことを学んだ。これからもがんばる」と返ってきた。何か大事なものを学んだようだ。アルバイト先のガソリンスタンドでもいろんな人がいると思う。人が困っている際には「いい人」か「そうで無い人」が居るとすれば、その困っている人に自分は何が出来るか考えて「いい人」に成って欲しい!・・・そんなニュアンスのメールをした。(人間万事塞翁が馬)おしまい。