無駄な努力なんてなかったこと [社会]
今、甲子園では全国3839校の頂点を目指した熱戦が繰り広げられている。山口県では58校の頂点になれば甲子園に出場出来る。2年前にその頂点を目指した息子だが、初戦で敗退。でもそれまでの努力は無駄ではなかったと実感しているに違いない。やったことが無い人は何でも言えるが、やった人ほど口では言い表せないものがあると思う。私の高校生活は野球部ではないが、畑違いの弓道部に所属して求道していた(笑)。弓道は個人競技のように見えると思うが、団体戦でもあるのだ。団体戦では敗退するも、同じ部の女子一人が県内の高校総体予選で優勝し、北海道の高校総体に県代表で出場した。夢は諦めなければ叶うこともある。しかし、ほとんどは叶わない。叶わなくても無駄な努力なんてないことは本人が一番わかっている。
youtubeで検索していて目を疑った。「今、平成29年だよね!?」息子が甲子園を目指した二年前の夏の出来事を綴った作品が出てきた。息子は4:49~セカンドで盗塁をタッチアウトする選手として写っている。まぁ他にもいろいろと写っているのだが、作成してくれた学生会の方に感謝である。
動画内で紹介される文字も歌の歌詞と相まってなかなかいいので勝手に紹介させてもらう。学生会というのは高専4年生5年生で構成されるらしいので、恐らく3年まで野球部だった先輩が経験を元に後輩の為に作ったのではないだろうか?経験者でないと語れない言葉だからだ。高校受験を考えておられる方や親御さんは「高専」というものが近くにあればご検討をお薦めする。なかなかいい組織である。あの夏の努力が間違って無かったことを社会に出て証明して欲しい!
そんな息子は中国地区の高専大会(4年生・5年生チーム)で優勝し、群馬県で行われる全国大会に出場する。平成27年度の学生会のメンバーに感謝である。時間差で違うカタチで報われることもある。これがこの世の中の法則のひとつかもしれないなぁ・・・
「平成27年度 宇部高専野球部」Produced by 学生会@宇部高専無駄に出来ない夏があるいつでもその日を見据えていた全ての高校球児の夢の舞台いつだって隣にはみんながいた仲間と挑む夏季甲子園地区予選大切な仲間と夢を追い求めた諦めたことなんてない諦める理由なんてないその日が近づくごとに実感する僕たちのしてきたことは間違っていなかったのだとどんなにつらくても頑張れた目指すものが同じだから勝つことだけを考えた同じ夢を追っていたから独りではなかったからいつだって前に進めたそして手に入れた大切なもの仲間という存在。そして…「かけがえのない夏」出来ればこのままみんなと夢を追い続けたいと思うこともあるけれど夏が過ぎても何も変わらないこれから先は思い出すどんなに苦しいことがあってもこの夏が背中を押してくれる魅せてやるんだ証明してやる無駄な努力なんてなかったことを応援してくれている全ての人たちと、仲間に感謝無駄な夏なんてない