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生物学的な意味のある人生 [社会]

「生物学的な意味のある人生」は、種(人間)として生まれ育ち、次の種(人間)を残し、その種(子供)を育てて実らせる(大人)ことであるとすると、「生物学的な意味の無い人生」は、自分の種としての役割を終えた後の人生ということだろう。


女性の場合は、孫の世話や、元々持っている母性本能を生かし、サービス業などで50歳以降の後半人生も活き活きと過ごせる。しかし、男性は母性本能が無いために、孫の世話やサービス業は苦手な分類かもしれない。


私の父は父が17歳の時、山のヤマモモの木から真下の道路に落ち、腹を裂き、十数針の縫合手術を行い、意識不明から生還してきた。5男5女の末弟でありながら一人の姉を除いて皆二十歳までに亡くなったので跡取りとして育てられたが、この事故である。しかもその時の手術が原因でC型肝炎に感染する。私が知るC型肝炎の方は、大手企業定年退職後すぐにお亡くなりになった。私の父は、公務員定年後は、〔保護司〕(未成年が犯罪を起こし、保護観察処分になった場合、地域の保護司と面談しながら更生して社会復帰する。)、〔行政相談員〕、〔JAの役員〕、〔市の農業委員〕、〔神社の総代〕、〔お寺の総代〕、〔自治会館の管理〕、〔農業体験塾の講師〕などをこなしながら15年経過している。その間、男版出戻りの私に農業(主に米作り)を教えてくれた。


武田教授は、男性は定年後、地域社会のボランティアの参加が良い(長生きの秘訣)と言っておられたが、父の生き方がある意味、病気にも関わらず、長生き出来る秘訣を教えてくれている。ただ単に○○を食べれば長生きであるというのではない。父は酒も飲むし、タバコも吸うし、辛口な味付けが大好きで、健康診断を全く受けないし、病院にも行かない。これまた、武田教授の言われる「食べたいものを食べ」「タバコも吸い」「健康診断を受ける必要もない」「病院には行かない」・・・まさに生きる証明のようなものである。


私は〔半農半X〕で半分〔農業〕半分〔サービス業〕に従事している。最近は半分医者という人も居るらしい。農産物を生み出しているが、自分たちが食べるのが主体のため、地域の為の生産物はごく僅かである。私の場合、サービス業という面で地域社会のお役に立つしかない。それか・・・このブログで日本社会の役に立たなければ、私は意味のない存在として天の神さまより抹殺させられるかもしれない。


身近な存在に良いお手本が居たとは、灯台下(もと)暗しである。

生物学的な意味の無い人生を、人間として意味のある人生にしていきましょう!

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