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私の中の母性の発露 [社会]

普通、父親というのは、子どもに対して威厳があったり、時に厳しい事も言う嫌われ役だったりするのだと思う。

私の場合、息子が小学4年生の時に離婚を決意。というのも、離婚した経験のある先輩に相談すると・・・「私の知り合いに、子どもが思春期の時に離婚したケース(複数)をみると、子どもが転落人生になっている。」とのこと。引きこもりになった子どもや非行に走る子ども。それだけ、思春期に親の離婚は子どもにダメージを与えてしまうのだろう。思春期に入る前に何とかせねば・・・と。

それから約10年。調停離婚により裁判所の決定で月に一度の面会が認められている。それも20歳まで。ということは息子とは後、4回しか会えないのだ・・・と考えると寂しくなった。

月に一度の面会日には、子ども達が欲しいものを買ってやり(おじいちゃんの心境である)、子どもたちが食べたいものを食べに行く。あれはダメ、これしてはダメとか言ったことが無い。それだけ貴重な時間だから、良い思い出を作ってやりたいのだ。親が「勉強しなさい!」と言っても子どもは勉強しないのを知っているので、私は子どもに「勉強しなさい!」とか言ったこともないが、息子は理系の高専に進学し良い意味でマニアックな感じになっている、娘も進学校に進み大学受験勉強中である。月に一度しか会えないので出来るだけ「褒めて」過ごしてきた。

その反面、母親は大変だったのかもしれない。本来の父親の役割である厳しさをも子供達に見せてきたのだろうか?と推察する場面に遭遇した。(といっても回想シーンだが)

先日の高専の息子のバンドライブに母親には「体育館に入らないで!」と言ったのだとか。(娘の証言)私には、事前(一ヶ月前の面会時)にコピー演奏するバンドの名前と曲名と曲順まで教えてくれた。「友達と一緒に観にいくからね!」と伝えると「マジで!?」と照れ笑いしており、否定はしなかった。なのでライブ当日まで、演奏曲順のCDを作り、予習し聞き込んでいくことが出来たので、知らずに行くより断然よかった。

もしかして私と元嫁とは父性と母性が入れ替わったのか?と思ってしまった。

「人間万事塞翁が馬」ではないが、何が災いで何が幸いするのかも人生はわからない。

なので、人生は最後まで諦めずに、生きていきましょう!きっといいことがあるはず!


私の知り合いに、娘さんが思春期途中で離婚してしまったが、引きこもりや非行に走ること無く、今では立派なお母さんになっている場合もあるから前述の話は、あくまでも一例ということです。でもその知り合いも強い母性の持ち主なので、やはり・・・子どもにとっては「母性」が大事なのかもしれません。

男であっても「母性」はあると信じている。「母性本能をくすぐられる」と言われたことはあるが(笑)、まさか私自身に母性本能が宿るとは思ってもみなかった。

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