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可愛い子には旅をさせよ [社会]

先日の大学生となり一人暮らしを始めた娘との面会で印象的だったこと。

「食べることが大変」ということ。

今までは母親と生活し、朝、起きたら朝食が用意されており、お昼にはお弁当を持たされ、帰宅すると晩御飯まで用意されている。食器も母親が洗ってくれる。

それが一変して、朝ごはんの為に前の晩に準備をし、朝起きて自分で作る。お昼は学生食堂でお金を出して買うが、使えばお金が減る。仕送りから自分でやり繰りしなくてはいけないので家計簿をつけているそうだ。そして学校から帰ったら、また自分で食べるものを作る。食べたら洗い物が待っている。…こういうのが面倒だから、コンビニ食が増え→濃い味付けで病気になる…というパターンも考えられる。でも、家計簿をつけるぐらいだから(コンビニのお客さんはほとんどレシートを受け取らない…ということは家計簿とは無縁な生活なのだろう)マンションのすぐ近くにコンビニがあっても、少し離れた場所にあるスーパーが何時まで、百円ショップが何処にあるというのを知っていたから、あまり心配はしていない。

今までの当たり前から、当たり前でない状態になった時点(旅に出た時点)で、初めていろんなことがわかるのだ。

私も今、住んでいる雨露しのげる場所が提供されているだけで、ありがたい。玄米は自分で炊くが、玄米(米)が出来るまでの大変さは、作る自分が一番よく知っている。まさに奇跡の連続のようなシロモノなのだ。故に自然界=神さまに感謝である。最近は蕎麦(そば)食だが、蕎麦をゆでるのが面倒なので、日清の鴨出しどん兵衛に頼ることが多いが、日清の人たちに感謝である。そして運送してくれるドライバーの人や品出しで陳列してくれる人、レジはセルフレジを利用するからレジの人は必要ないが、開けて運営してくれているスーパーの人たちに感謝である。まぁ、感謝にキリがないが、感謝しすぎても問題はないだろう。

自分で住まいを探し、料理もしなくていけない立場に立たされた私を旅に出してくれた元嫁にも、娘に代わって感謝である(笑)。

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