SSブログ

縄文人+弥生人 [社会]

縄文人は狩猟生活、弥生人は稲作生活。でも私たちは両方の生活。


先日、東京から後輩が来て田舎の生活を満喫して帰っていった。


どんな満喫かというと…何もないのを楽しむ、そして、自分がやりたいことをやる楽しさ。


東京(何でも有る)山口(の私が住む実家に限る話:何も無い)


東京の彼が何がしたいか?と聞くと…「釣りがしたい」とのこと。東京から夜の高速で1時間掛けて千葉まで釣りに出かけるのだという。私が住むところからは歩いて5分で防波堤があり、釣りが出来る。


息子が小学5年生の時に離婚してしまい、あれやこれや教えてやりたいひとつに「釣り」だった。私が小学生の頃は休みの度に釣りをしていた。釣りの何が楽しかったのだろうか?同級生に誘われたから?魚を釣るスリル?釣った魚を持って帰って母親に「釣れたよ!」と言うため?釣った魚を見た母親が喜ぶ顔が見たいから?釣った魚を料理してくれて、今まで生きていた新鮮な魚の味が美味しいから?


縄文人は狩猟民族・・・動物を仕掛けやヤリを使って捕獲。

弥生人は稲作民族・・・米を耕し、収穫する。


本当にそうだろうか?縄文人が時代の変遷で弥生人になったという学者の話を聞いた。縄文時代から米を作っていたという(縄文土器から米粒が見つかっている)説もある。


日本の土着のアイヌ民族の食事をラジオで聞いた事がある。彼らは狩猟民族で、捕獲した動物を食べるのに、私のイメージでは火で焼いて食べるのか?想像していたが・・・動物の油も貴重な栄養なので、火で焼くとポタポタと落ちてしまう。故に鍋で煮て食べていたのだという。

私は最近、玄米を一部雑炊にして食べるようにしている。いろんな食材のごった煮で出汁(だし)が玄米にしみ込んで美味しい。まさにアイヌ料理かもしれない。


魚は豊富にある日本。恐らく、縄文人も弥生人も魚は採って食べていただろう。魚の油で日本人の身体も作られたと思われる。日本人なら米と魚を食べれば良いという話を先日聞いた。大陸人(欧米人)なら、小麦と肉。


子供に教えてやりたいと思って買った「釣り道具」。結局、教えることも無くそのまま倉庫に置いてあったのを10数年振りに開けて、歩いて5分の防波堤にて私が小学生以来の夜釣りを一人でした。海を見ると落ち着くのは私たち(縄文人であろうが、弥生人であろうが)は海から生まれているからだろう。


結局釣れなかったが、縄文人や弥生人たちがやっていた事を楽しんだ一夜だった。

nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感