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非日常を楽しむ大切さーその3 [社会]

六甲から来た学生時代の親友、彼は漫画好きで私が住む「徳山」に行ったら「徳山競艇場」に行ってみたいとのこと。というのも、私の家の近くが「競艇場なんよ~」と伝えると、若い頃、「モンキーターン」という漫画を読んで競艇の世界に興味があったんだけど、実際の「住之江競艇」「尼崎競艇」とか行ったことが無いので、せっかくの機会だから「社会勉強」に・・・とのこと。今回の旅行は観光よりも「アクティビティ」がテーマとなった。

モンキーターン(2) (少年サンデーコミックス)

モンキーターン(2) (少年サンデーコミックス)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1997/05/17
  • メディア: Kindle版

周南市は人口14万人の街だが、私が勝手に思っている「周南市で一番人口密度の高い空間」・・・それは全国の競艇場の舟券が買える「場外舟券売り場」。そこを通過して本場と呼ぶ「徳山競艇場」に入った。彼は医療関係に従事する国家公務員なのだが、多くの高齢者が元気に(席があるにも関わらず)立って、オッズを見ながら予想する姿に驚いていた。ホンマでっかTVの武田教授の番組「ギャンブル礼賛、医者知らず」という番組にもあるように趣味と実益が伴うものは、脳が活性化し、老いや医者知らずとなるのだ!その解説も少しすると、「うぅ~ん!」と病院で見る光景とは真逆な世界に妙に納得していた(笑)。


そして、いよいよ競艇場の中へ・・・

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紺碧の青空のもと、大自然の中で仕切った防波堤の中にあるレース場。6艇が駆け抜けるエンジン音、白い波のうねりと水しぶき、波の打ち寄せる音。武田教授は競馬場をおススメしているが、競艇場はまた独特の良さがある。男は特に機械音に弱く(好きで)、彼も初めて見る光景とエンジン音にワクワクしていた様子。というのも・・・先にレストランでご飯を食べよう!(その直前までスタジオで体力を使っていたものでお腹もペコペコ)と私が言うと・・・「もうすぐ次のレースの舟券締め切られるから、とにかく買ってからにしよう!」とのこと。ワクワク感が半端ない様子。じゃぁ!ということで、私が簡単に出走表の見方と舟券購入の買い方を説明。(競艇歴7年と競艇歴60年の父から伝授の徳山競艇場の特徴を説明)ビギナーズラックを期待したが、残念ながら当たったのは私だけ。その配当金で昼食をご馳走(笑)。レストラン内でも大型モニターで次のレース展示と解説者が予想をしていた。次のレースが刻々と迫るので、私たちは食べながらも、黙々と出走表を見ながら頭の中では予想中。アドレナリンが出る瞬間である。


その日は祝日のレース最終日ということもあり、老若男女問わず多くの人が訪れていた。最後の12レースはその6日間レースの頂上決戦であり、約50名中上位6名が出場し、優勝者は観客の前で、ウイニングランと言って手を振ってボートで駆け抜けるセレモニーまで観られるのでちょっとしたラッキーな光景でもある。友人は2-1を100円買い(私は100円が15万円になる大穴を買う)、途中まで2-1で来ていて、そのまま来たら22倍の配当だったが、さすが50名中トップの1号艇を手にしたA1レーサー、2周目で抜き返す。結局、全員大外れのレースだったが、大自然の中にある非日常な空間で、夢を買うワクワク・ドキドキした体験をした。いつもは一人で楽しむがワイワイガヤガヤ「あぁでもない」「こうでもない」とか言いながら予想するのも楽しい体験だった。やはり、持つべきものは「友」。一人では体験出来ないことをいくつも体感した二日間でした。


たまには「非日常」もいいものですよ!

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