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農業体験(田植え) [教育]

【参加者の和歌による感想】

緑なす居守の森に道真の心留めむ話聞きたり

縁ありてあまた友らの集ひこし早苗手に取り御田に入りけむ

苗植えて刈入れまでの穂の生命己の努力に怨みなかりしか

雨の中幼い命田におろす強く育てと想いを添えて

体験塾今年は家族で参加してまたひとつ楽しい思い出できました

田植えして米を育てる大変さ一粒一粒感謝の気持ち(中3男子)

田植えして楽しい思い出作れたよ早く秋がこないかなあ(中2男子)

田植えでねイモリいっぱいいたけれどきにせずどんどん進んで植えた(小4女子)

水田(た)に入りて長き思いをなしとげし心晴れやか六月の空

青竹を流れる水とそうめんにはしゃぐ子供と親のまなざし

黄、緑 自然がたくさん居守の地きれいな空気とかわいい虫たち(中1女子)

田んぼの中気持ち悪いががんばろう育った所また見てみたい(小5男子)

田んぼできないとおもったらなげるやくめでもたいへんだった

なげるのがたのしくてもはんぶんにするのがむずかしかった(小2男子)

雨もふりたんぼで泣いたわがこども子供がせがむかたつむりとり

雨の中のんびりお散歩かたつむり葉っぱの上を大行進

遠く来て新緑の中童らと多くを学んだ徳山の里

なれぬ手で田植えにいどみ雨の中海を渡りて徳山の里

苗を持ち息子と並び泥だらけ大きく育て明日に向かって

カブトムシようちゅうからがんばってそだてていこうおこめとともに(小1男子)

おだやかな緑の中で植えてゆく昔も今も米の命を

農業体験塾前夜にて 

潮の香と蛍の光交わりて若人待つや居守の里は

バーベキュー煙にまかれ涙でるどうせ泣くなら嬉し泣きがいい

夜な夜なと光る夜景に目を開き飛び交うホタルに心奪われ

春風に吹かれ港へやってきた分からぬ道をただ進むまま

子供らの輝く笑顔見るまでにいろいろなこと思い出される

いなかにはいろんなきぎがあるけれどいろんなむしがあつまっている(小4男子)

今日お昼バーベキューはおいしくてたのしくみんなおはなししたよ(小1女子)

【第5回 農業体験塾 概要】

 第5回目となる農業体験塾が、6月3日(日)山口県周南市の大島居守(いもり)に開催された。小雨のぱらつく新緑の棚田の中で、遠くは愛媛県、広島県・山口県内各地より集い、総勢31名で開講された。 

【開会~講義】

 まず、最初に祖先から受け継いだ日本の土地に感謝して、子どもたちの手による国旗掲揚を行った。BGMで国歌(歌なし)を流したところ、参加者は自然と国歌を口ずさみ始め最後は大合唱となった。主催者を代表の挨拶、参加者の出欠を元氣な「ハイ」の返事で確認した。その後、参加者間の交流を深めるため、親同士、子供同士で自己紹介、参加の目的(子供たちは好きな生き物)など意見交換を行った。大人たちは、「親子とも田植えをしたことがないので楽しみにして来た。」「田植えと稲刈りをセットでやってみたい」と漏らしていた。

 早速、講師より「お米が出来るまで」の農業講話を聞いた。最近では、農業体験が修学旅行で取り入れられたり、体験型教育の時代がきたことも紹介。昔の日本人は1年間で1人当たり3俵(約180キロ)食べていたが、現在は、60キロを割り込み米離れが進んでいることや輸入に頼る食料事情なども紹介。また昔の日本人は穀物を食べて肉食ではなかったことなども。今回の体験を契機にお米の良さに親しんでいただけることを期待しているとも語られた。 

【田植え体験】

 雨模様であったが決行することに。水もひんやりと冷たくなっている田んぼに親子で裸足になって入った。「足が抜けない」「イモリがいる」「ヌルヌルして気持ちいい」という声や初めての感触に親子共笑顔が見られた。

 今日は昔ながらの手植えである。横一列に親子が並び、目印に合わせて苗四、五株を目安に手で植え、声を掛けながら一歩一歩ゆっくりと進んでいった。田んぼの途中で苗がなくなると、苗を投げる係りの参加者が投げ入れるが、しぶきを浴びるのも新鮮。両端から二組に分かれて植え付けを行ったが、田んぼの真ん中で無事合流すると労をねぎらう喜びの声と笑みが漏れた。機械で行うと数十分で済むが、さすがに手植えでは約一時間かかった。昔の人たちの大変さと仲良く助け合うという日本の和の文化を感じた。

 田んぼの中には、おたまじゃくし、カエル、イモリ、あめんぼ、タニシ、ヤゴ、ゲンゴロウそしていろいろな微生物がいる。自然観察も貴重な体験である。田を起こし空気を入れ、水を引くことで様々な生き物が命を宿す。春先までどこにいたのだろうか思うほどいろいろな生き物が生息している。泥一グラムには微生物がなんと一億個もいるという。食物連鎖は自然の流れである。この田には白サギや鴨も飛来してくる。山からのきれいな水のおかげかもしれない。トキやコウノトリなど生物の絶滅も自然破壊の結果であり、こうして地道に自然を守る(田を作る、米を作る)ことが忘れがちであるが大切なことである、ヌルっとした泥の感触からその一端として何かを感じ取ってもらえたら幸いである。 

【バーベキュー・玄米百%むすび・そうめん流し体験】

 ドラム缶を半分にしたコンロで採れたての地元野菜、魚介類を焼く。やはり地産地消が本来の人間の食事かもしれない。また、肉なしバーベキューにも意味がある。日本人の腸は欧米人よりも長い。最近の大腸癌の増加は肉などが消化できず腸に残り癌化するとも。また山から切ってきた竹で「コップ、箸、取り皿」も風流である。まだ竹のにおいが残る青い自然の色を楽しんだ。竹は火力の強い燃料や炭にもなるので無駄がない。

 玄米には健康の秘訣がある。白米と比べて玄米の方がビタミン、ミネラル、食物繊維などが多い。その訳は白米を覆う皮の部分の糠(ぬか、米に健康の康と書くほど)にある。糠に成分が多く含まれる。ぬかの用途も多く、ぬか味噌、ぬか漬け、ぬか石鹸、ぬかのてんぷら粉など。ぬかを捨て白い米を食べているのが現在(米に白と書いて粕(かす)と読む)である。昔の人は玄米を主食としており、玄米は硬いので良く噛んで食べていたので(噛むことで唾液がでて免疫力を高め、脳に刺激を与えることができる)健康であったという話も聞いた。玄米食で便秘が改善され、美容と健康に良いという実践者から体験談も聞いた。プロゴルファーの横峰さくらは「まごわかわいい」食事をしているという話もあった。

●ま→豆、●ご→ごま、●わ→わかめ、●や→野菜、●さ→魚、●し→しいたけ、丸い→芋+玄米を食べさせていると横峰パパの談。

 くり抜いた竹と冷たい地下水を使った「そうめん流し」を楽しみにしていた子どもも多かった。毎回人気行事のひとつである。竹は真っ直ぐ生えるという感覚があるが、今回の竹は左右に曲がったものであった。人もいろいろであるように、竹もいろいろである。 

【紙芝居】

 最近は見ることがなくなった紙芝居。千百年前よりこの地域に伝わる菅原道真公にまつわるお話。スタッフの親子で昨日から練習。声優顔(声)負けの語り口に子供達は聞き入った。謀略により大宰府に流される途中、暴風雨に遭いこの地域にたどり着いた。漁師たちが網を敷いて篤くもてなした。この地を離れる際、世話になった人たちに「私がここに居て守ってあげよう」と残し大宰府へ。そのためこの地を居守(いもり)と呼ぶ。その後、海から人の形をした石の像が現れ、それを道真公として篤くお祀りしてきた。それが本日参拝する居守神社(別名 網敷天神)である。また、道真公が詠んだ和歌二首が紹介された。 

心だに 誠の道に かないなば 祈らずとても 神や守らむ

東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ

【和歌作り】

その後、理事より日本の文化である和歌について解説があった。皇后陛下の御歌

 苗

日本列島田ごとの早苗そよぐらむ今日わが君も御田にいでます

「まほろば言葉集」より山口にまつわる偉人吉田松陰先生の歌

親思ふこころにまさる親ごころけふの音づれ何ときくらん

身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置まし大和魂

などの紹介があった。

 そして、今日の体験、感じたことを和歌にしようということで、親も子供も静かに自分と向き合いながら短冊に書いていた。少し早いが七夕のごとく、笹の葉に自らの和歌をかけ、みんなのそれぞれの思いを確認しあった。

【山の散策~菅原道真公を祀る居守神社参拝】

 カブトムシがいるくぬぎの木はどんな木なのか?また段々畑や田んぼを見ながら、昔の人々が共同作業で石組みをした偉大な事業を想像したり、高齢化が進み、農業を辞める人も増えてきている実情も聞いた。お地蔵さんがある場所でそのお地蔵さんにまつわる話も聞いた。

 日本では昔から人は死ぬと神になると教えられてきた。菅原道真公も死後、天皇に誠を尽くされたとして天神様と庶民から感謝の気持ちで呼ばれ各地で天神祭がある。道真公を祀っている居守神社(地域ではこの神社を天神様と呼ぶ)を参拝し、子供の学業成就、家族の健康祈願を行った。

【竹細工製作~記念撮影~閉会】

 最後は、竹を思い思いにのこぎりで切って各自の作りたいものを作った。貯金箱、水鉄砲、けん玉など想像力豊かな発想に講師も驚いた。竹をのこぎりで切るのも初めての体験の子も。のこぎりの使い方もコツがあることを学ぶ。日本は物を加工して作るのが得意な民族である。子供たちも親子で物作りの楽しみを味わった。

 昼からは雨もやみ、無事全ての行事を終える事ができたことに感謝して国旗降納を行い、午後5時半閉会した。

【玄米100%を美味しく炊くコツ】

1、玄米を磨いで白米を炊くより水を少し多めに。天然塩を少々、またもち米を入れると更にやわらかくなります。

2、最低五時間水につけておく(10時間つけておくと胚芽米になる)

3、炊き上げてから2時間蒸らす

4、黒ごま、味噌で味付けすると更に美味しい(主食としてお米を味わえます)

5、しっかり噛んで食べること。(噛むことで脳に刺激が行き、体の司令塔としての脳の機能が活発化)

※圧力鍋で炊くともち米のようにやわらかくなります。

※本来米ぬかの部分にビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれているので、ぬかを食べても玄米を食べるのと同じ。ぬかは肥料になる程の栄養価あり。天ぷら粉にも可。やぬか石鹸でお肌つるつる、お風呂に入れてのぬか風呂で美容と健康。

※玄米はごま塩がセット

【炒り玄米の作り方】

1、 玄米一合をフライパンで煙が出るまで炒る。

2、 水半合に自然塩大さじ一をといたものを加える。

3、水気がなくなるまで更に炒って出来上がり。

 

【米にまつわる漢字の不思議と日本語の秘密】

・氣(玄米を食べると氣がでる)

・元氣(産まれ持った元の氣を保つこと)

・粕(白い米は玄米から大切な糠を取り去ったもの)

・糠(米に健康の康、ぬかに健康の秘訣があり)

・噛む(玄米は硬いのでしっかり噛まなければ飲み込めない、米を口の中で止めると書く。噛むことで唾液が出る。この唾液が免疫となって癌などを予防する)

・こめかみ(米をしっかり噛むからこめかみという、白米はそんなに噛まなくてものどを通る、しかし玄米は良く噛まないと飲みこむことができないので自然と噛む、噛むことであごが発達する)

・産巣日(霊)(むすびは全てを産み出だす命の源、太陽、卵の形)


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菅原道真紙芝居原稿 [教育]

 先日の農業体験塾の際、地元に伝わる「菅原道真」公のお話を紙芝居にして読んであげました。その原稿を公開いたします。

学問のかみさま
~菅原道真の話

 日本に約8万ほどある神社のうち、学問の神様と信仰される菅原道真公を祀る天満宮(または天神さまとも言う)は、なんと1万2千もの数があります。それだけ尊敬され大事にされた菅原道真公がこの地に訪れられたお話です。

(右大臣)

今から千年以上も前の平安という時代。

 菅原道真は、26歳で官吏登用試験(今で言う国家試験)に合格し、文章博士(大学の先生)というお仕事をしていました。時の天皇、宇多天皇に信頼をされて、当時、藤原という人たちが政治を握っていた中で、天皇は藤原氏を抑えようとして道真を手厚く扱い、道真は特別な出世をしました。

 次の醍醐天皇の時には、右大臣(今の文部科学大臣)となり天皇を補佐し助けました。

 また、それまで唐(今の中国)から文化を取り入れていましたが、お金をかけて唐から学ぶより、もっと日本の文化を深めようということで、それまで行ってきた遣唐使を止めるなどして国風文化と言われる日本独自の文化が創られていきました。

(左遷)

 しかし、その賢い働きぶりが面白くない藤原時平たちは、延喜(えんぎ)元年(901年)、菅原道真をおとしいれるために、ありもしないことを天皇に告げ、道真のことを悪くいいました。天皇をそむいたという疑いをかけられた道真は、京の都から今の福岡県の大宰府に左遷、それまでの右大臣という高い位から低い位に落とされました。

 無罪でありながら道真は、その命令を受け入れ、また、人を恨んだり悪く言うことはありませんでした。

(船で九州へ)

 10月、京の都から瀬戸内海の海の道を通って九州へ向かった道真の一行は、2月の寒い頃、暴風に遭い、今日皆さんが通られたこの辺りに非難されました。

 見るからに位の高いお着物やお姿に、この辺りに住む漁師たちがお迎えをしました。
 しかし、お着物を汚さないようにする敷物がなく、船の網を持ち寄って丸い円座を作って道真公をもてなしました。

 道真公は暴風が過ぎさった後も、この地にしばらく滞在され、書を書きとめたり、近くを歩いたりなさいました。

(別れ)
 そして別れの日、漁師たちに「大変世話になった。この恩は忘れない。私がいつまでもこの地を居て守ってあげよう。そして3年3ヵ月後ここを掘りなさい」と言って再び九州へ向け出発されました。

 それ以後この地域は、道真公が「居て守る」と言われたことにより居守(いもり)と呼ばれるようになりました。

(山の上にて祈り)

 その後、道真公は大宰府にお着きになりましたが、二年後には病気で亡くなられました。
 ここで有名な菅原道真公の和歌を紹介します。

心だに 誠の道に かないなば 祈らずとても 神や守らむ
  
東風吹かば においおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ

 これは、自分が京を離れる際、梅の木に向かい、自分が居なくても いつものように 東からの春の風が吹けば 春と気付いてちゃんと咲いて美しい香りを漂わせてくれよという願いを込めた歌です。

 他にも 飛び梅伝説というのもあり、道真の死んだ後、京の都から空を飛び大宰府に梅が飛んできた話も残されています。

 また、お隣の防府では道真が亡くなった当日、空が紫色に輝いて世話になった人に自分の死を知らせてくれたという話もあります。

(紫の空)

 道真の死んだ後、道真を悪く言って九州にやった藤原時平が死んだのをはじめ、藤原時平ゆかりの人が次々と死に、大雨、雷などが相次いだため、世の中の人々は、道真の怒りによるものだと恐れました。

 天皇は、九州へ追いやった命令を破り捨て、道真の名誉は元に戻りました。藤原たちは道真の怒りを鎮め、守ってもらおうとして菅原家の家を作ったり、助けたりしました。

 道真が死んでから84年後の永延元年(987)、一条天皇がお祭りをされる時、北野天満宮天神という神名(神の名前)が定まりました。道真公は学問・芸術の神として、そして人を慈しみ・正直の神として世の中の人々が敬うことになりました。

(石の像)

 さて、ここ居守の地では、道真公が言われた3年3ヵ月後海辺を掘ると大きな人の形をした石が出てきました。その時既に道真公はお亡くなりになられていました。地元の人たちは「これは道真さまの分身でずっとここに居て守って下さったのだ!」と更にお守りいただくためにその石を天神山に埋めました。

 それから、道真が亡くなった171年後の寅年のこと、村の人たちが天神山を開墾していた時、あの大きな人の形をした石が出てきました。村の人たちは、立派な人物として菅原道真の伝説を語り次いでいたのでその石を祠(ほこら)の中で篤くお祀りをしました。

 徳山藩三代 毛利元次が、漁師たちが網を敷いて道真公をもてなし慰めた話、道真公が居て守ってきた話、石の像の話を聞き感動し、道真公800年祭にあたる元禄16年(1703)この地に今のお社を建立したと伝えられています。

 ここ居守では、今でも12年に一度の寅年には、寅開帳というお祭りがあり、その石を拝むことができるといいます。居守神社は、防府天満宮と同じく学問の神様として菅原道真公を御祀りしているので、受験時期には参拝者が多いそうです。

 また、天皇家を誠を尽くして支え、和歌など日本独自の文化を深めたということで、日本の護り神としても有名で全国にたくさんの神社があります。(おしまい)


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竹の器 [教育]

 竹で作った器です。竹は水分を多く含むので、切っても切った時期によっては湿気によりカビがきたりしますので中々自然のままでの保存は難しいです。切る時期は父によると旧暦の2、8、10月だとか。

※農業体験塾で使用した竹の器です。独特の香りがします。

 


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そうめん流し [教育]

青竹を 流れる水と そうめんに はしゃぐ子供と 親のまなざし (参加者母感想和歌)

「今からやるよ!」

「取るのって難しいね」

曲がった竹

竹って真っ直ぐに生えるイメージがありますよね。すくすくと竹の如く育てと表現したりと。

でも今回農業体験で使用した竹は曲がっています。

 人間もいろいろですが、人生もいろいろですが、竹もいろいろです。回り道もあります。昔不良だった友人は、昔いろんな人の心を傷つけてきたり人に傷つけられたりで、人の痛みが分かるやさしい人間になっています。途中曲がった人生も最後には「あのことがあるから今がある」と笑って語れる日が来るのでしょうね。

 この竹も曲がっているから、子供たちに急流カーブを演出し、いつもとは違うそうめんの味を体験できたのです。

回り道したっていいじゃないか! はるかぜ


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梅の実 [教育]

東風(こち)吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ 菅原道真

 菅原道真公が大宰府に流される前に立ち寄ったとされるこの地域。道真公は梅にまつわるお話が多いですが、この地にも梅の木がたくさんあります。梅の実の香り(あんずのような)が心を落ち着かせてくれます。30キロほど収穫できました。自然の恵みと菅原道真公に感謝!

 


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田植え和歌 [教育]

先日田植え(農業体験塾)に参加してくれた子供たち(小学生)が作った和歌をご紹介します。



田植えして 楽しい思い出 作れたよ 早く秋が こないかなぁ

黄、緑 自然がたくさん 居守(いもり)の地 きれいな空気と かわいい虫たち

田植えでね イモリいっぱい いたけれど きにせずどんどん 進んで植えた

いなかには いろんなきぎが あるけれど いろんな虫が あつまっている


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第5回農業体験塾 [教育]

 早いもので今回で「農業体験塾」も第5回目を数えることになりました。前回は雨のため中止に。3年前の稲刈りから始まり、田植え→稲刈りと続いてきました。

 この日曜日に周南市の実家で開催なのですが、広島からはたまた愛媛からもご参加とのことで私自身ワクワクしております。今現在約30名申込みあり。過去に参加された広島のお父さんは「広島からニューヨークに行くぐらい貴重な体験だ!」とお褒めの言葉をいただきました。

内容は・・・
1、お話「米一粒ができるまで」
2、素手素足で田植え(稲刈り)
3、バーベキュー &玄米むすび
4、玄米による健康講座
5、そうめん流し
6、紙芝居
7、カブトムシの幼虫を見つけよう
8、山歩き、自然観察
9、菅原道真公を祀る神社参拝
10、木登り
12、木のブランコ
13、自然の滑り台(ダンボールですべる)
14、竹細工製作

 今年は少し早いですが「七夕の短冊作り」や「竹でのボーリング」「和歌作り」などを新たにやってみようと思っています。

 日曜日天気になぁれ!


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立てばしゃくやく [教育]

立てば しゃくやく
座れば ぼたん
歩く姿は ゆりの花

 古来より美しい女性の表現である。
 先日母の日にカーネーションではなく、しゃくやくをプレゼントしたら上記の言葉が返ってきた。しゃくやくは、何故立てば・・・なのかというと・・・ピンと真っ直ぐ伸びているからだそうだ・・・何歳になっても親から教わることが多い。


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やまぶき [教育]

 先日、実家の農業を手伝って、最近咲いた白い「やまぶき」をJAの100円市に出荷した際の出来事です。80歳代の白髪のおばあちゃんがヘルパーの人に連れられて買い物に来られた。

おばあちゃん「これは何ていう花?」

私「これは白いやまぶきです。やまぶきは黄色が知られていますが、白いのもきれいでしょう?」

おばあちゃん「太田道灌(どうかん)ね!」

私「え?太田道灌というあだ名の人は知っているのですが、詳しいことは知らないんです。教えてください」

おばあちゃん「七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに 無きぞ悲しき」

おばあちゃん「私が小さい頃学校で習ったのよ!今でも覚えているわ」

20代の女性ヘルパーさん「おばあちゃん 私は習ったことがないわ」

私「私も習ったことないです。それにしてもおばあちゃんすごいですね!小さい頃のことはっきり覚えているなんて!勉強になりました!」

おばあちゃん「この白いやまぶき一つちょうだい!」

私「ありがとう!おばあちゃん!」

売上100円以上の感動をいただいた!

帰ってこのことを60代の母に伝えると、先の和歌がすらすらと出てきて解説までしてくれた。


 太田道灌(江戸城を築城)が急の雨に降られて農家の娘に蓑(みの:今でいうカッパ)を借りようとしたところ、その娘は一輪のやまぶきを差し出したという。道灌は訳がわからず雨に濡れて帰った。そこで・・・

 「七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞあやしき」という歌が昔の和歌集にあることを知り「七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに 無きぞ悲しき」とかけて「うちは貧しくてあなた様にお貸しするみのもありません」いう意味だったことに感動したという話。やまぶきは実がならない花なので「実がない」→「蓑(みの)がない」という返答だという。江戸時代、なんと農村の娘までも学があるではないか?しかも江戸城を建てた人よりも和歌に詳しい。しかも貧しい返答の歌をストレートに詠むのではなく、「やまぶき一輪」で全てを語る・・・なんとも奥ゆかしい娘!というより日本人の感性の深さ。

 この感性を現代の日本人は継承しているのだろうか?


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もったいないのススメ [教育]

 市広報に「もったいないのススメ」というのがあり、記憶をたどって先日記事を書きましたが、ニュアンスは合っていたのですが私の「思い込み」がありました。正確には以下のような記事でした。


 新生活がスタートする季節ですね。

 新しいものを買うときは心が弾みます。でも、買うときはよく考えて、できるだけ自分の好みや生活にあったもの、使い勝手の良いものを選びませんか。また、本当に必要なものかをもう一度確認することも大切です。

 気に入って買ったものには、自然と愛着がわくものです。実はこれも「もったいない」への第一歩です。

 ものを大切に、長く使うことは、ごみを減らすだけでなく、心を豊かにしてくれるのではないでしょうか。


 伝言ゲームを思い出しました。


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もったいないの基本形 [教育]

今日、市広報を見ていたらこんなことが書いてありました。(正確ではありませんが大意はこんな感じです)

もったいない:気に入ったものは大切にしますよね。簡単に捨てない。これは物を大事にする。捨てるのはもったいないということになるのではないでしょうか。新年度、新学期で物をいろいろと買い揃える時期ですが、必要なもの気に入ったものだけ買いましょう!

こんな内容でした。明日もう一度確認してコメントさせていただきます。取り急ぎ今日の目からウロコでしたので。

もったいないばあさんがくるよ!

もったいないばあさんがくるよ!

  • 作者: 真珠 まりこ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/11/21
  • メディア: 大型本


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初先発 [教育]

 子供たち小学4年生以下の新チームでの初の試合(練習試合)がありました。1試合目はうちの子は2番ショートで出場、ランニングホームラン(ご覧の通り外野は抜けるとフェンスがないので・・・)を打つなどして7-3で勝ちました。

 日露戦争に勝った日本軍に対し指揮官は「勝って兜の緒を締めよ!」と叱咤激励したにもかかわらず結局敗戦を迎えてしまいました。(今日は「昭和の日」)

 勝って兜の緒を締め忘れたのか、2試合目うちの子が先発してなんと8失点。1つのエラーから崩れるように負けました。思い通りに行かないことや自分のけん制ミスやワイルドピッチなど悔しかったのか一人泣いておりました。終わりよければ全て良し!という訳には行きませんでしたが、親としても良い勉強になった一日でした。

 チームプレーというのは一人の力ではどうにもならない、みんなの気持ちやプレーが一つになることの大事さなど世の中の仕組みを垣間見た氣がいたします!ありがとう!少年野球!


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親学って [教育]

 政府の教育再生会議は、親に向けた子育て指針である「『親学(おやがく)』に関する緊急提言」の概要をまとめたとのこと。


(1)子守歌を聞かせ、母乳で育児

(2)授乳中はテレビをつけない。5歳から子どもにテレビ、ビデオを長時間見せない

(3)早寝早起き朝ごはんの励行

(4)PTAに父親も参加。子どもと対話し教科書にも目を通す

(5)インターネットや携帯電話で有害サイトへの接続を制限する「フィルタリング」の実施

(6)企業は授乳休憩で母親を守る

(7)親子でテレビではなく演劇などの芸術を鑑賞

(8)乳幼児健診などに合わせて自治体が「親学」講座を実施

(9)遊び場確保に道路を一時開放

(10)幼児段階であいさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目を習得させる

(11)思春期からは自尊心が低下しないよう努める


 これは親が子供にこうしていこう!ということでしょうが、まず親が子守唄を学び、唱歌を歌い、テレビを辞め、インターネットの有害サイトを辞め、挨拶を実践していかないと子供には教えることはできないと感じました。親の学校(寺子屋の親版)が必要な氣がいたしますネ!昨年夏に参加させていただいたNPO法人まほろば教育事業団が主催する「まほろば小学生合宿」はまさに親子で学ぶことができる寺子屋のようなものでした。サイドバーの「教育」というカテゴリーに記事を書いておりますのでご参考まで。


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積小為大 [教育]

【積小為大(せきしょういだい)】

4月22日の清掃デーの日に掃除をしていたら二宮金次郎を解説した教育用ビデオ(アニメ)が出てきた。テープが損傷していて見れないのが残念でしたが・・・

尊徳先生の教えに「積小為大」というのがあります。

大事を為さむと欲せば、小なる事を怠らず勤むべし。小積もりて大となればなり。およそ小人の常、大なる事を欲して小なる事を怠り、出来難(がた)き事を憂いて出来易(やす)き事を勤めず。それゆえ終に大なる事をなすことを能(あた)わず。たとえば、百万石の米といえども、粒の大なるにあらず。

「人は代償以上のものは手に入れることは出来ない」

今この時代だからこそ、求められている代表的日本人像かもしれませんネ!


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竹の子があるなら竹の親もある! [教育]

今が旬の「竹の子」ですが、都会に住んでいる人は「竹の子」がどんな感じで山にあるのか分からないと思いますので、ご紹介いたします!

まず土からちょこっとかわいい芽のようなものがあります。

丁寧に周りを掘って根の部分を見つけます。ブツブツした根が見えてきました。

鍬(くわ)で一刀両断!根を断ち切ります。

これが「竹の親」です。親は太い根っこなのです。写真はまだ親と子が根でつながっています。竹が生えるのは水分がある証拠。竹の寿命は60年だそうです。竹の花が咲く(60年に一度)と竹が枯れるそうです。母も一度だけ見たと言っておりました。

こんな感じです。ブツブツした根のところを包丁で切り市場へ出荷します。根のところは普通売られていませんが、輪切りにするとやわらかく、さっきまで命がつながっていたので、それをいただくと本当にやわらかくて美味しいのです。皮や根の部分は田んぼや畑の肥料になります。自然の恵みに感謝!


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独立自尊 [教育]

私が6年間学んだ小学校に「独立自尊」の碑がありました。

お釈迦さんは「天上天下唯我独尊」と言ったそうです。

天より地より我より偉い人間はいない・・・そう解釈しております。故に、我はこの世の中でかけがえのない尊い存在である・・・

あの斎藤一人さん曰く「お釈迦さんは一回しか言っていない。そこが偉い。飲んだら『俺は偉いんだ』という奴がいるけど、ああいうのはダメですね」と。

自分を尊び、自分の信じる我が道を行きましょう!


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「つ」がつくまでに [教育]

「つ」がつくまでにしっかりと教えないといかんと聞いたことがあります。

それは・・・一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、七つ、九つ・・・次は十・・・つがつきません。

十歳までにしっかりした教育をというもののようです。十歳まで=小学校4年生の間といったところでしょうか。昔の話らしいので今は中学校に行くまでの12歳までといったところでしょうか。

実は昨日ご紹介したクローズアップ現代を母と話し込んでしまい見逃してしまいました。何と言ってよいやら・・・申し訳ありません。

そこで25年ぶりに自分が学んだ小学校に行ってきました。

いろんなことを思い出しました。

・入学式当日いきなりおたふく風邪で休んだこと・・・(写真は隅にポツンと)

・下校の時、信号無視をして横断歩道を渡り、翌日の終わりの会でそれを見ていた女子に発表され、当時新任の熱血先生に「●●!目をつぶれ!歯をくいしばれ!」と言われた後の往復ビンタ!実はその女子が好きだったこと・・・

・その熱血先生に児童会役員に立候補して欲しいと言われその気になり、立候補し落選したこと・・・

・運動会の組体操で目玉となる三段のやぐら(背の高い順に三人立った上に二人立ち、その上に一人で立つという一番上の一人(小さかったので)に選ばれるが、練習中に落ちてしまい恐怖症になり、運動会当日は代役になったこと・・・

・先生に「今を精一杯生きろ!」という言葉をいただいたこと・・・

小学校の6年間は人間形成の中でも大切な時期だったなぁと思います。素晴らしい先生や友との出会いが今の自分を作っています。私というものを育ててくれた母校よ先生よ友よ!本当にありがとう!


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本日のクローズアップ現代に注目 [教育]

NHKのクローズアップ現代 http://www.nhk.or.jp/gendai/

いつもコメントを寄せて下さる「桔梗」さんhttp://blog.so-net.ne.jp/kikyo-one-only/がご紹介して下さった素晴らしい学校の先生「金森先生」のドキュメントがあるそうです。私も自分で忘れないために記事としました。教育(子育て含め)関わる人は是非観てみましょう!


4月5日(木)放送予定
こどもたちへ
  名物教師 最後の授業

いじめや子どもの自殺が全国各地で相次ぐ中、子ども一人一人に向き合い、その声や心に耳を澄ませる「いのちの授業」を実践してきた名物教諭、金森俊朗さん(60)が、3月末、定年退職を迎え38年間に渡る教員生活を終えた。金森さんが長年こだわってきたのは、心に秘めた正直な気持ちを「手紙ノート」に綴り、伝え合うことで仲間とのつながりを子ども自身が実感すること。さらに、死と向き合った難病患者や妊産婦などと接する機会を作り、命の大切さを伝えること。その取り組みは全国の教育関係者から大きな注目を集め続けてきた。番組では、金森学級の最後の1ヶ月に密着。金森さんと子どもたちの対話の中から、子どもとどう向き合えばいいのか、今問われ続けている教育現場に、どんなメッセージを残してゆくのか見つめる。
(NO.2391)

スタジオゲスト : 金森 俊朗さん
    (元金沢市立西南部小学校教諭)



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ヨーソロー [教育]

 世界の海軍や日本の自衛隊や船舶に大変お詳しい先輩のお話と経営コンサルタントの船井幸雄の話を総合して今日は書きます。

船の上では「ヨーソロー」という掛け声(合図)があります。

例えば、船長が「面舵(おもかじ)いっぱい」というと舵を回す人が「ヨーソロー」と言うように。

 船舶用語であり、英語でいうところの「all right」「OK」といったところでしょうか。語源は幕末海軍の艦内号令「よろしく候(そうろう)」の名残だとか。いわゆる「了解しました。」「よろしくお願いします」といったことのようです。

 何が言いたいのかといいますと・・・船はいつでも出ることができるように港には後ろ(おしり)から入ります。よってこの日本の海軍精神「ヨーソロー」は靴などの履物をそろえる(いつでも出ることがきる)、明日の準備をして終える(すぐに出発できる)など今でも活用することができるということなのです。常に次に何があっても動くことができる体制(心構え)は海に限らず見習いたいものですネ!

 先の先輩(先輩が役員)の会社では、海軍式に時刻を言う時は「ヒトフタマルマル」(12:00の意味)と言う言い方(口での伝え方)に変えてから時間のミスはなくなったとか。例えば会議を明日の8時15分から始めます!という時に、とっさに朝の8時15分なのか夜の20時15分なのか迷うこともありますが、朝はマルハチヒトゴですし、夜は二マルヒトゴですので無駄に考える時間も省けるので明快です。(朝は先にマルが付くという点において)それだけ時間に厳しいということのだと思われます。海軍(日本には戦後海軍は無くなり海上自衛隊となりましたが)の場合、確かに一刻一秒で敵の攻撃を受けてしまいますので「時は命なり」なのでしょう。

 昨日、長渕剛の「Captain of the Ship」という曲を聴いていて思い出しました。「明日からお前がしっかり舵をとれ!お前が決めろ!そうさお前がCaptain of the Ship!生きる意味を探しに行こう!」「ヨーソローォー!」というようなリフレインでした・・・

子供にも風呂に入った際、船のおもちゃを浮かべて船が港に入ることを例に「ヨーソロー」を説明。

私「ヨーソロー」の意味が分からなかったら風呂の温度を50度にします!

子供たち「えぇー!?いやだぁっ!」

私「では「ヨーソロー」の意味が分かった人?」

子供たち「ヨーソロー!!」

私「明日から学校から帰ったら靴をそろえますか?」

子供たち「ヨーソロー!!」

※これで子供たちは靴を揃えるようになるだろうか?

 

 

私「皆さん私たちも生きる意味を探しに行きましょう!」

皆さん「ヨーソロー!」

Captain of the Ship (24bit リマスタリングシリーズ)

Captain of the Ship 

  • アーティスト: 長渕剛
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2006/02/08
  • メディア: CD

※自衛隊にいる先輩に聞きましたが、船の上では金曜日はカレーと決まっているそうです。(naonao様ご指摘ありがとうございます!)何日も海に出ていると曜日の感覚がなくなるので、カレーで「今日は金曜日だ」と分かるのだとか。いいですね。曜日の感覚がなくなるのって・・・


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I am 日本人! [教育]

I am 日本人(東京シネシティフェスティバル2006)
「東京シネシティフェスティバル2006」~映画ファンと映画製作者が出会う映画祭が、11月23日~26日の4日間、新宿歌舞伎町・新宿ミラノ1と シネシティ広場にて開かれました。その中で上映された映画がこの「I am 日本人」で、森田健作、森本クリスティーナ、月野木隆監督の舞台挨拶付きのこの映画を見てきました。森田健作氏、舞台挨拶も元気溌剌でした。

「日系アメリカ人の目を通して、現代の日本の姿を見つめ直した人間ドラマ。古き良き日本の心を持つヒロインが、カルチャーギャップと闘いながら成長する姿を温かく描く。本作でスクリーンデビューを飾った森本クリスティーナが、等身大のヒロインを生き生きと演じている。“熱い男”森田健作が製作、企画、原案、脚本と出演の5役を担当。国際化の波に押され気味の日本人に、日本人本来の美しさを思い出させてくれる秀作」(シネマトゥディ)

映画の中では森本クリスティーナが演じる少女がとにかく輝いていました。森田健作に負けないくらい元気溌剌。おかしいことはおかしいとすぐその場で言って、いろんな人と体ごとぶつかっていく様が、青春そのものだと思いました。愛国心のこと、日の丸のことなど教育的な要素が入っていて、ちょっと教育テレビでやるようないい子の映画だったかもしれませんが、その割りに肩の力を抜いて見れる、日本の良さみたいなものを再認識させてくれる映画でした。

電車の中で化粧する人、ものを食べる人、大声で話す学生、子供が駆け回っていても誰も注意をしない人。外で子供が喧嘩しても知らん振りの人。親から仕送りしてもらい遊んでる日本の学生。国歌も歌えない学生。海外映像で日本バッシング受けても何とも思わない学生。映画のあちこちにそういう場面が出てきて、日系アメリカ人の主人公のこの少女はがっかりします。いつから私たちはこんな風になってしまったのかこういった問題提起が映画全編に出てきます。

また祭りを復活させることや子供に剣道を学ばせ試合を開くこと、借金で首の回らない店の仲間を助けること、主人公の女の子のおじいさん(日系1世)の思い出をシェアしてる地元のおばあちゃんのエピソード、中国人タイ人を住み込ませてあげる店の主人など、人情を感じさせられる場面がたくさんありました。古き良き日本、素敵かもしれませんね。

森田健作氏のお話を昨日お聞きし、早速naonaoさんがトラックバック、そして本日その記事を拝見!・・・嬉しいではありませんか!昨日聞いた話がそのまんま東(ではなく)記事になっているではあーりませんか!

文部政務次官などの要職から離れ・・・自分は民間人として何ができるか(吉田松陰先生の「何を為さんと欲す」を思い出す程熱い!)ということを考えて・・・日系人から見た日本人という映画で世の中に問う映画を脚本・監督。今度広島に来る時は「Iam日本人!」の上映の時です!とおっしゃっておられました。その際は応援したい!と心の底から思います。身近(舞台裏)にいて何かお役になることをしたい!と思わせる素晴らしいお方でした。

I am 日本人

I am 日本人

  • 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/03/02
  • メディア: DVD

元気の泉 森田健作格言サプリ

元気の泉 森田健作格言サプリ

  • 作者: 森田 健作
  • 出版社/メーカー: 教育出版
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本

家庭力 あなたの子どもは誰の子ですか?

家庭力 あなたの子どもは誰の子ですか?

  • 作者: 森田健作
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2004/02/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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森田健作氏講演 [教育]

 昨日、広島で開催された「建国を祝う集い」に参加させていただきました。

 毎年いろいろな方面で有名な方が来られるのですが、今年は俳優の森田健作氏でした。50代とは思えないくらいお若く、熱血講演でした。プロフィールと講演メモ(私のメモですのでお許し下さい)をご紹介します。

■昭和24年東京生まれ。昭和44年松竹映画「夕月」でデビュー、テレビドラマ「おれは男だ!」や主題歌「さらば涙と言おう」が大ヒット。人気俳優として多くの青春映画やテレビに出演。平成4年には参議院議員に初当選し12年間政治の世界へ。文部政務次官などの要職を歴任、教育問題には特に力を注がれる。昨年はご自身が企画・出演・監督された映画「アイ・アム・日本人」を製作され、今、日本を元気にしようと全国で上映活動中。著書も「家庭力」「元気の泉・格言サプリ」など多数。

■講演テーマ「よみがえれ、日本人~家庭力が子供たちを救う」

  • 私は日本を愛している一人である
  • 自分の小さい頃は、日本国旗があり、天皇陛下のお写真があり、武士道があった。
  • 世界の例えではこう言われている、映画タイタニックのような場面で海に溺れた人を助けるのに何と言われると飛び込むのか?アメリカ人「あなたはヒーローだ!」イギリス人「あなたは紳士だ!」ドイツ人「これは規則です!」では日本人は・・・「他の人はもう飛び込みましたよ!」という皮肉
  • 日本の根幹は教育である
  • 基本形を忘れている、「いただきます」「ありがとう」などの挨拶。基本形を教えていこう!
  • 文部政務次官時代、いじめなどの教育問題を任された際、少年院などの現場に行ってみた。教官は、そうじや走ること、メシを食べるのも子供たちと一緒にやっている。ある時は兄貴であり、ある時は同僚、ある時は親である。一緒にやること!
  • 自分の子ども時代にもいじめはあった。いじめというより仲間はずれ。
  • 小学校時代音楽と体育は5だったが、他は2か3ばかり(剣道をやっていたからドラマの話があり、歌も出せた)
  • 勉強は出来なかったが、学級委員に選ばれたことを母から褒められた。
  • その学級委員の名前は「友だち係」。役割は転校してきた子と一番最初に友だちになって仲良くなる。面倒見がよかったのが選ばれた理由。
  • 母から大きなヒントを2つをもらった。母に感謝している。
  • 1つは・・・「人間はみんな必要があって生まれてきた」・・・算数を16点や17点をとって怒られると思い、ひねくれていた。そんな時に学級委員に選ばれたことが母の耳に入り言われた言葉。
  • もう1つは・・・「お友だちにいいことをしたら、いいことが返ってくる。悪いことをしたら悪いことが返ってくる。自分が言われたらどういう気持ちになるか?一度は相手の身になって考えてみろ!」・・・仲間はずれにされている子(貧乏で臭いとかで仲間はずれにされていたA君)のことを母に台所で話したときの母の言葉。
  • じーっと見ていたら子どもらしさが見えてくる!
  • 自分たちも・・・どの人の言葉で勇気をもらったか、逆にだまりこんでしまったか?ヒントがある
  • 私たちが小さい頃と環境が違うのは確か。そこで知恵を使う!
  • 子供たちに根負けしないこと。
  • 永々と伝えてきたことを次に伝えていこう!
  • 助け合って、笑顔で平和で豊かで思いやりのもてる世の中にしよう!

「アイ・アム・日本人」は広島では上映されなかったので(全国主要都市6箇所だけだったとか)、観てみたい映画となりました。本当に熱い熱い57歳でも青春真っ只中の森田先生でした。聴かれなかった方にもこの拙いメモが何かのヒントなれば幸いです。

I am 日本人

I am 日本人

  • 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/03/02
  • メディア: DVD


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建国記念の日に学ぶ [教育]

親子で読む「建国の理想と日本の国がら」
 神話によれば、太陽の神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)は御自分の孫であるニニギノミコトに対して、「豊かに実るこの日本の国は、わが子孫が治める国であり、天皇の御位は天地が長くつづくのと同じように永遠につづきます」という意味の、いわゆる「天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅(しんちょく)」を述べられました。ニニギノミコトは、そのお言葉にしたがって神々の国、高天原からの日向の国、高千穂の峯にお降りになりました。
 その時、天照大御神は、御鏡(おかがみ:正直を表す)、御剣(みつるぎ:決断力を表す)、勾玉(まがたま:慈愛を表す)の三つのみしるし―三種の神器―をニニギノミコトにおさずけになりました。


 神武(じんむ)天皇

 わが国の第一代の天皇を神武天皇と申し上げます。神々の国・高天原から高千穂の峯にお降りになったニニギノミコトのご子孫です。
 天皇は人々の幸せを願って都を東におうつしになろうとお考えになり十分な用意をなさって、太陽を背にしてご威光で、はげしいたたかいを乗り切られました。そして大和の橿原(かしはら)の畝傍山(うねびやま)のふもとで天皇のみくらいにお即きになられました。
 その日を記念して今日の建国記念の日が定められました。高千穂とは、高く積まれた稲穂を意味し、神武東征は稲作を東へと広めていったこととも伝えられています。
 このようにして、私達日本人は昔からお米を作るようになったのです。
 美しい自然と清らかな水に恵まれて、人々は協力して作物を作り、平和な国をつくりました。
 古くから、日本のことを「瑞穂(みずほ)の国」と呼んできたように、天照大御神の願われた「豊かに稲の実る国」が実現することとなったのです。
 そして神武天皇が願われたように徳(みうつくしび)をもって世界の国々が家族のように仲よく、美しい世の中にしたいという御精神は歴代天皇を通して今生きつづいているのです。

(紙芝居「国生み物語」日本教育研究所より参照)

 私の心の友「まほろば」さんが先日よりブログを立ち上げました。その中で今日の建国記念の日についての記事がいろいろとありましたのでご紹介させていただきます。

 2007年に660年を足したのが日本の建国の歴史だそうです。紀元前660年より日本の国は建国されたということになります。同じブログでもご紹介されています(歴代天皇の一覧表は圧巻です)が2667年連綿と一系で繋がっているのは世界広しといえども日本だけだそうです。自分の国に誇りを持っていきたいものです。

 今日は「まほろば」さんと共に広島での建国記念の式典(市民ボランティアで運営、平和公園内の国際会議場にて)に参加させていただきます。幼稚園児たちによる奉納太鼓、俳優の森田健作氏の教育講演など聴いて参ります。またご報告できればと思っております。


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文科副大臣モジュール授業を視察 [教育]

2月6日付読売新聞朝刊(山口県版)より


 文部科学省の池坊保子副大臣が5日、山口県山陽小野田市の本山小を訪れ、15分間単位で「読み書き計算」を反復練習するモジュール授業を視察した。

 山陽小野田市では「生活改善・学力向上プロジェクト」を2006年4月から実践。家庭に早寝早起きなどを呼びかけるとおもに全13校(約3700人)でモジュール授業に取り組んでいる。

 池坊副大臣は徳原校長と同プロジェクトを総監修した陰山英男・立命館大学教育開発支援センター教授の案内で、各学年を約45分かけて見学した。池坊副大臣は「元気に大きな声で音読した後に、今度は沈黙の中で計算をする。この切り替えが集中力を高めていると思う。多くの人にモデルソフトとして発信していきたい」と話していた。


 百マス計算で有名な陰山英男先生の指導を全国でも先駆けて取り入れた自治体として知られている。うちの子も昨年からモジュールの時間といって、朝授業が始まる前に読書や30マス計算をしていると聞いていた。 宿題も声に出して読む音読である。夏休みの宿題も30マス計算を何分で出来るかを毎日。

 そもそもモジュールって何?て英和辞典で調べてみるとmodule:建築材料などの基準寸法、基本単位とある。また電子計算機などの構成部分とも。子供の基礎的学力といったところだろう。

 昔から「読み書き、ソロバン」という教えが日本にはあった。寺子屋ではそれを地域ぐるみで教えていたので江戸時代でも識字率が高く、外国人が驚いたという。明治維新後、世界に追いつけ追い越せとなった時、末端の人々まで読み書きが出きるのですぐに指示書や解説書を理解して製造に取り掛かり、逆に末端から上層部まで提案が出来るような仕組みも出来上がったとか。産業革命から数百年かかった技術革新も日本では取り入れて数十年で導入出来たのも「読み書きソロバン」のお陰だそう。

 ゆとり教育とか言うがそんなゆとりがあれば何でも詰め込んだ方が効果的だと思う。私も受験勉強で一日10時間勉強した夏休み・冬休みを思い出すが、その経験があるからこそ目標に逃げずに立ち向かうこと、挑戦することなどを学んだ氣がする。合格するかどうかは後から付いて来ると今は思う。その過程が大切であることが今になって分かる。

 昔方式に戻るだけで良いのではないだろうか?

千住家の教育白書

千住家の教育白書

  • 作者: 千住 文子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 文庫


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貝原益軒 [教育]

今日の格言:欲をおさえ、心を平にし、気を和にしてあらくせず、しづかにしてさはがしからず、心はつねに和楽なるべし 貝原益軒

 毎日携帯メールに送信されてくる今日の格言はこんな言葉だった。貝原益軒について知らなかったので、早速調べてみた。高校時代は受験用の地理を選択しており日本史はあまり勉強しなかった。でも、日本史の先生は面白い先生で、あたかもその歴史の瞬間を見てきたかのような語り口だった。ご高齢だったが人気のある先生だった。もっと歴史を学べばよかった。いや今からでも遅くはない・・・

貝原益軒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
貝原 益軒(かいばら えきけん、1630年(寛永7年) - 1714年10月5日(正徳4年8月27日))は江戸時代の本草学者、儒学者。筑前国(現在の福岡県)福岡藩士、貝原寛斎の五男として生れる。名は篤信、字は子誠、号は柔斎、損軒(晩年に益軒)、通称は久兵衛。
成長し福岡藩に仕えたが、二代藩主黒田忠之の怒りに触れ7年間の浪人生活を送ることとなる。三代藩主光之に許される。藩費による京都留学で本草学や朱子学等を学ぶ。このころ木下順庵、山崎闇斎、松永尺五らと交友を深める。帰藩後、藩内での朱子学の講義や、朝鮮通信使への対応をまかされ、また佐賀藩との境界問題の解決に奔走するなど重責を担った。 藩命により「黒田家譜」を編纂。また、藩内をくまなく歩き回り「筑前国続風土記」を編纂する。

幼少のころから読書家で、非常に博識であった。ただし書物だけにとらわれず自分の足で歩き目で見、手で触り、あるいは口にすることで確かめるという実証主義的な面を持つ。また世に益することを旨とし、著書の多くは平易な文体で書かれより多くの人に判るように書かれている。

70歳で役を退き著述業に専念。著書は生涯に六十部二百七十余巻に及ぶ。主な著書に「大和本草」、「菜譜」、「花譜」といった本草書。教育書の「養生訓」、「和俗童子訓」、「五常訓」。思想書の「大擬録」。紀行文には「和州巡覧記」がある。

 

学校法人中村学園の電子図書館に原文も紹介されているのでご参考まで。http://www.lib.nakamura-u.ac.jp/kaibara/index.htm


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子供の創造力は豊かだなぁ [教育]

子供達が通う小学校の作品展があったので行ってきました。最終日の午前中でもあり体育館には私一人。贅沢な私のためだけの展覧会のようでした。

これは小学2年生の絵ですが、自分だけのお話を作って描いたのだと後で教頭先生から聞きました。明るい色使いが多く、子供達の豊かな感情が湧き出ているのを感じます。その中で目を引いたのが次の絵です・・・

悠吏・・・?ゆうり・・・幽体離脱の幽離(ゆうり)?寝ている子供二人が頭の中を抜け出していろいろな楽しい所に遠足に行っている・・・夢の中なのか、別次元を旅しているのか・・・どちらにしても楽しそうです。こどもは自然に表現しているだけで、大人の我々が非科学的であるとか、そんなの信じられないとか言うのは止めにしよう。子供の世界の方が正しい(楽しい)ことだってたくさんあるから。子供は素直だから素直で素敵で素晴らしい世界を生きているのである。大人の我々が子供たちに暗く真っ暗な闇にするのは止めにしよう!創造力をどんどん使っていくと「モノづくり日本」も安泰だし、創造力や情緒豊かな子供が大人になり次の世代を担い、指導していくのも頼もしいではないでしょうか?

後でこの絵を撮った写真を見てみると・・・ゆうり・・・この子の名前だ!と分かった。でも名前はひらがなで題名は漢字・・・なにか深い意味がありそうです!

版画ではたのしそうな「豆のフラダンス」・・・映画「フラガール」とTVの納豆問題をかけているような、一笑に付しているような楽しくなる作品です。

子供の発想って豊かだなぁ・・・


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がばい語録 [教育]

先日の母の誕生日に「佐賀のがばいばあちゃん」のDVDをプレゼントした。母も孫を毎日預かってみているらしく何かのヒントになるのでは?と思ったもので・・・そのDVDの中に「がばい語録つき2007年カレンダー」というものが特典でツイていた。語録が良かったので改めて紹介したい!

■この世の中、拾うもんはあっても捨てるもんはなかとばい

■コツコツやってもなあ、と思う前に、コツコツやれ!コツコツの先に成功があると思うよ

■悲しい話は夜するな。どんなにつらい話も昼したら大したことない。

■ゼイタクすることだけがしあわせじゃない。小さな幸せを大きく感じることが本当の幸せかも。

■ケチはいかん。ばってん節約は天才ばい。

■通知表は、0じゃなければええ。1とか2を足していけば5になる!人生は総合力だから。

 

・・・なんだか大切なものを教えてくれた・・・

 


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オセロゲームに学ぶ [教育]

正月にオセロ●○ゲームを子供たちとした。 関連記事<日本将棋の寛容さ

 最初に子供同士がやるのを眺めていると・・・取れる数の多い場所を選んでいるようだった。せっかく裏返したのに一手先を読まないから、今返した駒がすぐそれ以上に取られる。斜めなどの取り忘れも頻繁にある。

 ニンテンドーDSのソフトでもオセロゲームがある。それを子供がやるのを眺めていると・・・置き場所にヒントが出て、この場所は何個取れる、この場所は何個と教えてくれる。しかも自分の手で裏返すのではないので、取り忘れなどはあるはずがない。

 もしかしてゲーム脳というのはこのことを言うのかもしれない!と思った。

●考えずにすむ

●目先しか考えられない

 近年、頻繁に起こる不可解な事件・・・1万円欲しさにタクシーの運転手を殺してしまう・・・一手先を考えれば、どんな結末があるか分かりそうなものだが、それすら考えられないのだろうか?

 人を殺める、物(お金)を奪う・・・捕まる・・・刑務所に入る・・・不自由な生活(逆に刑務所の方が三食付で楽だから犯罪を犯すという放火事件も近くであったが)・・・家族や親族まで人から白い目で見られる・・・そこに住めなくなる・・・不自由な生活・・・殺された家族・・・突然の死に衝撃・・・悲しみ、憎しみ、怨み・・・自分に戻ってくる

 これではいけないと思い、オセロゲームの面白さを教えた。

○1個しか裏返せなくても次の手で逆転できる・・・先のことを考えること

○取りこぼしをなくす・・・自分の周囲を見回すこと

○取られても取り返すことができること・・・損して得をとること

○相手の間に入る・・・相手の懐(ふところ)に入ること

○角や端を取る大切さ・・・全体を考えること

長女(妹)は教えてもらわなくていい(自分で勝つ!)と言い張るので、長男(兄)のみに教えてやった。

 その後の対戦では・・・なんと兄の負け!

 頭で理解しても身につくのはまだ先ということなのだろうか?私も先を考えて教えた訳だが・・・

※あるゲームのオープニング画面に一瞬AGENDAと出る。agendaを辞書で調べると協議事項とある。が・・・私が以前読んだ本(イギリス人ジャーナリストが書いた世界の陰謀の本)ではアジェンダという名の人類家畜化計画というのがあるという・・・スポーツ・芸能(クイズ)・アダルト漬けにしてあまり物事を考えさせないようにしているのだとか・・・ゲーム脳もその一環なのかもしれない・・・(謎)

大いなる秘密〈下〉「世界超黒幕」―現代グローバル国家を操る巨悪の正体が見えた!!

大いなる秘密〈下〉「世界超黒幕」―現代グローバル国家を操る巨悪の正体が見えた!!

  • 作者: デーヴィッド アイク
  • 出版社/メーカー: 三交社
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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TV版『がばいばあちゃん』 [教育]

TV版の『佐賀のがばいばあちゃん』をビデオを撮って子供と観た。

先月映画をDVDで観て、すごく良かったのでDVDを母親の誕生日プレゼントとしてあげた程である。

 映画の吉行和子さんの演技も素晴らしかったが、島田洋七氏のお母様の写真を見るとTVドラマの泉ピン子さんの方が似ているのかもしれない。映画が先、テレビはその後撮影なので・・・これはまさしく後だしジャンケンである。(私にとっては最大の褒め言葉)さすがフジテレビ!映画よりすごいドラマを作ったと思った!しかし何故だろう・・・映画の方が泣けた・・・

 CMに移る前にがばい語録のようなものが紹介されていたので、ビデオを撮った利点としてそれを改めて紹介したい!


今のうちに貧乏しておけ!

金持ちになったら、旅行行ったり、寿司食べたり、着物を仕立てたり、忙しか。


おはよう、と言えたら素晴らしい。

こんにちは、と言えたらカッコイイ。

いただきます、と言えたら絶好調!

ありがとう、と言えたら天才だよ。


頭のいい人も、頭が悪い人も、

金持ちも、貧乏も、

五十年たてば、

みーんな五十歳になる。

心配するな!


人がこけたら笑え。

自分がこけたらもっと笑え。

人はみな、こっけいだから。


がばいばあちゃんのセリフから・・・

人生は総合力や。

世の中には二冊の教科書がある。

学校の教科書と社会に出てからの教科書。

いくら学校の教科書ができても社会に出てからの教科書ができんかったら何にもならん!


同じくがばいばあちゃんのセリフ・・・

この木は千年も生きとると。

この木に比べたらちっぽけなもんばい。

人は金カネ言うけど、一億あっても金魚一匹作れんばい。

大事なもんは金じゃなか。

夢や。

死ぬまで人は夢ばもたんばいかん。

そん夢がかなわんでも、しょせん夢は夢や!


 全てに於いて含蓄のある、物はあっても心豊かでなくなりつつある今の時代にもってこいのドラマだった。これは益々原作も読みたくなってきた!とゆうか読もう!いや読むべきだ!

佐賀のがばいばあちゃん トークショー
佐賀のがばいばあちゃん
がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい!

 

  •  
    <関連記事:がばい!


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    自家製しめ飾り [教育]

     昨年、神社のしめ縄作りに参加させていただいた。<関連記事:しめ縄作りに参加

     農業体験に来る子供達に教えてあげることはできないだろうか?と考えての体験参加であったが、大人でも握力がなくなる程の力がいるので体験は難しく見学のみになると思われる。その替わりに「しめ飾り作り体験」は出来ると思い父にその作り方を年末に伝授してもらった。


     最近は正月にしめ飾りをしている車もほとんど見かけない。その一方で山口市内で親子しめ飾り作り教室には約100名が参加したという読売新聞の記事もあった。何事でもそうかもしれないが、興味ある人と興味ない人の二極化が進んでいるのだろう。


     作り方はしめ縄と一緒で縄を左回しで編んでいく。二本で編むのが違うくらい。興味深かったのが・・・末広がりに見える「うらじろ(別名もろば)」と「ゆずりは」という葉を二枚、しかも裏向きにするのだ。もろば・ゆずりはとも裏が白いのだ。父も「なんでじゃろうなぁ?」と由来は知らない様子。私が「腹黒いの反対なんじゃない?」というと苦笑していた。


     そして二枚重ねるという由来も知らないとのこと。私が考える(感じる)に「神さまは男性と女性が存在する」「物事には陰と陽がある」といったことからその一体を表現しているのではないだろうか。


     この自家製しめ飾りは車のバンパーに取り付けた。どうしてもナンバープレートにかぶってしまい、ナンバーが一部隠れてしまう。対向車やパトカーから見ると暴走車がナンバーを隠すように思われたかもしれない。まぁ軽自動車なのでありえないのだが・・・


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    日本将棋の寛容さ [教育]

    小さい頃父親とよく将棋をしたものだ。

     戦略、戦術、予測、手の内を読む、先を読むetc 将棋は非常に良いと思う。戦国の武将は将棋で子供達に戦術を教えていたとも聞く。私も子供に公文式の将棋を買ってやらせたこともある。

     子供が幼稚園の時、近所の同い年の子供が将棋をしていたのを見て驚いた。なぜかというと将棋の駒の動かし方は難しいからだ。特に桂馬など。その子が公文式の将棋を使っていた。駒に進める方向が書いてあるものだ。

     父と年末に将棋談議になった際、このようなことを言っていた。『歩(ふ)には歩の役割があるように駒それぞれの役割を果たす。人間社会でも同じじゃないか!』

     さて、将棋というものはインドが発祥地らしい。そこから世界に広まっていった。現在は100種類ぐらいの将棋があるらしい。チェスや中国将棋、そして日本将棋など。

     その中で日本将棋だけ唯一違うルールがあるという。

     それは・・・取った駒を味方としてまた使えるという点である。

     日本将棋は王と玉を除いては駒は敵味方全て同じ。向きを変えるだけである。中国将棋などは赤と白とかで最初から敵味方が分かれているそうだ。

     戦国時代、捕虜となった武将が捕まった敵である武将の考えや情の厚さに感動し、味方となって戦ったという話もゴロゴロあるそうだ。

     この話と同じく、日本将棋の奥の深さを感じる。敵も味方もない。そもそも同じ民族だからだろうか?

     久々に将棋がしたくなった。昔は父親や兄弟と言い訳をしながら『ちょっと待った!』とかワイワイ話しながら将棋をしていたものだが、今は子供のゲーム機ニンテンドーDSで一人寂しく将棋ゲームをしている。

    この胸いっぱいの愛を -未来からの“黄泉がえり”-

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    • 出版社/メーカー: レントラックジャパン
    • 発売日: 2005/09/22
    • メディア: DVD

    この映画の中にも将棋が出てきます。それはさておき、内容自体お薦めです。

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