精霊の仕業 [社会]
農作業をする弟から興味深い報告を受けた。
今年まで耕作放棄地となっていた段々畑を開墾していた時のこと。
竹藪の竹をノコギリで切り、ツルを鎌で切り、バッサばっさとその残骸を畑の中心に積み上げていたらしい。
ズボンの後ろポケットに差していた鎌が無い事に気付いたので、畑の中心に積み上げた草やツルや竹を蒸し返して探したが、見つからず、昼ご飯を食べてからにしようと…その場を後にした。
そこは、私たち家族以外は足を踏み入れる事は無いし、「耕作放棄」していたのは私たちなのでもう10年ぐらい入ってもいなかった。ましてや他人が(人の土地でもあるので)侵入することもない。
昼休憩をして、鎌を落としたであろう上の段の畑に立って、下の畑を見下ろすと・・・
なんと!作業していた上の畑では無く、下の畑・しかも少し離れた大きな石の上に・・・無造作にという感じでは無く、丁寧に置いてあった!というのだ。もしも・・・「ポ~ン」と飛んで石の上に落ちたなら、鎌の刃と石の当たる音がしただろうし、「気付いてもらう」為に置いてあった感じだったのだ。それを観た瞬間、鳥肌が立ち、「森の精霊よ!ありがとう!」と感謝を念じたらしい。
その話を聞いて、母と弟と三人でその現場を見に行き、鎌を無くした時の様子を再現してもらい、実際に石の上に置いてあった鎌の様子も再現してもらった。鎌を無くした現場から5メートルぐらい先の石の上だった。開墾した結果、薄暗い藪の雰囲気はそこには無く、太陽の光が差し込む明るい場所に生まれ変わっていた。
森には精霊が住むというし、私も信じる。ただし、妖怪や魔物も存在する。
あるサイキック能力ある人に言わせれば・・・「私たちは無数の目に見えない存在の海の中をかき分けて生きているのだ!」とか。見えない人は幸せらしい。
確かに複数の次元は今ココに存在する。(ロシア人形の「マトリョーシカ」の如く)彼ら(精霊・眷属(けんぞく)・妖怪・龍・鬼・天狗etc)はココに存在しているらしい。私たちに見えない感じないだけ。
果たして精霊さんによる「きれいにしてくれてありがとう!」なのか・・・
それとも森の主からの「生きている竹や草やツルを切るなよ!虫や鳥や微生物の住み家を荒らすなよ!私はここで観ているからね!」という警告なのか?
果たしてどっち???
どちらにしても弟にとって、目に見えない存在を信じるキッカケになったのは間違いない!
やはり、次元は上昇している!