コミック「彼女と彼女の猫」 [コミック]
新海誠原作「彼女と彼女の猫」(アフタヌーンKC、漫画:山口つばさ)を読んだ。
新海誠といえば・・・今、公開中の映画「君の名は。」が興行収入100億円を突破したとのことで、スタジオジブリの宮崎駿に次ぐ日本アニメの若手(といっても40代)クリエーターとして世界が注目している人物である。
「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「もののけ姫」「踊る大捜査線THE MOVIEレインボーブリッジを閉鎖せよ!」「崖の上のポニョ」「風立ちぬ」に次ぐのだから凄いことは間違いない。でも我々世代からの表現で言うと・・・「南極物語」を超えた!とか「E.T.」「マトリックス」「ハリーポッター」「ラストサムライ」「アルマゲドン」に迫る勢いといった方がわかりやすいだろうか?
このアニメ版は観たことがあるから、最近、私の中でハマッテいるコミックで読み解こうと思って借りた。
しかし、内容は全く違っていて(タイトルをテーマにした感覚は同じだが)期待を裏切られる感じだった。
アニメもこの作品も、ある女性に飼われている猫の視点で描かれているのは一緒。現代に対する風刺を利かせた一面が新海誠氏の顔や表情や語り口調を見てもわかるが、そのワールドなのだ。宮崎駿氏が古き良き日本の代表者ならば、新海誠氏はその次の世代の表現者である。今の若者は更にその次の世代だからまた新たな表現者が新時代には現れるのだろう。
息子もこの我々世代(新海誠氏:43歳)の作品に初めて触れたらしく、「秒速5センチメートル」ジャンルは少し違うけど面白いよ!と薦めたら即借りたのが嬉しかった。
今はギリギリ共存しているのかな?①古き良き日本②我々世代の新感覚(古き良き+新世代)③全く新しい世代。
もしも「君の名は。」から入った人には・・・「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」お薦めです。「秒速5センチメートル」のDVDは何回も観たのですが、その後読んだ同名のコミックの方が面白かった!と感じたのは、最近の私がコミックにハマッているだけなのかもしれませんが、セットで楽しむことをお薦めします。新海ワールドは映像の妙味、しかし原作の面白さ。アニメといい、漫画といい奥が深い世界です。商業的にも成功しているのが良さを実証しています。
コミック「波よ聞いてくれ」 [コミック]
マンガ大賞2016 第6位「波よ聞いてくれ」①②を読んだ。(沙村広明作、アフタヌーンKC)
漫画を店舗で探すのにタイトル名だけで無く、作者名と出版社名を知らないと自分では探せないことにようやく気付いた。
北海道の札幌のスープカレー屋の美人だが男勝りな店員が主人公。自分の失恋話をラジオで流され、ラジオ局に乗り込んでいく。まぁとにかくテンポの良い展開で飽きさせません。ラジオのDJになる話なのか?恋愛話になるのか?まだ連載中で今後の展開は読めません。
気の強い女性というのは正直怖いですが、漫画で見ると面白いです。笑えます。ほっとけなくなります。
漫画もいろいろなジャンルがあるが、「事件もの」や「歴史もの」や「SFもの」や「ゾンビもの」などは避けていて、「恋愛もの」「日常生活もの」を選んでいます。その中で何を読んでいいのかわからないので、マンガ大賞や店舗の人気ランキングは参考になりますし、やはりハズレが無いです。知らない言葉も出てくるので辞書を引きながら読むことも・・・。まぁ人生は死ぬまで勉強なんだろうけど、こんな勉強なら楽しいです。
レンタルコミックなんて2泊3日で40円なので、40円でいろんな日常の勉強が出来るなんて安いもんだ!想像力も働くし、アンチエイジングになるのでは?と本気で思っています。別にご機嫌取りをする訳ではないのだが、息子とも共通の話題が出来るし、感じ方は人それぞれだと思うが、同じ世界とか感動を共有できるのは幸せなことだと思います。息子や娘に「コミック」をプレゼントするのはいいことかもしれない。想像力や創造力が膨らむし、言葉や空気感を読む勉強にもなるし、子どもが一回りも二回りも成長する手助けになるのでは?ないだろうか?昔でいう絵本の読み聞かせみたいな・・・。
そのためには親が熱く語れるマンガを益々読み込まなくては・・・。この歳(46歳)で気付くとは遅すぎだが、子どもも死ぬまで勉強であるのは同じで、人類共通の課題だから遺言のように残せるかもしれない。
「これを読みなさい!」・・・ガクっ・・・と死ぬ・・・みたいな。
私にとって未知なる世界・・・漫画。返却と同時に次の一冊に出逢えるのがまた楽しみである。
ドラマ「運命に、似た恋」 [ドラマ]
北川悦吏子・・・誰それ!?というのは先週までの話。
原田知世主演ドラマ「三つの月」を借りて初めて知った。「愛していると言ってくれ」の脚本家なんだね!・・・と。
ラブストーリーの神様と言われるぐらいの人気脚本家がNHK初作品となるのが・・・「運命に、似た恋」原田知世と斎藤工が主演。先週の出来事はこれを観るための布石だったのか?
http://www.nhk.or.jp/drama10/unmei/
本日夜10時10分スタートらしい。何だか面白そうな予感がするのでご興味ある方は是非どうぞ!
主題歌「樹海の糸」 →https://www.youtube.com/watch?v=SLtlmskowQk
コミック「町田くんの世界」 [コミック]
安藤ゆき作(マーガレットコミックス)「町田くんの世界」を読んでいる。
てか、マーガレットコミックスてこれ少女マンガ分類かよ!(でも、ある方曰く、漫画に少年・少女も無い、同様に面白いとのこと)マンガ大賞2016第8位ということで借りてみたが、やっぱり面白い!
町田くんは5人兄弟の長男16歳の高校一年生。見た目はメガネなのでインテリに見えるが成績は平均点以下。かといってスポーツも女子並みの体力。しかし、老若男女問わず好かれる。その姿が毎回描かれるのだが・・・もしかして彼は「人類全部を家族と思っているんじゃないか!?」という彼に恋する同級生は疑惑を持つ程。
何だか癒されます。こんな人間に成れたら、どんなにいいことか?
同じクラスの女の子で昔いじめられた経験から人間嫌いで人との関わりを絶っていた子が登場する。その女の子が町田くんの全人類に対しての優しさに触れることで・・・その一部が自分だけにのみ向けられる一瞬に恋し、少しずつ町田くんに心を開いていく。
小説とかでも、識者が選ぶ○○賞とかよりも、全国の書店員が選ぶ○○とかでランキングに入ってくる作品の方が面白い!と小説を読み込む人に聞いたことがある。
マンガに於いても、たくさん読み込む人から選ばれる作品・・・「マンガ大賞」や「このマンガすごい」にランクインする作品はハズレが無い。マンガ初心者の私としては大いに参考にさせてもらっている。
「僕だけがいない街」なんかは内容が強烈すぎて、一度読んだらまた読むのにエネルギーがいるから所有では無く、レンタルで十分だったが、こういった癒し系の作品は手元に置いて、人間関係で疲れた時にふとまた読みたくなるものかもしれない。漫画本を所有する意味もようやく分かってきた。
今調べると・・・ 「THE BEST MANGA 2016 このマンガを読め!」で第7位に、全国の書店員とKADOKAWA『エンタミクス』編集部が選ぶ2015年の漫画ランキングで第9位、「このマンガがすごい! 2016 オンナ編」で第3位、2016年第20回手塚治虫文化賞・新生賞を受賞している。
今も連載中なので今後も期待したいし、この作者の他の作品にも興味が湧きました。今の私には無理だが、全人類を家族だと思える町田くんを少しでも見習いたい。
コミック「聲の形」完結 [コミック]
コミック「聲の形」全7巻を読み終えた。
映画化され先週から上映開始だったので、レンタル中ばかりだったが、3店舗をハシゴして7巻タイミング良く借りることが出来た。私の性格上、購入するとキリが無いので(CDで懲りた)買わないと決めている。
いじめっ子のガキ大将だった小学生の男の子が、耳の聞こえない転校生の女の子をいじめたのが原因で、クラスの全員から先生からもいじめられ、小学校・中学校・高校の約6年間友達が一人もいないまま高校3年生を過ごす。死を決意し、その前にいじめた女の子に謝罪しようと探し、会いに行く・・・。
私が小学生の頃(1980年代)イジメというのはあるにはあったが、集団でというより、一対一の喧嘩のような感じだった。いじめられる側もキレたら何をするかわからない狂暴性を持っていたので、対等なバランスのようなものがあった。ただ、障害のある子たちをいじめることは無く、それは人間として許されないでしょ…的な暗黙のルールのようなものがあった。中学に行くと、まさにリアル「スクールウォーズ」の世界で、当時全国でトップ10に入る悪さらしく、運動場に暴走族が入ってくるわ、喧嘩で番長が死んだほど。部室は燃えるわ、3階から給食のカレー鍋が丸ごと降ってくるわ…尾崎豊の歌詞ではないが校舎の窓が全部割られるわで、悪と善が共存していた感じだった。
この漫画は、いじめた側が今度はいじめられる側といういわゆる「因果応報」を描く、今の陰湿ないじめ社会に一石を投じる作品ではないだろうか?映画化された作品も興味あるが、この密度の濃さを端折らずに描くのは難しいと思う。
私はこの40代後半人生で初めて漫画という文化に触れるが…昔から漫画に慣れ親しんだ先輩の話を聞くと、映画化とか実写化とかされて原作を読んだ上で見るのだけど、がっかりすること多数なのだとか。実写化とか映画化とかしなければいいのに!ともおっしゃっておられた。
いろんなエピソード全てを、端折らずに映像化するのは時間制限があるからやはり無理があるのだろう。かといって映画やドラマという儲かる媒体があるが、オリジナルを作るのは実績が無く未知数だから危険(リスク:赤字)を伴う。原作があるものは発行部数や人気度合いは結果として既に表れているので、映像化しても儲けの数値化目標は立てやすいのだろう。まさに商業主義である。今までの私は原作も知らずに、最初に映像化で触れるので十分満足していた自分がいる。本当はもっと深い世界があったんだね~。
漫画「頭文字(イニシャル)D」48全巻持っている息子に、今年映画化された「劇場版 頭文字D」観たか?聞いてみたが、「観ていない」との答え。原作で十分とのこと。それでも私はハマリついでに観てみたが、「原作と違う」部分があり、少し落胆したのを思い出す。
私も漫画「僕だけがいない街」の深い世界を読み、その後実写化された映画(出演していた有村架純も好きだが)はまだ観ていない。こういうことも予想してか、原作とは違う結末という触れ込みだった。
映画を観るか、観ないか・・・これも自分との闘いである。
https://www.youtube.com/watch?v=Klp3kzCM-OA
http://koenokatachi-movie.com/
聲の形 コミック 全7巻完結セット (週刊少年マガジンKC)
- 作者: 大今良時
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/12/17
- メディア: コミック
ドラマ「月に行く舟」 [ドラマ]
月に祈るピエロ 月に行く舟 三つの月 月シリーズ三部作 [DVD]
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- メディア: DVD
聲の形 公式ファンブック (KCデラックス 週刊少年マガジン)
- 作者: 大今 良時
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: コミック
聲の形 コミック 全7巻完結セット (週刊少年マガジンKC)
- 作者: 大今良時
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/12/17
- メディア: コミック
ドラマ「月に祈るピエロ」 [ドラマ]
2013年のスペシャルドラマ「月に祈るピエロ」を観た。http://hicbc.com/tv/tsuki-pierrot/
恋愛の神さま:脚本家 北川悦吏子 作 月シリーズ三部作の第一弾。常盤貴子主演 相手役は谷原章介。
昔読んだ絵本「月に祈るピエロ」が読みたくて、ネットオークションで購入。その絵本にメモが残っていたことで、送り主とのメールのやりとりが始まる。片や岐阜県の片田舎、片や東京。 キャッチコピーにもあるが「二人は一度も出逢わずして、一番大切な人になった・・・」二人とも心に傷を負った人同士。遠く離れた互いを思いやるのに、ただただ共通の「月に祈る」しかない。
八千草薫が「ピエロはみんな泣いている。」「ピエロはみんな泣いている。」と二回も繰り返すのに、その解説は無く、なんで泣いているんや!と疑問だけが残った。ドラマでは恐らく、人を喜ばす人の裏側には誰にも見せない悲しみを持っている・・・ということを伝えたかったのだと感じる。常盤貴子演ずる静流(しずる)にも悲しみを今も引きずり、谷原章介演ずる戸伏航(わたる)も悲しみを抱えているから、似たもの同士が惹かれあう恋愛の法則の通り。
そこで、何故、ピエロ(道化師)というものには涙マークが目に付いているのか、調べてみた。以下はコピペです。これは非常に勉強になりました。さだまさしの「道化師のソネット」がきっと聴きたくなりますヨ。あらかじめ貼り付けておきます。→https://www.youtube.com/watch?v=LzuQjMSZDHM&list=RDLzuQjMSZDHM#t=0
昔々、ある国に演技のうまい道化師がいました。その道化師が演技を始めると、どんな仏頂面の人も笑顔になりました。彼はみんなの人気者で、彼の演技を一目見ようと近隣諸国からも大勢のお客さんがやって来るほどでした。ある日、王様が来賓へのレセプションのために、その道化師と小屋の仲間を呼びました。しかし、レセプションの当日に彼の息子が大病を患い寝込んでしまいました。この子は、長く子宝に恵まれなかった夫婦にとって、やっと生まれてきた一人息子で、夫婦はこの子をとても可愛がっていました。
「今日のレセプションは断ろうか?」
そう夫婦が話していると、息子がベッドの中からこう言いました。
「パパの道化師大好きだよ、だってみんながパパを見て笑顔になるんだもん。僕は大丈夫だから、パパはみんなを笑顔にしてきてよ!」
彼は後ろ髪を引かれつつも、レセプション会場へと向かいました。道化師が会場で準備をしていると、小屋の仲間が口々に言いました。
「こんな日くらい休めばいいものを、そんなに名声が大事なのか!」
道化師はいつものように演技を始め、いつものように観客をわかせます。
「自分の子供が苦しんでいるのに平然としてやがる!なんて奴だ!!」
道化師は演技を続けます。観客をわかせ続けます。ショーの半ばに、使いの者があわてた様子で現れました。使いの者が道化師に耳打ちします。
「息子さんが先ほど息を引き取りました、帰ってあげてください。」
けれども、道化師は演技を止めません。観客をわかせ続けます。
「子供よりも名声を取りやがった!子供を見捨てやがった!!」小屋の仲間は言いました。
それでも道化師は演技を止めません。観客をわかせ続けます。
しかし、いよいよショーも終わりにさしかかった頃、客席がざわつき始めました。
「道化師が泣いてる・・・」
「みんなを笑顔にしてきて!」
彼は息子との最後の約束を果たすためにステージで演技を続けていたのですが、観客の子供と息子がダブり、泣いてしまいました。顔は笑ってるのに、体は楽しそうに動いているのに涙が止まりません。彼は演技中に泣いてしまったことを恥じて、その後は二度とステージに立ちませんでした。人々は彼を惜しみ、また彼を讃える意味で道化師のメイクに一筋の涙を描くようになりました。道化師の笑顔の下には、深い悲しみが隠れているのです。
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ドラマ「三つの月」 [ドラマ]
2015年のスペシャルドラマ「三つの月」を観た。
北川悦吏子(えりこ)脚本という紹介だったが、彼女が誰か知らずに借りた。私たちと同世代の原田知世の現在を観てみたい!という単純な理由だった。実は北川悦吏子女史は「愛していると言ってくれ」や「ロングバケーション」などのヒットメーカーで恋愛の神さまとまで言われているらしいが、不倫をテーマにしたのは今回が初めてらしい。
岐阜県の白川郷を舞台にしたピュアな不倫・・・とでもいうのだろうか、不倫自体がピュアではないから、プラトニックな不倫とでもいうのだろうか?濡れ場は無く、会って会話して、電話してお互いを思いやる、そんな程度の関係だがなかなか勉強になった。
まずは「一月三舟」(いちげつさんしゅう)という言葉の意味:一つの月も、止まっている舟、北へ行く舟、南に行く舟から見るとそれぞれ異なってみえるように、お釈迦さまの教えは一つなのに、人はそれぞれの立場により異なって受け取るということ。
そして文豪:夏目漱石は「I LOVE YOU」を「月がきれい」と訳したということ。それを知っていて「月がきれいです!」と伝えるという心憎いピュアさ。今度から私もウィットに富んだ女性には「月がキレイですね!」と言ってみようかな?
実はこの作品「月」をテーマにした三部作目だったらしい。早速、 第1弾「月に祈るピエロ」(常盤貴子主演)と第2弾「月に行く舟」(和久井映見主演)を借りてきた。相手役は全て谷原章介。また追ってご報告します!
月に祈るピエロ 月に行く舟 三つの月 月シリーズ三部作 [DVD]
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日常を少し変えてみる [社会]
男は毎日、ヒゲを剃らないといけない。いけないことも無い、ヒゲ面で済む仕事の人もいるから義務ではない。
でも一般的には身だしなみとして、不快感を与えないためにも剃るのが一般的である。
10年以上使っている電器シェーバーが調子よくなく、剃っている自分が不快感を持つようになった。
そこで、カミソリによる手剃りに久々にしてみた。
いつかのオリンピックで水泳:北島康介が放った「チョー気持ちいい!」の心境である。
いつもの何気ない日常を少し変えてみるだけで、感動がある。
例えば、いつも通る道を変えてみる。そこに意外なお店や綺麗な花が咲いていたり・・・。いつものコーヒーを変えてみる。そこに意外な味の新発見があったり。いつもかけるドレッシングを醤油に変えてみる。そこに和風の楽しみがあったり。いつも割る焼酎に違うものを入れてみる。そこに新たなお酒の楽しみ方が増えたり。発見や感動の連続かもしれない。
私の今年最大の変化は「映画」→「コミック」である。いつも暇さえあれば、映画やドラマを借りて観ていた。息子のある一言で親である私が変わったのだ。そこには大きな広い世界が私を待っていた。46年も待ってくれていたのである。待ってくれていただけではない、常に日々新しいものを創り続けながら・・・。だから宇宙は拡がり続け、私たちは無限の楽しみを受けることが出来る。
かといって映画を観るのを辞めた訳では無い。今、一番楽しみな映画はトム・クルーズ主演の「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」である。第1弾の「アウトロー」を観て、ミッション・インポッシブルシリーズとは全く違う彼の真骨頂を鑑賞したからだ。「アウトロー」を小さいモニターで何回も観て次は映画館で観たいと思っていた。
https://www.youtube.com/watch?v=Jj77jql0Mbg
話は少し横道に剃れた、違った反れたが、今日は上手く剃れたカミソリという存在に感謝したくなった。
ありがとう日常、ありがとういつもと違う日常!
もしもインターネットがなくなったとしたら・・・ [社会]
今は一世風靡したバンド:ワン・オク・ロックのインディーズデビューミニアルバム(今はネットで3万円ぐらいするらしい)の1曲目は「もしも太陽がなくなったとしたら・・・」を思い出した。これはかなりの名曲で、ワンオク好きな同級生にプレゼントしたらメジャーアルバムしか知らないそうで、大そう喜んでくれた。(もしかして喜んだのはネットオークションで高く売れるから!だったのかもしれないが)
先日、当地域では猛烈な暴風雨だったようでこれは予報外だった。
窓を開けたまま外出していた私の部屋は二階だが窓際が水浸しになっている様子に驚いた。
ど田舎でwifiを使っているが、少しでも窓際の方が電波状況が良いので4年間同じ位置においている。そのwifiが水に濡れて使用出来なくなった。「wifiを買い換え」ればそれまでの話だが、「もしもインターネット出来ないことになったら?」を想像してしまった。今回は携帯は別の話なので大事な友だちとはメール出来るし、電話だってできる。でもインターネットだけ出来ない・・・。という状況を考えた。まずは自分のblogの更新が出来ない。(そんなことは大したことでなく)日々観ていた人のblogが観れない・・・これに危機感を感じた。というのも自分の見方というは高校生の頃(といっても18歳が平均値)から変わらないらしいから、この発想は恐らくこれからも変わらないから書き込む観点は変わらない。だから恐れもしないし批判されても困らない。何故なら変われないからだ。
私が知らない観点は他所から読むしかない。故に他のコラムやブログを日々読むことで自分の中に違う観点や見方が勉強になるのだ。まさに自分の中の宇宙が無限に拡がるのだ。
でも、何かのことで・・・私のようにwifiの故障で、インターネットに繋がらないとか、犯罪を犯して収監されて閲覧出来ないとか・・・。
(毎日、拘留というのだろうか・・・犯罪で捕まり保釈するまで数日間警察署で取り押さえる人の為に毎日毎日警察の人がパンやコーヒーを数点セットで買いに来られる。それだけ日々犯罪者が居るということだ。人口4万人ぐらいの小さなところなのに・・・東京とか大阪とかどないなってんのやろう?と思ってしまう。)
昔のように、TVや新聞に頼るしかないのか?と少し悲しくなってしまった。もう昔には戻りたくない。このネットという文明の利器を何とか復活させねば!・・・とwifiの機器を開け、水濡れしているバッテリーを拭き、simを取り出し丁寧に拭く、simが入っている基盤をティッシュで綿棒のようにして中を何回も拭き取った。これがダメなら明日、早速買い換えようと何度もチャレンジしている間に電源が入り、パソコンもwifiを感知した。
リオオリンピック卓球女子の福原愛選手が団体で銅メダルを取った時に「やっぱり神さまっているんだな!と思った。」というコメントが私の脳内にも宿った。彼女が言いたかったことはこういうことだったのか?!(ちげぇーよ!)
神さま「まだまだ、そなたの脳内の宇宙を拡げよ!」とのメッセージなのかもしれない(笑)。
自分との闘い [社会]
明らかに「バイクに乗っています」という格好(というよりヘルメットを持っていたからかもしれないが)、夜、コンビニに入ったら店員さんに「厳しい季節になりますね!」と言われてびっくりした。「この人、人の気持ちがわかるなぁ・・・」と。最近は「人の気持ちがわからない」大人もいる。とっさに返したのは・・・
「そうなんですよ!これからの季節、『自分との闘い』ですね!」
別に移動手段がバイクだけなら自分と闘う必要もないが・・・車という快適な乗り物もあるので、寒い中、バイクにするか車にするかが自分との闘いなのだ。
ここでふっと感じた。
私だけではない。人間みな自分と闘うために生きているのではないだろうか?・・・と。
例えば、ダイエットをしている人が甘いデザートの誘惑に「食べたい!」でも「やめておこう!」いや「ちょっとぐらいなら」とか。私のような痛風患者が医師からビールは1日350ml1本までと言われているのに「もう1本」でも「やめておこう!」いや「今日だけなら」とか。blogを毎日書こうと決めたのに「今日は稲刈りで疲れたからやめておこう」でも「誰かが見てくれているかも」いや「明日まとめて記事にしよう!」とか。ウィンドウショッピングをするだけと街を歩く女性がひとめぼれの服を発見。「欲しい!」でも「やめておこう!」いや「来月我慢するから今月ぐらいは」とかetc・・・と挙げたらキリが無い。
これからの寒くなる季節、バイクに乗っただけで「自分に勝った!」と過信してしまう自分がまた怖い。過信=事故ともいえる。バイクに乗って無事家に帰った時点で「やっと自分に勝った!」と思うようにしよう。
いろんな人がいろんな自分と闘っているんだろうなぁ。死ぬまで闘いは終わらないのかもしれない。まぁその為に生かされているのかもしれない。
稲刈りについて議論 [社会]
我が家の稲刈り始まった。
といっても、兄弟義理姉妹(4人)が手伝う訳でもなく、未だに私一人で行っている。去年までは70代の老夫婦も現役を貫いていたが、「もう出来ない!」という宣言を言い出したので「俺一人でやる!」と逆宣言をし、私一人でやることとなった。
最近の稲刈りは「コンバイン」(稲刈り+脱穀)というセットが主流で我が家のように①稲刈り②竹組み③ハゼ干し④脱穀という2工程多い。この2工程がどれだけ無駄かという議論になった。干すというのは乾燥させるという意味だが、約1週間干すが今回のように刈った直後に大雨、台風襲来もある、もしも奇跡的に1週間雨が無かったとしても、朝露に濡れて日中の天日、そして次の朝の朝露に濡れる(ここで、アルフィーの「メリーアン」を思い出す)。台風なんか来ようものなら、風の煽りを受けて、ハゼ干ししたものが一部倒れる。それを再度やり直す、もしくは台風襲来前にワラを倉庫に一旦非難。・・・といった災難が想定されるのである。何もなければラッキー的な運に頼るのだ。この集落で天日干しをしているのは我が家だけである。
その理由を聞くと・・・①「天日干しの米が美味しい」と信じている。②「乾燥させるのにお金がかかる」③「コンバインを買うのにお金が掛かる」④仮に乾燥に出したとして帰ってきたのはうちの米では無い。ということがわかった。
検証まずは①・・・比較したことは無いらしい。ということは幻想かもしれない。※私の持論、文明開化前は乾燥技術も無いからこの方法しか無かった。周囲の農家はコンバインを導入済。それを旧態依然でやっているうちはコンバインを買うお金が無いと思われているだけなのでは?
検証②乾燥させるのにお金が掛かるのは事実。でも今現在、私たちのような小規模農家がお米を作っている時点で肥料代や固定資産税や耕すガソリン代で既に赤字。周囲は耕作放棄地多数。何故やっているのか?を聞くと・・・「米を一度やめるともう出来なくなる。」「代々やってきた先祖に申し訳ない」とのこと。うちの家は菅原道真が大宰府に左遷される際に暴風雨に遭い「おもてなし」をしたことから約1100年の歴史があるそうだ。その頃から米作りをしていたとしたら、確かにこの代で止めるのは心苦しい。(かといって、この議論は米作りを止める止めないではなく、私の代(私現在46歳だから親の限界という74歳までのあと28年間はやるつもりだ!・・・といっても母の兄は91歳で現役米作り農家で尊敬に値する。ということはあと45年間は米作り出来るということか?でも伴侶が離婚で既に居ない私にとっては無理なのか?いやそのおじさんも伴侶を亡くしてからも現役でがんばっておられる。ということは私の言い訳は91歳までは通用しないので!笑!涙!(先日も農薬散布:残念なんがら無農薬ではありません。③農薬バンバン→②減農薬→①低農薬の①ではありますが、農薬散布をしました。カメムシやバッタや蝶を殺すために・・・散布しながら私は絶対に地獄に行くと思った。それでなくとも日頃の行いが悪い為絶対に地獄に行くと覚悟しているのだが。話は横道にそれたが、そのおじさんも私たちが行う農薬散布を行ったのだとか。この農薬散布というのがものすごい重労働(数キロの農薬を背負って、ぬかるみを炎天下の中歩く)で約1時間で死ぬか!と思う程の例えだが、そのおじさんも死を覚悟してでもも(していないと思うけど)息子や孫のための米作りを守る姿勢を想像しただけで、恐れ入ります。私より年上の人が農家をしているだけが尊敬に値します!何のために米や野菜を作るのか!って話になりますから・・・)
③お米の乾燥を委託させるのにお金がいる。
天日干しはただ。この発想なら私は嫌だが、天日干しの方が機械乾燥より美味しい。これは大いにやる気が出て大歓迎だ。7軒にいつも年間契約分を買っていただくのだが、「天日干しだから美味しい」と1軒だけには言われるには確かだ。これはおべんちゃらなのでは?といつも思う。実は自分で食べ比べたことがないから。でもそれが真実ならこの農法を守るのもあり!かな?乾燥させるお金をケチっている訳ではなさそうだ。来年からお金掛かってもいいから乾燥させようか?と両親が議論し始めているから・・・。
④これが一番重要で・・・知らない農家もある程。
コンバインで乾燥に委託でJAに出した場合、戻って来たお米はうちのお米ではない。
考えてください。大規模な乾燥工場で・・・1袋30キロのやっと収穫できたお米を「乾燥して下さい!」と出したとしよう。乾燥工場は大規模な施設で運営している。30キロ単位で乾燥させている訳ではない。あちこちから持ち運ばれたお米を一箇所に入れて、乾燥させる。そして還元(農家に戻す場合)はどこのだれべえ!お米一粒一粒に書いてある訳でないので、当初依頼のあった30キロを配布するだけの話である。こんな話を農家にすると・・・「知らなかった!」と自分のお米が戻って来ていると信じている農家もあるぐらいだ。
例えば、手塩にかけた息子や娘が帰ってきたら別人だった。こんなのは嫌だ。国産米と思って買ったけど、実は海外産だったというショックは意外と大きいかもしれない。
うちの親がどのレベルで天日干しにこだわっているのは未だに不明だ。私の代になれば新たな手法で米作りをしようと思っている。赤字だから米作りを止めるとも思っていない。黒字で米作りが可能だからだ。でも今の親の考え方では無理だ。50年間の彼らの米作りに口出すことは世代交代していない限りできない。でもこれは親が居ないのが前提(というよりも全ても於いて私の新しい米作りのやり方を批判するのだから、親を殺すようなことは出来ない。)だから口にするのもご法度であるだ。
コミック「喰う寝るふたり、住むふたり」 [コミック]
マンガ「喰う寝るふたり、住むふたり」を読み始めた。
コミックを2泊40円でレンタルする術を覚えて(頭文字Dのおかげ)でコミックコーナーを閲覧するようになった。
この作品は2015年に5巻で完結している話だけど、先月レンタルランキングに未だに食い込んでいきているので気にはなっていた。その理由が分かった。口コミで続いているのだ!1・2巻観ただけだがめちゃめちゃ面白い。NHKBSプレミアムで実写版化までされているが、DVD化には至っていないようだが(こんなに面白い作品をDVD化しないのはおかしい。版権をとったNHKのセンスを疑ってしまう!恐らく、視聴率でDVD化を決めているのかもしれないが愚の骨頂である。私みたいに原作に惹かれてリアルドラマ(視聴率世界)を観ていないけど、DVDを観たい人達はたくさんいるはず!しかも小西真奈美と金子ノブアキの「のっぴきならぬ事情前編・後編」なんかは貴重な作品である。カップルの床事情について語る貴重な話だから)
しかし・・・基本的には・・・脳は動画(動くもの)に関してはあまり働いていないそうだ。静止画に対して(これは何なのか?とか、これは何を表現しているのか?とかいろいろと考え巡らして自分なりに働かせているそうだ。)故に脳にとっては動画は無意識、静止画は活性化しているのだとか。今年後半は面白いと言われている脳の活性化を図るべく「コミック」にハマるぞ!と言った手前からめちゃめちゃ面白い映画が上陸予定。その映画についてはまた書きますね!
喰う寝るふたり 住むふたり コミック 全5巻完結セット (ゼノンコミックス)
- 作者: 日暮キノコ
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2015/03/20
- メディア: コミック
コミック「聲の形」 [コミック]
コミック「聲(こえ)の形」を読み始めた。というのも映画「君の名は。」の上映の際の予告編で9月17日上映とのことで、今まで(てか漫画を読む文化がこの46歳まで無く、最近取り組み始めた文化なので、それまでは・・・えぇ歳したおっさんが漫画読んでる!と馬鹿にしていた。しかし、人生が180度変わった。これは息子が変えてくれた!・・・というのも8年に渡る息子との月に一度の面会日に漫画を買ってやっていた。タイトルは「頭文字D」当初これなんて読むの?と思ったほど:正解はイニシャルディである。その息子が免許を取り、その息子に中古車を買ってやろうと思い『どんな車が欲しい?』と聞くと・・・『リトラクタブルのロードスター』というではないか!リトラクタブルというのはスイッチを押すとライトがパカッと見開く、昔のスーパーカーモデルの今は無いタイプ:過去作ではマツダRXー7、ロードスター、ホンダプレリュード、トヨタトレノ・・・とまぁ数十年前の車である。私が乗っている車(7人乗りワンボックスカー)を売って、買い換えようと安易に考えた。私の2000年式の車は1万円。しかし、25年前の(カープが前回優勝した年に生産された車)マツダロードスターが38万円。「どういうこと?」と思いながらも息子がこのタイプが欲しいという。今年の年賀状で私の大先輩が「念願の車を手に入れました!」的な内容で写真と共に1980年代の日産「Z」を観ていたので、「動けば、あり!」なんだな!と背中を後押ししてくれた。ありがとうございます!「夢だったあの当時のZをご購入され」(物持ちの良いおじさんと言われているそうですが・・・笑)話を元に戻すと・・・何故息子がその車が欲しいか?というと漫画「頭文字D」に出てくるのだという。しかもFRしか興味ないとも。FFしか乗ったことの無い親父としてはFRの良さを全く知らないので反論のしようもない。※FF:フロントエンジンフロントドライブ(前輪駆動)、FR:フロントエンジンリアドライブ(後輪駆動)では、ここでいろいろな疑問からまずは私自身が・・・漫画「頭文字D」を読んでみようではないか!と思い立った。それが今年の2月か3月のことである。読み始めると止まらなくなった。なんと全48巻あるのだ!先にアニメ68話を全部見た後だったのだが、なんと効果音の出ない原作漫画の方が断然面白いのだ!(息子はアニメは観ていない模様)そうか、これが漫画(コミック)の面白さなのか?と教えられた。ある人曰く、「動画を見せられてもも脳は働いていないそうですよ!」「逆に静止画を観て脳はいろいろと働くそうですよ!」・・・。これだ!脳の活性化!なのだ。映画もドラマもアニメも素晴らしい。しかし、自分の脳自体はそんなに使っていないのだ。小説や漫画はそれを自分の脳の力で読み解くのだろう。だから忘れられない体験なのだ。同じ小説や漫画を読んでも感想や感じ方が違うのはそのせいだ。先日のアニメ「君の名は。」の試写会コメント見てほとんど同じ内容だったのはそのせいだ!脳で考えながら見ているのではなく、観させられているのだろう。話は変わるが食べる時はTVとか何も見ない方がいいらしい。ながら族は要注意。今日は本題に入れない…。お詫びに「聲(こえ)の形」の舞台挨拶の内容で少しでも良さが伝わればと思います。2015年「このマンガがすごいオトコ編第1位」でこのマンガの凄さが伝われば幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=Zugl3L96BqE
https://www.youtube.com/watch?v=aJSXEsoT-ZI
映画「星を追う子ども」 [映画]
2011年公開の新海誠監督作品「星を追う子ども」を観た。
私が新海作品に触れたのは純愛もの「秒速5センチメートル」→同じく純愛もの「言の葉の庭」→SF「雲のむこう、約束の場所」→純愛SF「君の名は。」→SF「星を追う子ども」という順番になる。
製作順はSF「雲のむこう、約束の場所」→純愛「秒速5センチメートル」→SF「星を追う子ども」→純愛「言の葉の庭」→純愛SF「君の名は。」ときている…ことからみて、新海監督のやりたいことはSFなのかもしれないが、興行的にSFではヒットしなかったので(いや、ヒットしたのかもしれない。)誰もが共感できる純愛もので仕切り直し!といったことなのだろうか?神木隆之介君も「星を追う子ども」30回観たとは言っていない。「秒速5センチメートル」を30回観たと言っている。私の中の順位は①「君の名は。」②「秒速5センチメートル」③「言の葉の庭」となり、やはり純愛ものを期待してしまう。
本作品は、スタジオジブリか?と思う程である。
「シャンバラ」とか「アガルタ」とか地球の内部に存在すると言われる別の世界と表の世界との物語。
これはスターウォーズ(①か②)でも似た話が描かれており、ある星の内部(内側)にもうひとつの別の世界があるという。私も何かで読んだことがある。「ムー」だったかもしれない(笑)。ある漁師の親子が北極海で漁をしていたら暴風雨に遭い遭難して、気がついたら温暖な気候の世界を舟で通過し(結果的にそれが地球内部だったのでは?という仮説)。というのも・・・親子はそのまま漂流して、気がついたら南半球の喜望峰沖(アフリカ)に出ていた…からである。
私はこんな話大好きだが、一般人にとっては・・・純愛「秒速5センチ」の次が本作品なら、ヒットしなかったのだろうなぁ・・・それで期待に応えて純愛「言の葉の庭」となったのか?で、次の結果が現在上映中の最新作「君の名は。」は純愛とSFの合体作で折衷案だったのかもしれない。
アーティストは難しいだろうなぁ・・・一般大衆の期待に応えるべきか?自分のやりたい作品を作るべきか?
そのアーティストが本当に好きならどちらの作品が出てきても、ひっくるめて好きとなるのだろうが・・・。
私はドイツのヘビメタバンド「ハロウィン」のCDを30年近く買い続けているがもう最近は惰性である。「ここまで買い続けてきたのだからどんな作品でも受け入れる」的な。最近(といってもここ16年)は初期に戻ってきてくれたが、途中「お前らビートルズか?」という作品もあり、(いやビートルズをこよなく愛する友人も複数いるので批判している訳ではなく、ヘビメタバンドがビートルズになってどうすんの?という話です!ので・・・)でも私は彼らをこよなく愛しているので(ビートルズでは無く、ハロウィンを・・・)そんなビートルズサウンドも好きだった。
分からない訳ではない、自分たちが影響を受けたアーティストに対する、いわゆるオマージュ的な?作品という作品。
この「星を追う子ども」は宮崎駿氏へのオマージュだと語っている※wikiより「オマージュ」:オマージュ(仏: hommage)は、芸術や文学においては、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事。また作品のモチーフを過去作品に求めることも指す。しばしば「リスペクト」(尊敬、敬意)と同義に用いられる。
そんな訳(どんな訳?!)で、私は新海誠氏が純愛だろうが、SFだろうがその作品が大好きです。地球内部別世界説:シャンバラ(アガルタ)世界を私も信じているから(笑)。それと、一度好きになった人とかアーティストとか嫌いになれないです。それは自己全否定に繋がるから・・・
映画「君の名は。」 [映画]
「秒速5センチメートル」の新海誠監督作品「君の名は。」を観た。
昨日、youtubeの映画宣伝で出演していた今回の主人公の声優役(で俳優の)神木隆之介君が「新海監督の大ファンで『秒速5センチメートル』は30回観ました!」と言っているのを聞いて、私は5回ぐらいだが、上には上が居るもんだ!と思い、どうしても映画館で観たくなった。
http://www.kiminona.com/index.html
https://www.youtube.com/watch?v=n5PTXYUV3hA
恋愛映画と予想していたが、後半予想外の展開で胸が締め付けられる感じで、祈りに近い感情で観ていた。
氣が付いたら涙が頬を伝っているというシーンが何度かあり、無理やり泣かせるのではなく、ストーリーで泣かせる。
音楽もメロディが命だが、映画も脚本というか物語が命である。評判の映像美は勿論だが、この新海誠の頭の中身は唯一無二である。43歳にして世界に誇れる日本の存在である。帰り道にまだ観たことの無かった「星を追う子ども」を借りた。SFよりも「秒速5センチメートル」や「言の葉の庭」といった恋愛もので彼のファンになったもので、対象から外れていた。観たらまた追ってご報告します! 最近、映像で楽しむよりもコミックで自分の脳で時間経過を氣にせず、ゆっくり楽しむという術も知ったので「君の名は。」コミックも読んでみたい。
君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
- 作者: 加納 新太
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/07/30
- メディア: 文庫
※10日間の興行収入38億円だそうだ。今日もレイトショーなのにすごい人だった。このペースだと「千と千尋の神隠し」304億円までは行かないだろうがこのペースだと日本史上歴代5位のポニョと6位の風立ちぬの間ぐらいだろうか?と推測。といってもこれはアニメ興行ランキングでは無く、日本映画史上ランキングだからどれだけのハイペースか?というのをご理解いただきたい。納得の中身である。上映終わるまでにもう一回観に行きたい程だから・・・
ヨーグルトは違う菌を2種類 [健康]
私はプレーンヨーグルト生活を始めて腸の快適さに手放せなくなった。「快適さ」というのは汚い話、快便のことである。
つい、二ヶ月程前にヨーグルトを欠かさず食べているのに便秘ぎみになってきた。
ある人に相談すると・・・「同じ菌だとサボり始めるそうですよ!」「一ヶ月毎に違う菌のヨーグルトを食べるのがいいですよ!」とアドバイスをもらった。
するとどうだろう・・・違う菌のプレーンヨーグルトに変えると・・・「劇的」な変化があった。汚い話、大量に出るのだ。
それから1ヶ月半、同じ菌を食べ続けた。するとどうだろう?やはり便秘ぎみになってきた。今回は実験も兼ねてだから、1ヶ月超でどうなのか?自分を実験台に測定してみたがやはり1ヶ月が限度なのかもしれない。
と、思っていた矢先・・・最新ニュースが飛び込んできた。
二種類の菌を同時に食べるのがベスト!なのだそうだ。
そこで考えたのだが同じ量を二種類だとコストが倍増するので、量を半分で毎日2種類にしてみようと思う。結果は2ヶ月後ぐらいに追ってご報告する。
というのも・・・同じ菌だとサボる理論と同じで、違う菌同士が存在すると緊張感があって活性化するのだとか。
以前こんな話を聞いたことがあるが、漁師が海上で釣った同じ種類の魚をいけすに入れて港まで持って帰ると既に弱っているのだとか。新鮮な方が高く値がつくので死んだりすると価値が下がる。
そこで同じいけすに違う種類の魚を入れておく。すると、港に戻ってもいきがいいのだとか。これは違う種が居ることで緊張感が保たれ、生存本能が維持されるという話。
魚A「なんやあいつ!?こっちを睨(にら)んどるやないか?」
魚B「なにあの野郎!こっちを睨んでるじゃないか?」
気が付いたら、生きたまま市場で高値でセリに掛けられていた・・・。
人間でも同じかもしれない。仲の良い仲間同士の職場だとぺちゃくちゃおしゃべりしてダレてしまい、生産性が落ちる。しかし、厳しい上司が一人居る(とか、めちゃめちゃ真面目に黙々と働く同僚が一人居る)だけで、自分もボヤボヤしちゃおれないなぁと一生懸命働く・・・みたいな。
とっくの昔に共産主義も終わった訳だから、人間社会と腸内も同じなのかもしれないなぁ・・・。
事件は現場で起こる [社会]
織田裕二主演の「踊る大捜査線」は一度も観たことがない。しかし、このフレーズは何故か知っている。
「事件は会議室で起きてんじゃない、現場で起きてんだ」
私はこのフレーズが大好きだ!というよりも短縮した「事件は現場で起きてんだ!」というわかりやすい標語的教訓が…!
私の社会人人生の過去を振り返れば・・・嫌という程「言いたい!」フレーズである。でも心の声で留まっている。
それに近い事を何度も言ったことがあるが(言う人の方が珍しく・・・私も織田裕二顔で・・・一度似てますね!と言われたことがある。美形ではなくいわゆる猿顔なだけである(笑)他にも言われたのは・・・ソフトバンク元監督の秋山・・・エレファントカシマシのボーカル宮本、大地の子の上川隆也(中国残留孤児の話で母からは「あんたに見えて涙・涙で見れんかった!」とまで。共通している猿顔で想像してください。笑・・・ブログサイドバーの似顔絵は全然似てない!と私を一番知る親友からは批判を受けました。私の中のイメージは「いつもこんな感じ!」と思い選択したのですが・・・てか、かなり話が横道に反れました。)
いつも「現場の声」を聞いて下さる人も居られました。しかし、その方は何の権限もなく、ただ聞いて共感して下さるだけだったのですが・・・現場サイドはそれで十分なんです。どうせ、机上の空論で動かしている人にとっては理解出来ない世界ですから。理解出来ないことを話しても無駄なだけです。でも伝えようとする努力は必要かと。100の内1でも穴が開けば、現場の勝ちなのでは?ダメな人(や世界)に対しては言うこと(織田裕二のように)そして次は言い続けることが大事。これが難しい。(言う側もエネルギーがいるので「もう言わない!」 とあきらめてしまうから)
私も「この人何言ってもダメだな?」と思えば、次は言わないタイプですから・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=lSL2RlMl3TQ
踊る大捜査線の先程の正式文言を検索してたらこれがありました。ドラマも映画も見たこと無いけど、いきなり最終話名場面・・・。泣けた。二回観た(笑)。踊る大捜査線借りて観ようか観まいか・・・迷っています。https://www.youtube.com/watch?v=20mlK4Br4Fw
私の親友が顔も雰囲気含めてギバちゃん(柳葉)そっくりで・・・なんだかこのシーン↑は私と親友の名場面のような氣がしてきました(笑)。↓以下の写真見て「あ!○○ちゃん(私の呼び名)!」という人結構いると思うけどなぁ・・・私だけかな?猿顔万歳!(改めて笑)
神さまはいるんだな! [社会]
ブラジルオリンピック卓球女子:福原愛女史の個人試合をたまたま見ていた。
最後はエッジボールで敗戦決定。エッジボールというのは卓球台の角に当たって予想外の角度で跳ねるので絶対に打ち返せない。これは卓球では自然なことらしく、失点もやむなしなのだが・・・エッジ(角)ではなく側面に当たったのではないか!?ということで抗議していた。いわゆる、呆気ない幕切れである。(解説も側面であればストンと下に落ちるので判定は覆らないでしょうねぇ・・・と非情なものだった。
10数年前のある宿泊型研修で、二人一部屋で、国立大学医学部教授の方と一緒だった。
勉強会が終わり、二人で部屋飲みが始まった。
その方は皮膚科の権威であったのだが・・・「○○さん、医療の最先端の世界では・・・神さまが居る!としか思えない世界があるんですよ!」とおっしゃった。
以前読んだ遺伝子研究の権威:村上和雄氏の本にも似たことが書いてあったのを思い出す。
先日の、福原愛選手が個人戦(エッジボールで負けて)でメダルを取れなかったが、団体戦では最後の最後で勝利が決まった瞬間はなんと「エッジボール」による結末。これにより団体戦では銀メダル獲得。福原愛は「やっぱり神さまはいるんだな」とコメントを発した。
私のような凡人には気づけ無いが、最先端の世界に居る人たちは気づいている。
そのコメントから、私たち凡人にも「神さまがいる」ことを教えてくれている。
夏の思い出の立役者 [社会]
私が小さい頃の夏休み、近くの公園で夏祭りが毎年あった。
住民たちが参加するカラオケ大会がメインだった。主婦の人たちがカレーやおつまみやジュースを販売する。ただ、それだけ・・・。出店がたくさんある訳でもなく、金魚すくいがあるくらい。
地域の自治会が手作りでやる夏祭りだった。
そんな小さなお祭りも私の中の記憶では「楽しかったなぁ・・・」という大切な思い出だ。
そんな小さなイベントも実行するのは大変で、今はもう夏祭りは行われていない。
お祭りのカラオケ大会でずっと司会をしてきたのが、自治会長のおじさんだった。ユーモアたっぷりで気さくなおじさんだ。その人が居なかったら夏祭りも無かったと言われるほど、尽力されたらしい。
そのおじさんが夜、病院に運ばれてその日の内に亡くなったのだとか。倒れる当日もボランティアで小学生の通学路で立哨(りっしょう)で立って子供たちを見守っておられたらしい。
自治会から葬儀用のバスが2台出たらしい。自治会の人が亡くなって、バスが出ること自体が初めてなのに、2台も出るとは・・・それだけ人望があったのだろう。
他人のために生きることも今世の大切な使命なのだろう。そんなことを小学生の頃の夏祭りを思い出しながら感じた。
私たちのキラキラした夏の思い出を作ってくれて、ありがとうございました。肉体を持っての今世のお役目お疲れさまでした。あの世でゆっくりお休み下さい。ご冥福をお祈りいたします。
誰かの為にいきている [社会]
人は自分の為に生きているのだろうか?
それとも誰かの為に生きているから、生かされているのだろうか?
今現在、息子の為にレポートを書いている。テーマ〔どうしたら自動車メーカーに就職できるのか?〕である。もう4枚目に突入である。何故、こんなことをしているのか?というと・・・私は離婚してから月に一度の裁判所に決められた面会日にしか会えない。もう、かれこれ9年目を迎えた。普通の親子のように一緒に過ごしていたら、食卓での会話やリビングルームでの会話が出来るのだろうが、私の場合は、そうは問屋が卸さない。
息子は高専の4年生だが、来春には就職内定が出る時期だ。親バカで申し訳ないんですが・・・(このフレーズをある人に言うと・・・あなたが、○○君の親バカに成らなくて、だれが○○君の親バカに成るっていうの?と怒られたことがある。それ以降、そうかぁ・・・私は親バカでいいんだ!と自分に言い聞かせている(笑))
息子が通う高専は200名の生徒に対し多い時で約3000社からの募集があるそうだ。
高専(5年生)といっても就職すると高卒扱いになるらしく、それを嫌ってか(昇給とか昇進とか確かに高卒と大卒では大きな開きがあり、生涯賃金も大きく開く)大学に編入(3年生に)する子も(というかコレは親の入れ知恵じゃないかな?)高専から東大編入もあるらしい。確かに大学に入るまでは勉強するが、入学するとサボってしまう。これが日本の大学と米国の大学との違いであるが・・・。)高専の勉強に付いていければ(毎年40人クラスの内5人ぐらいは留年するそうだ!ということはひとクラス40人で入学したのに、卒業するときには10人ぐらいは同級生は入れ替わっているらしい。)
とは言っても、企業側はそこに至る過酷な高専を卒業できる人材を求む!らしく(留年は問わないらしい)、 40人との就職競争があるのだ。
私がレポートを書く気になったのは・・・トンビが鷲(タカ)を生んだ!と感じたからである。
私は理系に行きたかった!モノ作りに興味があり・・・。でも高校の数学や物理が全く分からず(赤点三昧:赤点というのは校内平均点の半分以下)これでは理系の大学には行けないと諦め、3年生で文系に転向した。そしたら、水を得た魚の如く(国語・英語・社会)で難なく文系学部大学進学。
先日、息子とドライブしながら、「物理や数学は好きなの?」と恐るおそる聞くと・・・「好き!」と返ってきた。
これで俄然やる気になった。私が果たしえなかった夢(理系の世界への進出)を代理で応援することでもある・・・と。
高専生が就職率100%なのは理解できるが、妥協の無い世界なのかどうかは不明。実際に就職先決まったけれど、行きたい企業や業種だったかは不明。
息子のように「自動車メーカー」に行きたいのに「他業種」に就職でも就職率でも100%となる。希望率とは異なる。
私の文系脳を駆使して、子供の理系脳を活用させれば、世の中上手くいくのではないだろうか?と思い、文系脳を駆使し、私の就職活動体験記を書いている。(25年前と今では就職活動の様子も違うだろうけど、本質は変わらないはず!)これを記事にしても面白いかもしれないなぁ・・・役に立つのか私の就職活動記?
と、まぁ・・・ 今の私は来年の息子の就職内定の為に生きているのだろう。(生かされているだけなのか!?)