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トイレ掃除(食事前の人は見ないで下さい!) [教育]

今年の夏、親子で「まほろば合宿」なるものに参加させていただいた。※まほろば:大和は国のまほろば・・・美しい国の代名詞のようである。神話の世界であるがヤマトタケルの命が死ぬ瞬間に思い描いた理想の国柄だとか・・・

合宿全体が体験学習のようなものでした。

その中で印象に残っているのがトイレ掃除です。子供の絵日記にも楽しい思い出として登場していました。この合宿の中でもよっぽどの体験だったのでしょう。ここでご紹介させていただきます。

日本を美しくする会 三原掃除に学ぶ会のご指導の下 素手素足によるトイレ掃除の実践を行いました。宿泊会場のトイレを2時間かけて掃除するのですが、当初講師もここは「きれいですね」とのことでした。学校とか公園とかものすごく汚いところもあるそうです。開設約20年の施設でしたがきれいに管理されている様子でした。しかし・・・男子トイレの尿コシ(小便器の下のフタ)を裏返してみると20年ぶりに見るような光景でした。世の中表と裏があります。裏の世界は写真の通りです。

右が使用前、左が使用後(掃除途中)

ものすごく臭い匂いと尿が石となってチョットやそっとではとれない(こびりついた)のです。逃げ出す子供もいました。親が率先して黙々と色々な器具を使って落としていたところ・・・「僕もやりたい!僕にやらせて!」と4人の子どもが志願してきました。

黙々と尿の固まりを落とす姿に講師の先生も「君名前は?」「はるかぜです。」「はるかぜ君かぁ先生は感動した。君みたいな子が大人になったら立派な人間になるよ!」「我々もこうしてトイレ掃除指導していますが私たちもこの子たちを見て学ぶんです!」と我々親におっしゃっておられました。

一緒に別の尿コシを掃除しながら嬉しかったものです。「いつ死んでもいいや!」と内心思ったくらいです。

 

 

後片付けも大事な作業のひとつと教わる。

 

娘の方はこのトイレ掃除がこの合宿で一番心に残る体験だったようで、絵日記に書いていました。素手素足でトイレに入るのもいやだったのが、みんなと一緒にチャレンジして先生にほめられたことが嬉しかったようで、一生懸命先生のおっしゃる通り片付けをしていました。ほめることも大事だということを先生から学びました。

折笠先生、高山先生、宮川先生ありがとうございました!(みなさん会社の経営者でいらっしゃいます。ボランティアで来ていただきました!)

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コメント 8

オオタ

いやー、素直におどろきをかくせません、とても衝撃的な映像でした。。
はじめてみるこうけいでした。素手 素足、とてもおどろきました。。
尿コシ作業なんというのもしりませんでした。トイレ掃除ひとつとってもしらないことだらけ。まさか尿コシというものの裏があんなににっているとは。
とてもおどろいていますくどいですが。
 こどもたちに素直に尊敬と感謝のきもちをもちます。えらいです!
私事ですが、尿コシ掃除と小便器の清掃は実はしていません。理由は、ひとめにかくれてやっているので、大便器の清掃(これは素手雑巾で)のみです。
一度ある人にみつかりかけて、「そんなことしなくてよい」と揶揄されました。
私は恥ずべき行為ではないと考えているのですが、会社はまだまだトイレ掃除などは、専属以外の人はやるべきでない(風潮)というかんじでして。とにかくやれる範囲でやります。今回のブログの子供たちの素手素足をみて、自分もさらにやるきがでました。
ありがとうはるかぜさん
 
by オオタ (2006-11-03 04:45) 

オオタ

そえと、尿コシま清掃してはじめて、トイレ掃除であるということも理解できました。いま僕は、トイレでなく ト掃除ぐらいの半人前レベル。トイレ掃除できる場所をさがしてみます
by オオタ (2006-11-03 04:48) 

はるかぜ

掃除に学ぶ会というのは全国各県内で活動をされておられるボランティア団体です。おそらくオオタさんお住まいの県でも月に1回(土曜か日曜)どこかの小学校や中学校を会場にして体験学習をしていると思います。尿こしに限らずさまざまな氣づきがあろうかと思いますので調べてみてはいかがでしょうか?
それにしても素手雑巾による大便器の掃除を自ら実践されておられるのは素晴らしいです。私などはある研修で言われての実践でしたので、自らというのは驚きです。やる気がでましたという言葉にブログ載せて良かったです。こちらこそ何かのお役に立ててよかったです!ありがとうございます!
by はるかぜ (2006-11-03 09:52) 

naonao

以前塾で英語を教えていたので、子供がちょっとでもできるようになると必ず褒めていました。するとその子がすごい勢いで成績もぐんぐんよくなるということを何度も体験しました。子供を褒めるのは本当にいいことです。褒めたら豚だって木に登ります。子供は豚ではないですけど、それくらいのことが簡単にできてしまうなら褒めない手はないですね。しかしトイレ掃除、素晴らしい教育ですね。学校でもやったらいいですね。
by naonao (2006-11-03 15:30) 

はるかぜ

naonaoさんありがとうございます。英語の先生だったんですね。海外一人旅をされるのも納得です。生徒もnaonaoさんとの出会いで英語が好きになっていったでしょうね。今では海外で活躍している子もいるかもしれませんね。
ほめる・・・大人でも褒められると嬉しいですもんね。素直な子供はもっと嬉しいんでしょうね。
「やってみて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」はある指導者の言葉です。何か言葉が抜けていたかも?
by はるかぜ (2006-11-04 12:30) 

オオタ

トイレ掃除は継続しています。
トイレのスリッパに関して、、乱雑においてある履き替え用スリッパ、三足あるのですが、これは、清掃時だけでなく、使用するたびにきちんとそろえるようにしています。トイレ掃除よりもスリッパそろえのほうが大事なのではないかとおもう基本所作ですが、なかなかそろえるかたがいないでしたが、最近、お一人、少し偉いさんの方が、そろえるようになりました
 概算、多い日で一日、200回以上使用されるスリッパ、会社で僕含め、二人そろえるだけではまだまだ未完ですが、大きな前進だと思います。
(あくまでも予想で、他にもそろえているかたがいるかは未確認ですが)
 トイレをでるとき、スリッパをそろえず退室されるかたを批判する気持ちは一切ありません。ですが、そこそこの立場にある人は最低限そろえてほしい。と、
いつも思っています。偶然トイレで一緒になり、そろえずに先にでられると、ドキドキします。人間性というのが一瞬にしてでる瞬間です。スリッパだけで人を判断していませんが、かなりの確立でその人の本質がでてしまうと考えます。
 靴そろえは次のステップへの段取りよい行為(すぐ履ける)だと考えます。これは実際に履くだけでなく、人生全般に通じると考えます。
会社を辞職したい人ほど、靴はそろえるべきでしょうね。(笑)。。もちろん会社が大好きな人はなおさら、客からみて美しくみえるトイレ入り口や玄関をこころがけなきゃならんと思います。。
 基本所作、他にもいろいろと生活内であると思います。まだまだきづきたりません自分ですが、すこしづつ勉強していきたいです
by オオタ (2006-11-23 06:24) 

はるかぜ

素晴らしいですね、掃除は心磨き、魂磨きでしょうね。
はきものをそろえるのは心をそろえるのでしょうね。
日本旧海軍から『ヨーソロー』という言葉がありますが、記憶が間違っていたら失礼なのですが、『用意そろう』の略だとか。いつでも出れるように。例えばはきものをそろえる、駐車場に車を止めるときもバック駐車でいつでも出れる、道具を使ったら後始末も同じ事でしょうね。簡単なことなんですが次の意識の違いで行動も違ってきます。一事が万事というのも聞きます。ひとつのことが他のこと全てに現れる。ひとつのことができないのに他のことも出来るはずがないとか・・・いろいろと人生勉強です。
それにしても素晴らしいこと(行動・気付き)です。応援しております!
by はるかぜ (2006-11-23 10:38) 

村岡明

先生向けのWebマガジン「教職ネットマガジン」を編集している村岡明と申します。突然のコメントで申し訳ございません。現在日本を美しくする会に参加されている先生の記事を作成中なのですが、こちらのブログに掲載されている、尿こしの写真を使わせていただけませんでしょうか。
お手数をおかけして申し訳ございません。可否をお知らせいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
https://kyo-shoku.net/contact/
by 村岡明 (2012-07-06 11:20) 

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