転んでもただでは起きない [社会]
私の家は、昔ながらの工程で稲刈りの後、ハゼに刈った稲ワラを掛けて天日干しをしている。
今の時代、刈り取りと同時に脱穀をして籾(もみ)にするいわゆるコンバインという機械での作業が主流である。(天日干しはせず、乾燥機にかけるらしい)
うちの田んぼは棚田であり、大型機械が入らないというのが理由でもある。
しかし、それにしても重労働なのである。
竹を組んで刈った稲ワラをかけるだけでも。。。
70歳を過ぎた両親はこの作業(天日干し)をした米が一番美味しいと信じている。
組んだ竹が稲ワラの重みで折れたり、傾いて全部倒れたりすることもある。
そうすると・・・稲ワラを全部外して一からやり直しなのである。
昨日も、ある竹サオが折れて全部倒れてしまった。
普通なら一からやり直すが・・・私の場合、新しい工法を取り入れてみた。
竹を組まずに、直接干すのである。
(お米の花が咲いたような・・・)
なんとも楽ちんに天日干しできるではないか!?
後でネットで調べるとこうして天日干しする地域もあるらしい。
偶然とはいえ、転んでもただでは起きない、何かいい方法はないかと考えた結果である。
というよりも農業の高齢化が進む中で、何か楽な方法はないかと考えたのである。
発明・発見というのは人間が少しでも楽をしたいから生まれるのだと思う。
転んだの(悪い出来事)も偶然ではないからと考えて、何か良い次のことにつなげていこう!
世の中に偶然はないのだから。。。
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