SSブログ

思い出が大事 [社会]

アニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」をしばらく観ていたことがあったが、オープニングに短い文章で教訓のようなフレーズが紹介される。例えば「自分を信じることが出来ない者は、他人も信じることが出来ない。」のような真理を突くようなものである。

その中で私の中で強烈に心に刻まれたフレーズがある。

「大事なことは、父親の姿ではなく、父親との思い出である。」

私は9年前に離婚し、小学生の息子や娘と離れ離れの生活である。

裁判所に認められた月に一度の面会日に会って食事をするだけの9年間。

その間にあった、運動会や音楽会、野球やバスケの試合、小学校の卒業式や中学校の入学・卒業式、高校の入学式などに一緒に立ち会うこともなく過ぎてきた。

しかし・・・先月、ベースを始めた息子(私も学生時代ベース担当)と一緒にスタジオに入ったことを学生時代の音楽仲間に伝えたところ・・・「お前は幸せものやで!」と返ってきた。

音楽をかじった者からすると・・・自分が親となり、息子や娘と一緒に音楽が出来るのが夢のようなものである。

しかし、子どもたちが思春期を迎え・・・「お父さん、臭い!」ではないが、父親と何かをするのを嫌がるようになる。故に夢のように描いていた一緒に音楽をやるなんて夢のまた夢に遠のいていく。

以前、見たドラマで・・・ある父親が大人になった息子と酒を飲みたい夢を持っていたが、息子が家を出て行き叶わず、母の死で戻ってきた息子に言う。「小さい頃の可愛かった子どもの思い出さえあれば親は生きていける」これは真理であろう。私も死なずにめげずに生きてこれたのも、会えずにも「思い出」を頼りにしてきたからである。

私たちはいつかは一人で死んでいかねばならない。例えば愛した異性がいたとしても「失楽園」のようにつながったままで死ぬことは有り得ない。なので、たった一人で「思い出」をあの世への「冥途の土産」として持っていくだけなのである。

今日もあの世への「思い出」を作ってこの世を精一杯生きましょう!

HARUKAZE

HARUKAZE

  • アーティスト: SCANDAL
  • 出版社/メーカー: ERJ
  • 発売日: 2012/02/22
  • メディア: CD



nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0