ドラマ「２０２０年 五月の恋」

WOWOWドラマ「２０２０年　五月の恋」全４話をHuluで観た。

東京ドラマアウォード２０２０　単発ドラマ部門優秀賞を獲得している。

吉田羊が発案し、「最後から二番目の恋」の脚本家：岡田惠和氏と相手役には大泉洋に依頼、息ピッタリの元夫婦を見事に演じている。完全リモートで撮影したらしく、大泉洋は監督とドラマアウォードの授賞式で初対面というコロナ渦らしい作品だ。

約１５分の短いドラマなのだが、カット無しのワンカット映像なので役者魂（記憶力・噛まない・間違えない・しかも演技までする）を見せつけられる。これって全部アドリブなのでは？と思って1回目は観ていたが、wiki経由の監督さんの裏話を聴くと・・・ほぼほぼ脚本通りで、泣く場面もそのままだとか。リハーサルして、演出して、本番1発撮りらしい。改めて大泉洋と吉田羊の二人の凄さを堪能できる。

物語は・・・離婚して4年後、コロナ渦で慣れないリモートワークを行う大泉洋演じる元夫「もとお」がスーパーで働き疲れて帰ってきた元妻「ゆきこ」に間違い電話するところから始まる。酸いも甘いも知りえた元夫婦だからこそ話せるいろんな話で盛り上がり、毎晩どちらともなく掛けてしまうのだ。観ている私たちからするとお似合いのカップルなんだから、また付き合っちゃえばいいのに！と応援したくもなってくる。

全４話で約１時間の二人の電話の会話を観るだけのドラマなのだが、何故か３回も観てしまった程！

昨日の映画「最高の人生のつくり方」の６０代カップルではないが、そんなに出会いが再々有る訳でも無いので、酸いも甘いも知った古き良き出会いを再発掘するのもいいものかもしれないなぁ・・・。人間万事塞翁が馬！

別れも捨てたもんじゃない！再発見の出会いを楽しみましょう！

https://radiotalk.jp/talk/301472　（監督の撮影裏話）