SSブログ

鈴と鈴緒 [社会]

IMG_20210104_094526.jpg

父は生前、「ここまで長生き出来るのは神社のお陰」と常々言っていた。

17歳の時、木から地面に落ち、腹が裂け、十数針縫う手術をし、その後一週間意識不明状態だった…という。神社の総代を四十数年間し、晩年「鈴とヒモを寄付する!」と言っていた。そういえば鈴も錆び、ヒモもボロボロだった。私が、「そもそもどうやって、どこに頼むのが良いか」「何という名称なのかもわからず」弟に相談したところ…弟の知り合いの宮司さん(山口市)に聞くとカタログのコピーを頂いた。「えぇっ!?そんなカタログがあるのか?」と驚いた。フリーダイヤルに電話すると・・・なんと長崎県(当方山口県)だったのもビックリ!それが9月の終わりの出来事。見積書とイメージ図が封書で送られて来て注文依頼をした。

そして父には「鈴と鈴緒、頼んでおいたからね~」「寄贈者の名前で父さんの名前も入れてもらうから、永遠に父さんの名前が残るから~」とも伝えた。

安心したのか、その2週間後にあの世に逝った。(享年:78歳)

その2週間後に立派な現物が到着した。

年末に総代全員で取り付けを行った。

コロナ終息を願う為か、それとも新しい鈴と新しい鈴緒のお陰か?お賽銭もいつもの1.5倍だった。(母と私がお賽銭回収係なのでわかる)


ありがとうございました!(株)民族工芸の皆さま! 御礼の意味も含めて当ブログで写真と共にご紹介させていただきます。

ホームページはこちらです↓



私も後世に名前が残る生き方をしたい!

nice!(7)  コメント(2) 

nice! 7

コメント 2

kawaii155cm

人の生きる意味を教えてくださる、お父様の人生・生き方です。
常に感謝の念を持って生きてこられた方ですね。
そして、その人となりは「はるかぜさん」に受け継がれているのでしょう。
一昨年、義母が他界したので昨年は初詣に行きませんでしたので、今年は3日に徒歩で片道50分ほどの場所にある地域の神社にお参りに行きました。地形をみると、神社を中心にこの町の集落がある事があらためてわかりました。
この神社も昨年は改築工事で長い間、足場が組まれていましたが、初詣では、美しい社殿を見ることができました。
手水鉢にも柄杓はなく、人感センサーで水が出るようになっていました。コロナ対策としてよい方法です。
境内には大きな木の幹を燃やしておられ、その炎にも癒されました。
いつも、お賽銭は、少額です。(気はこころ)
感謝をお伝えしてお参りを済ませました。
娘や同居の義妹はおみくじや琴鈴の根付けを買い求めておりました。
我が家は今日から出勤する者が3名。
夫と私は7日からのお勤めになります。
今日、明日で七草の準備です。畑で七草を探し、収穫しましょう。
2日のNICE!の数、10名を超えていましたね。ありがたいです。今年も活躍できそうですね。
by kawaii155cm (2021-01-05 06:31) 

はるかぜ

3000nice!まであと少し!ひとつの目標でしたので、よろしくお願いいたします!
神社に関しては全て寄付で成り立っているので、日頃から無償の作業という奉仕や資材などの寄付、お供え物の寄付、御神酒の寄付、神社が出来た(菅原道真公との由来)歴史無料お持ち帰り資料の提供などなど、こんな丸い社会があるんだなぁ~と気持ちが温かくなります。やはり、何か物言わぬ精霊がそこに住んで居るのかなぁ~なんて感じます。小高い丘の上の神社で水道も無い為、手水はペットボトルです。そのペットボトルを持っていくのも一苦労。昔はバケツや桶に入れて運んでいたのだろう。その桶も残っている。兎に角、神社の事は後はよろしく!というのが唯一の遺言だったような~。次の世代まで後50年やり遂げなければ・・・(100歳まで生きるのかよ!)
by はるかぜ (2021-01-05 07:43) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント