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認知症の人から見える世界 [社会]

▲父(78歳)が昨年の11月中旬から、言動や行動がおかしくなってきた。噂で聞いていた・・・「血圧の薬を飲むと認知症になる」や「小麦粉食を続けると認知症になる」の二つを数年間継続してきたから、まさに噂の通りになってきた。▲は母である。その母が先日、あるTV番組を観たのを報告してくれた。認知症の権威のお医者さん自身が認知症になり、そのドキュメントらしい。▲重要な二点が印象に残った。①本人のプライドを傷つけない本人から見る景色は今までと一緒▲ということは、周囲の私たちは、今までと同じように接することが大事で、ひどく叱ったり、小ばかにしたり、哀れんだりしてはいけないのだろう。認知症と一緒に生活するヒントの為にメモとして残しておく。▲恐らく・・・この番組と思われるNHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」▲再放送があるようなので、ご興味ある方の為にメモ:1月16日(木)0:55~※15日(水)の深夜です。▲昨年、本も出ているようですので以下貼り付けておきます~

ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

  • 作者: 長谷川 和夫
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/12/27
  • メディア: 単行本

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kawaii155cm

認知症!!
私は、年齢的に今年3月まで仕事を続けることができる予定でした。でも、義母の「認知症」が始まり、大好きな仕事を辞めました。
「まだ、できる。」とデイサービスを利用しながら、仕事を続けていましたが、夜の介護も必要になってきて、しんどくなってきました。仕事はやめられるけど、介護はやめられないので、仕事の方を辞めることにしました。
10年ほど、義母の介護で認知症とお付き合いの日々でした。
認知症って不思議なものです。
初めは認められず、言い争いをすることもありました。
しかし、丸ごとその人を理解するしかありません。いかに言い争ってエネルギーをつかってもその時々がその人なのだと学ぶことができました。
義母はテストが大好きで、認知症の検査もずっと、難なくクリア?「年相応です。」と医師の診断でした。「認知症」との診断が出ないのです。
また、定期的な通院に付き添うと、支えがなければ歩けないようになっても、待合室に入ると、俄然、シャキッとして私に「Kさん、ここのイス(ソファー)にかけさせてもらいなさい。」と言うなど、数えられないほどの驚きの言動がありました。
介護を通して、私は「認知症」は私がその方(義母)を「認知」することだということを知りました。(治るわけではないのです。)
様々な福祉制度サービスをしっかり利用すれば、かなり楽に介護ができます。
しかし、それには出費が伴い、利用できない人も多いようです。また、重い体の移動や特に排泄時のケアは大変です。
私の義母は外に一人で出ようとする人でなかったので、夜など安心して居れましたが、外に出たい方の介護は24時間体制の介護になり、大変な介護をしている元同僚がいます。
デイサービスやショートステイも相性があるし、利用には費用が伴うし、介護者の生活時間も細切れになる、夜中にも起きて、介護が必要、などなど。確かにしんどいです。
介護者や周りの人が本当にその方を「認知」するためには、もっともっと手厚い社会保障が必要です。長い間、社会で貢献してきた方々に感謝をもって人生の終盤を生きていただくための制度が必要です。
「介護についての問題」というけれど、日本社会においては介護だけではなく、若者には就労の問題、給与、少子化、女性の社会進出などなど、問題だらけです。
国は、もっと、根っこからこの国の状況改善に何が必要なのか、考えてもらいたいものです。
私についていえば、本を読んでも、番組を見ても、一人ひとり違う症状が出るわけですから、大まかなマニュアルのようなものでした。個人のマニュアルは本人と介護する人(人たち)で作っていくしかないです。たくさんの学びがありました。もちろん、大まかなマニュアルも役に立ちます。
義母の介護がなかったら、私は介護の体験をせずに人生を終わっていたと思います。みんなから「よく、看てあげたね。」と労ってもらいます。義母はどんな気持ちでこの期間を過ごしていたのでしょう。思うとおりに介護ができていなかったかもしれませんが、精いっぱい務めた感はあります。確かに大変でした。でも、多くのことを教えていただけた感謝がそれ以上にあります。
いつも思うのです。身の上に起ることはその人に必要だから起こり、必ずその人に解決できることだと。しんどいことも、たのしいこともすべて、その人に必要だから起こるのだと。
by kawaii155cm (2020-01-14 05:33) 

はるかぜ

ご丁寧な介護の現状のご報告ありがとうございます。
そうだったんですか・・・10年間、教師というお仕事を辞めてまでの介護だったとは。しかも血の繋がらない義理のお母様。何とも複雑な気持ちになります。やはり、長男のお嫁さんというのは大変なんですね。だから結婚できない長男も多いのかもしれませんね。私の身近に私世代の人5人も存在します。私の父も独特な認知で、やはり本やTVや介護ヘルパーさんの言うことはマニュアルやガイドラインの域に過ぎないのを感じますね。介護する母のストレスも多く、私の役割は母のストレスを軽減することかと考えています。やはり、ピンピンコロリと終末を迎える努力を私はしたい(薬を飲まない、小麦粉を食べない、体を動かすなど)と改めて感じます。ありがとうございます。
by はるかぜ (2020-01-14 10:25) 

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