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耕作放棄地 [社会]

私が住む集落は耕作放棄地が多い。

高齢夫婦が亡くなり、息子の代で作らなくなった、息子たちがやっていたが、亡くなり孫の代でやらなくなった等である。その耕作放棄地に目を付けたのが地元の銀行!さすが目ざとい!安く借りて利益を生む農業をやろうとしていた。銀行が農業に参入。放置しておいた農家はそれだけでも賃料収入があればマシなので話に乗っが、ビニールハウスを作るのに大型トラックが入らないので結果この地域への参入は実現しなかった。


私の近所で農地を借りて、綺麗に畑を作る70代男性が居られ、元技術者なので、研究熱心で、美しい畑と野菜を作っておられる。その方にこの地域の耕作放棄地で米を作らないか?というお誘いがあったらしい。「わしゃぁ、米は作ったことないけぇ~」と断ったらしい。あんな綺麗な畑を作る人なら~とお声が掛かったのもわかるが、隣の私の家では無かったのが笑える。うちは米を作っているのも知っているはずだが、畑は草だらけ、同様に耕作放棄地も抱えている。「これ以上出来るはずがない」と思われているし、美しくない畑だから敬遠されたともいえる(笑)。


弟夫婦たちは来年から耕作放棄地を開拓していくのだとか。


土地は余っているのに、誰も作らない。この単純な問題をどうにか?できれば、日本の食糧事情も多少変わってくるだろう。贅沢な悩みだ…。私一人では規模拡大はしない。体力には限界があるからだ。でも一つのコミュニティがあったとしたら、それは別の話になる。共同で集落を開拓し、生産活動をして収穫を分相応に分配をしてくる。昔の縄文式に立ち返る時がきたのかもしれない。弥生式は支配階級(小作制度)の世界だから、これでは上手くいかない。「新・日本列島から日本人が消える日」を読み終えてからは、私は縄文文化に興味を持ち始めたばかりだ…。


縄文を創った男たち~信長、秀吉、そして家康~ 上巻

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  • 出版社/メーカー: 破・常識屋出版
  • 発売日: 2020/02/10
  • メディア: 単行本

 

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kawaii155cm

「奇麗な畑」・・・憧れます。
自由に、何をどのように植えてもいいスペースなのに奇麗にはできないのです。
奇麗にされているということは、手をかけておられるということ。
トマトやキュウリの誘引だってひと手間かければ、ずいぶん見た目も収量も違ってきます。でも、なかなかできない。
ただ、私もほめてもらうことがあって、「毎日、畑に来ているのがすごい!」と言われます。夫は虫が嫌いなので畑には殆ど来ません。
ばあちゃんの私が一人でコツコツやっているのがすごいように見えるのかもしれません。
近くに、スクラップ会社があり、そこの社長さんも狭い駐車場に出入りしている私を見かねてか、わざわざ足を運んでくださり、道路を隔てた「会社の駐車場を使いなさい。」との有難い声掛けもしてくださいました。
地域の方が、声をかけてくださるのはうれしいです。
そろそろ畑を覆っていたカボチャや冬瓜の大きな葉っぱが枯れはじめ、その実がよく見えるようになってきました。長さが50cmくらいある冬瓜は10個できていました。長期保存ができ、美味しい食材です。
1個は地域の老人会の月1回行われる「タンポポの会」のお昼ごはんに食べてもらうことになりました。1個で40人以上の料理ができるそうです。11月に実施だそうです。これもうれしい。
今日の記事にある、共同で集落を開拓し、生産活動をして収穫!はるかぜさん、中心になって進められてはどうですか。
大型機材が通る道は、後からついてくるような気がします。私の故郷にも「どうして、こんな所にこんな広い道が?いらないでしょう・・・」と思われるような道があちこちにでき、さらに作られています。
by kawaii155cm (2020-10-02 07:32) 

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